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ワンワールドと各航空会社のマイルの貯め方

今度キャセイとブリティッシュを使って海外に行きます。 そこでマイルのカードをためようと思うのですがキャセイ独自のマイレージクラブとワンワールドのマイルのたまるカードどちらをつくればいいと思いますか? ワンワールドはJALも加盟したのでのちに使えるかなぁと思ったのですがキャセイは換算率がいいとも聞いたことがあるので悩んでいます。 詳しくマイルについてもわからないし… よかったらいろいろ教えてください><

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  • Umada
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回答No.2

利用されるのがキャセイパシフィック航空とブリティッシュエアウェイズですと、キャセイパシフィック航空のマイレージプログラム"Asia Miles"[1](*1)で貯めるところに落ち着きそうです。 「ワンワールドのマイレージプログラム」なるものは世の中になく、マイレージプログラムはワンワールド加盟航空会社がそれぞれに独自に運営しています。その中から任意に選んで入会してマイルを貯めることになります。2以上のプログラムを掛け持ち入会しても構いません。 ワンワールドにはキャセイパシフィック航空とブリティッシュエアウェイズのほか、アメリカン航空、ラン航空、イベリア航空、フィンエアー、エアリンガス(*2)、カンタス航空など加盟しています。このほかJALと、ロイヤル・ヨルダン航空、マレブ・ハンガリー航空が加盟予定です。 ワンワールド加盟会社間ではマイレージプログラム上の提携がありますから、例えばイベリア航空に乗ってフィンエアーの"Finnair Plus"に貯めたり、アメリカン航空に乗ってカンタス航空の"Qantas Frequent Flyer"に加算したりといったことができます。 ただしワンワールド加盟会社のマイレージプログラムは全般に、他社便搭乗による加算に関して「ケチ」にできています。航空券の種別によっては加算対象外にされたり、加算してくれても加算率(*3)が低かったりするので注意が必要です。 これらのプログラムの中から選ぶとすると、まずアメリカン航空"AAdvantage"が人気のあるプログラムとして挙げられます。獲得したマイルが実質的に無期限有効なので貯めやすくできています。一方でこのAAdvantageには「キャセイパシフィック便エコノミークラスを、包括運賃(格安航空券、ツアー)で乗ると大部分が加算対象外」という弱点があります。 キャセイパシフィック便のエコノミークラス包括運賃で貯めようとしたら、候補は自社のAsia Milesか、フィンエアーの"Finnair Plus"くらいに限られてきます。カンタス航空"Qantas Frequent Flyer"でも貯められますが加算率は50%と落ちます。 ブリティッシュエアウェイズの"Executive Club"は論外で、割引運賃エコノミークラス(包括運賃のほか正規割引運賃も)は加算率が25%と低く、加えて一定以上のランクの航空券でブリティッシュエアウェイズ便に乗った実績がないと入会すら受け付けてもらえません。またブリティッシュエアウェイズ便に乗って他社プログラムに加算する場合も、加算率は全般に低いのでご注意下さい。 以下、各プログラムの得失を整理して比較します。 ●アメリカン航空"AAdvantage" 【長所】マイルの有効期限が「最後の加減算から36か月」となっているので、貯め続ければ無期限有効。ワンワールド以外の提携航空会社も多い(トルコ航空など)。 【短所】他社便利用時の加算率に低いものが多い。特に包括運賃のキャセイパシフィックエコノミークラスがほとんど加算対象外なのが痛い。 ●キャセイパシフィック"Asia Miles" 【長所】キャセイパシフィック便の加算率が他プログラムより良い。航空券以外の特典も多く用意されている。ベトナム航空や中国東方航空の搭乗分も加算できる。 【短所】獲得マイルの有効期限が3年と短い。特典航空券に交換する場合、近距離線だと必要マイル数に割高感がある。 ●カンタス"Qantas Frequent Flyer" 【長所】AAdvantageと同様にマイルの有効期限が「最後の加減算から36か月」となっていて、貯め続ければ無期限。 【短所】特典交換に必要なマイル数が全般に多い。キャセイパシフィック便エコノミークラスは、加算はされるが加算率が50%と落ちる。 ●フィンエアー"Finnair Plus" 【長所】加算対象外の運賃が少なく、ワンワールドのどの会社を利用しても満遍なくポイント(*4)を貯められる。 【短所】ポイントが獲得から5年で失効する。特典交換に必要なポイントが多め(*5)。日本語ページは最低限しかなく、英語ページの情報もやや不足気味。 プログラム/利用航空会社/利用航空券種別の組み合わせによっては、上記と別の加算率が適用されることがあります。加算率の規定は複雑でここで全ては書ききれませんので、ご興味があれば[2-5]のページで航空券の予約クラス(*6)と加算率の関係をご覧下さい。また可能性のある予約クラスは[6]が参考になりますが、最終的には航空券購入時に旅行代理店に確認下さい。 キャセイパシフィック便とブリティッシュエアウェイズ便の利用が主であるなら、冒頭述べたように"Asia Miles"をお勧めします。キャセイパシフィック便の加算率が良いですし、ブリティッシュエアウェイズ便エコノミークラスもたいていはそこそこ(50%)加算してくれるからです。類似の質疑[7,8]も併せて一読いただければと思います。 Asia Milesの弱点はマイルの有効期限が3年しかないことですが、以下のような方法を使えば多少カバーできます[9]。 (1)アジア・マイル リニューアル 2000マイルあたり10米ドルの手数料を払うと、マイルの有効期限を3年伸ばすことができます。 (2)アジア・マイル トランスファー 予め届け出た「特典交換グループ」内のメンバー間で、互いの口座間でマイルを移行することができます。最低移行単位は1万マイルで手数料100米ドル、それ以上は5000マイル単位で手数料50米ドルです。 移行したマイルの有効期限は移行から3年です。他のメンバーと互いのマイルを有効活用できます。 (3)トップアップマイル 希望する特典に必要なマイル数の70%以上のマイルを保有している場合、不足分のマイルを30%まで「購入」することができます。費用は2000マイルあたり60米ドルです。 気になるのはJALの"JAL Mileage Bank" (JMB)の動向です。ワンワールドへの加盟は決まっており、将来的にはワンワールド分をJMBで貯めるという選択もあり得ます。ご旅行がもう少し先ならば、JALの動向を様子見してもよいでしょう。 JMBは現時点でも既に、キャセイパシフィックやブリティッシュエアウェイズとマイレージプログラム上の提携があることはありますが ・キャセイパシフィック便の包括運賃は、JAL Mileage Bank加算対象外 ・キャセイパシフィック便はそれ以外の航空券でも、日本-香港、日本-台湾は加算対象外 ・ブリティッシュエアウェイズ便の割引運賃エコノミークラスは加算対象外 という規程になっているので、現状ではJMBでマイルを貯めるのは困難です。 最後にキャセイパシフィックの「ザ・マルコポーロクラブ」について触れておきます。 キャセイパシフィックに限らずほとんどの航空会社は、年に何回も搭乗してくれるお得意様を「上級会員」として優遇するシステムを設定しています。このシステムはプログラムに含まれることが多いのですが、キャセイパシフィックこの「上級会員」の部分だけ「アジア・マイル」と別建ての「ザ・マルコポーロクラブ」というシステムで運営しています。 「ザ・マルコポーロクラブ」に入会すると自動的に「アジア・マイル」の会員にもなります。マイル自体は「アジア・マイル」の方で貯まります。 「ザ・マルコポーロクラブ」にも入会するか「アジア・マイル」だけに入会するかという問題であれば、No. 1のnidonenさんの回答のように判断すればよいと思います。「アジア・マイル」に入会するか他社のプログラムに入会するかという趣旨の質問なら、上記の回答を参考にご判断いただければと思います。 【参考ページ】 [1] http://www.asiamiles.com/jp [2] http://www.aal.co.jp/aadv/aadv_smil_01.html [3] http://www.asiamiles.com/jp/about/partners/0,,117561,00.html [4] http://www.qantas.com.au/fflyer/dyn/program/terms#jump23 "Base Rate"が1なら100%、0.5なら50%の加算率。 [5] http://www.finnair.com/web/finnair/scripts/templateLev3ContentByIdFree.jsp?pageid=-12764&contentOID=43103&ending=true [6] http://homepage3.nifty.com/timetravel/bookingclass.html [7] http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=2187885 [8] http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=2197858 [9] http://www.asiamiles.com/jp/site/terms/1,,117609,00.html *1 英文表記は複数形だが、日本語での公式表記は「アジア・マイル」と単数で、かつ中点「・」が入る *2 エアリンガスは脱退予定 *3 実際の区間距離に対する加算マイルの割合を、ここでは「加算率」と呼ぶことにする *4 Finnair Plusはキロメートル加算方式 1 km=1ポイントの換算 *5 もちろん、キロメートル⇔マイルの換算は行った上での比較 *6 搭乗クラス(エコノミークラス、ビジネスクラスなど)の中には、さらに細かい販売管理上の区分がありこれを「予約クラス」と呼ぶ。ブッキングクラス、予約サブコードなどと呼ばれることもあり、アルファベット一文字で表示される。予約クラスには高低があり、高いクラスだと予約が入りやすい、マイルの加算条件がよいなどのメリットがあるがその分値段も高い。低い予約クラスはこの逆。予約クラスは航空券の種別ごとに定まっている。

