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C-Media 9880というサウンドチップの性能
私のもっているマザーボードにはこのチップが オンボード搭載されていますが、一般的にこのチップ単体の 性能はどんなものなのでしょうか? ググッてもよくわかりませんでした。 デジタル接続で主に音楽を楽しんでいます。 得に不満も無く、標準的なチップなのかなと思いますが。
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以前回答したことがありましたね。あのときは、詳しく書きませんでしたが・・・ これは、初期のAzalia Audioです。AzaliaとはチップセットにHigh Definition Audio向けの広帯域転送を可能にする回路とそれに対応できるI/Oおよび新しい機能を提供するものです。AC'97を拡張したもので、数字上ではDVD Audioなどのより高精度・高品質な音声もチップセットとそのサブセット(HDA Audio Codec)で廉価に再生できるようにします。 ただし、あくまでオンボードで低価格を目的としており、多くの機能はソフトウェアにより提供されます。また、基本的にCodecとしてAC'97に比べ高性能なものを実装できることが前提であり、その先の出力信号も整ったものである保証はありません。極端に言えば素人には数字が高ければ売れるだろうという製品の第1弾と言えるかもしれない。 そのため、High Definition Audioというコンセプトで考えればこの製品は最も下の部類と言えます。音質より数字に対する安さお買い得感が売りです。最近は、サウンドカードやオーディオカードを別途買う人が少なく、AC'97やAzaliaをそのまま使う人の方が多いことを考えるとごく一般的ですね。 以前の回答には95dbという分解能(S/N比)が記載されていたと思いますが、これがDAC性能(D/Aコンバータの分解能)、ADC(A/Dコンバータ)の性能は85db。これをチップセットと9880 Codecの組み合わせで提供します。この数値はHDA製品としては極めて低い。 これが専用のサウンドカードでいつ頃の製品に匹敵するかというと、1999~2000年のSound Blaster Live Digital Audio(EMU10K1)やMonsterSoundMX400(ESS Canyo3D)といった16bit Sound Cardと同等です。数字上はですよ。まあ、分かりやすくCD並の音質と思ってください。どう頑張ってもそれ以上にはならない。 デジタル出力なので内部ノイズの影響はほとんど受けないので、普通の音楽などはAudio Cardと聞き比べなければ粗悪な音に感じることはないでしょうし、通常は不満もないでしょうが聞き比べれば音の差を感じる可能性が高いです。後は、音声ソースと基盤設計になります。 オンボードの場合は、マザーの設計思想に音質が左右されますので実際にはCDやmp3などでも差が生じる可能性があります。さらにDVD AudioやVideoではより音質差が生じるのは間違いないでしょう。後は、ご自身の耳と感性の違いで専用の方が高音質と感じるか違いが分からないかぐらい。
お礼
たびたびご回答いただき光栄です。 知りたいと思っていたことが全てわかったので 大変満足です。 ありがとうございました。