プロテクトモードのプログラムで・・・ebpはスタックセグメントを使う？

質問

セグメントの設定はスタートアップルーチンで実行しており
Pentiumで32bitプログラムをgccで作ってます。
コードセグメント＝データセグメント＝0x0000-0000～0x000f-0000の1MB
スタックセグメント＝0x0009-0000～0x0009-ffffの64KB
としています。下のコードだとうまく動きません。なにもはじ
まらんかんじです。mymainの
char *ptr = (char *)0xa0000;
を関数の外に出すと正しく動作します。なぜでしょう？

リスト1
void mymain(void)
{
char *ptr = (char *)0xa0000;

while (ptr < (char *)0xb0000) {
*ptr = 0xff;
ptr++;
}
}

リスト2
<_mymain>:
push %ebp
mov %esp,%ebp
sub $0x4,%esp
movl $0xa0000,0xfffffffc(%ebp)
cmpl $0xaffff,0xfffffffc(%ebp)
ja ffc0c063 <_mymain+0x23>
mov 0xfffffffc(%ebp),%eax
movb $0x3f,(%eax)
lea 0xfffffffc(%ebp),%eax →ここがあやしい？
incl (%eax) →ここもあやしい？
jmp ffc0c04d <_mymain+0xd>
leave
ret

回答No.2

Tacosan · ベストアンサー

確認してみましたが, 確かに EAX は DS に対するオフセット, EBP は SS に対するオフセットとなります. なので,
lea $0xfffffffc(%ebp), %eax
incl (%eax)
と
incl $0xfffffffc(%ebp)
は意味が異なります (記憶が忘却の彼方ですが, 確か後者みたいにも書けたはず...). アクセスするオフセットは同じでもセグメントが違います.
＊普通の32ビット実行環境＊だと CS, DS, SS のベースアドレスは全て同じであることが多く結果的に問題となりませんが, DS と SS でベースアドレスが異なる場合にはダメですね.
ということで,
incl (%eax)
に対して SS を使うプレフィクスが必要です.
char *ptr を外に出すと DS に対するアクセスになるので問題が解消される, ということではないでしょうか.
これ, 組込み用のコンパイラだったらただのバグだよぉ.

補足

すばやい書き込みありがとうございます。
だいたいおっしゃるとおりだと理解しました。
たしかに私はCS=DS≠SSとしておりました。
ptrを外に出すとDSが使われていました。
結局CS=DS=SSとすることで解決しました。

ありがとうございます。すっきりしました。

回答No.1

Tacosan

リスト1 とリスト2 の関係がよくわかりませんが, どのセグメントを使うかはベースレジスタで決まっていて
EIP: CS
EBP, ESP: SS
その他: DS
だったはず. だから
incl (%eax)
のところは SS を使うようにセグメントオーバーライドプレフィクスが必要.

補足

リスト1をコンパイルしてそのオブジェクトファイルから逆アセンブルしたのがリスト2です。
やはり
incl (%eax)
はDSが対象になっているのですよね？
だからSSを使うようにプレフィクスが必要という
ことですね？