参考URL:
http://www.asiamiles.com/jp
noname#251919
質問者

お礼

とてもくわしくありがとうございます。 アジアマイルが一番よさそうですね!! 帰国後は国内線を沢山使うことになりそうな気がするんですがその場合もアジアマイルが使えるのでしょうか?

その他の回答 (1)

  • nidonen
  • ベストアンサー率55% (3658/6607)
回答No.1

 おそらく「 マルコポーロクラブ 」と「 アジアマイルズ」 の どちらにするかで迷われているのだと思います。  マルコポーロクラブ( キャセイ独自のマイレージクラブ )は、 アジアマイルズのオプションみたいなものですので、マイルその ものはアジアマイルズに貯まる仕組みになっています。その意味 では、どちらのプログラムでもワンワールドで使えるマイルが貯 まるということに変わりはありません。  マルコポーロクラブのメリットは、上級会員制度があることです。 通常、どのエアラインでもマイレージプログラムにはこの制度が あるのですが、なぜかキャセイだけは同制度のあるマルコポーロ クラブと、同制度のないアジアマイルズを分けているんですね。  もし年間に3万マイル or 20フライト乗る可能性があるよう でしたら、50ドルの入会金を支払ってもマルコポーロクラブに 入会するのが便利だと思います。上級会員制度はなにかと便利な もので、一度そのメリットを享受すると離れらなくなります。  いっぽう、海外旅行はせいぜい年1回程度という人でしたら 余計な入会金は支払わずに、アジアマイルズで特典を引き換えれば 十分だと思います。いずれにせよキャセイではマイルの有効期限が 3年と定められているので、3年以内に使う必要があります。

参考URL:
http://www.cathaypacific.com/cpa/ja_JP/ffp/mpo,http://www.cathaypacific.com/cpa/ja_JP/ffp/asiamiles
noname#251919
質問者

お礼

ありがとうございます。 何も知らずに最初はキャセイのマイレージプログラムはマルコポーロクラブだけだと思ってたので危なかったです!!

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