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CD-Rの音楽CD記録音質について
CD-RへのCD音楽記録ですが、等速書込するとオリジナルCDより音質が向上するって本当でしょうか。 というのは、音楽CDプレイヤーというものが、全ての信号を拾わずにスキップして見込みの信号を形成しているという事情に鑑み、CD-Rがきめ細かに記録していくという性格を利用し、CDプレイヤーがどのようにスキップしても、その先には必ず信号が埋め込まれているという状況を作っておくわけです。
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◆Naka◆ arai163さんのおっしゃるように、CD-RへのCD-DA録音に関しては、過去に多くの質問が出されていますので、ぜひそちらもご参照ください。 さて、ご質問はRipper系のソフトを用いて、デジタル吸出しをしたとき、という前提でお話させてもらいます。 まず、低速と高速の焼きこみの違いについてですが、通常の音楽CDは大変強力なエラー補正機能がついています。インターリーブフォーマットという形式で書き込まれたもので、音楽が順に「1,2,3,4,5…」と演奏されるとすれば、「1,4,2,5,3…」(実際にはもっと複雑です)という具合に、順番を変えて記録したものを読み出すわけです。 そこで例えば「3番目と4番目」の部分がキズによって欠落したとしましょう。すると、前者ではそのまま「3,4」が消えて音は飛びますが、後者のフォーマットでは消えるが「2,5」の部分になりますから、データが連続しないで補正が効くんです。 ところがデータとして読み取られたCD-DAは、エラー訂正が弱いため、書き込み速度によって、密度が変わってきたりします。 この書き込み密度という点から見ると、明らかに等速で書き込んだ方が音質が上であると言えますよね。 ところが、元となるCD-DAデータは、やはり読み込みに用いたドライブが読み取ったデータであり、元のCDに記録されているデータ全部ではありません。 ですからRipper系のソフトで吸い出すと、セクタがどんどんずれていきます。 そのため、オリジナルと全く同じサイズにするには、ポストギャップの調整をしてやらなくてはいけなくなるんです。 つまり「どんなにきめ細かく(密度を高く)記録しても、元のデータを越えることはできない」ということになりますね。 また、arai163さんもおっしゃっていますが、フタロシアニンという色素を用いたメディアの場合、等速で焼くと「焼け過ぎ」という現象を起こし、隣接するデータが破損する可能性がありますので、かえって音質が落ちることも考えられます。なぜフタロが弱いかと言いますと、通常シアニン系やアゾ系のCD-Rメディアには耐光剤が入っています。そのために緑や青の色をしているんですが、フタロは太陽光などに強いため、耐光剤が不要になっています。しかしその分CD-Rのレーザー光には敏感で、他種よりも密度の高い記録が可能になっています。最近のドライブは8倍速、12倍速などは当たり前になっていますから、メディアもますます敏感になっているんです。 そういう意味では、最近の高速書き込みに特化したメディアは、等速での利用を前提としていないような気がします。 こんなところですが…
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- arai163
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お気を悪くしないでください。 CD-Rに関する質問・回答は沢山の人が寄せています。その中で、受け売りで申し訳ないのですが、メディアによっては等倍速で焼くとかえって焼きすぎで不具合が生ずるとの回答を見た覚えがあります。 一度CD-Rに関する質問・回答集をご覧になってはいかがでしょうか。結構役立つ情報が載っています。
お礼
なるほど! それとインフォメーションをありがとうございました。
お礼
懇切で丁寧な回答をありがとうございました。