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Ciscoルータのアクセスリストについて
ciscoルータのアクセスリストの設定に関して質問なのですが、sourceのポートの指定の必要性がいまいちわかりません。クライアントをはじく事は出来ませんし、サーバからの送信をはじくのであれば、クライアントからのそもそものリクエストを弾けばいいと思うのですが・・・ 使い道がわかりません 仕様ですか?
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質問者さんが「必要性がいまいちわかりません」とおっしゃってるのは いままでsourceポートを指定したアクセスリストを作成するニーズに あたったことがないだけだと思いますよ。 実際に企業ネットワークを構築していると、ユーザーのニーズは時には 相当複雑になることもあります。親会社、子会社、提携企業などが相互接続 しているネットワークだと、それぞれのネットワークにサーバーがあり、 特定サーバーのポートにだけ接続を許可するが、それ以外は見せたくないなどの 要求が各企業からお互いに出てきますので、それを実現しようとすると、source ポートを指定してpermit/denyする以外方法が無いというケースも少なくありません。 (文章でうまく説明できるようなケースがすぐに思いつかないので曖昧な表現で すみません) また、アクセスリストはフィルタする以外にも、様々な条件指定にも使用します。 パケットの優先制御の処理やポリシールーティング(特定のプロトコルは、通常の ルーティングテーブルとは別のルートを経由させる)等です。 例えば、WEBとFTPが一緒に動作している1台のサーバーからクライアントへのルートが 高速回線と低速回線の2つがあるとします。WEBが体感的に遅くなるとクレームが すぐ来るので、「HTTPは高速回線ルートを通す、でもFTPは多少時間が掛かっても 問題ないので低速回線ルートにしたい」と言うニーズがあったとします。 (こうしておけば、FTPで大容量のファイル転送をしたとしても、WEBを見る人への 影響は避けられますよね) この場合、サーバーからのトラフィックをソースポートで判別してルートを分ける と言う処理になるので、アクセスリストのソースポート指定の物を作成することに なります。 そしてそのアクセスリストをポリシールーティングのコマンドに関連づけてルートを 分けるという事をします。 ・サーバーAのソースポートがHTTPなら → 高速回線ルート ・サーバーAのソースポートFTPなら → 低速回線ルート 他にもアクセスリストの使い道は色々あるのですが、パケットフィルタだけで使用 する物ではないことを知れば、ソースポート指定の必要性が想像できるのでは ないでしょうか?
お礼
私の想定が狭かったです。 丁寧な解説有難うございました。 経験がまだあまり無いので、経験を積んで、 人に教えられるよう、頑張ります。 本当に有難うございました。