OHP(オーバーヘッドプロジェクター)
通常、透明なフィルムに文字や絵を描いて原稿とします。それをスクリーンに投影します。光源、原稿フィルム、レンズ、反射ミラーで構成されるのが通常です。(原稿を全て光学式経路で投影します。電気信号には置き換えません。完全にアナログ器機なのですね。)
大きさは限られますが立体物を原稿として投影する物もあります。
CCDカメラを用いたプロジェクターもありますが、これはOHPとは呼ばないようです。
ところで、原稿に使うフィルムを「OHP フィルム」と言いますが、この名称は日本での通称・俗称です。英語では「TRANSPARENCY FILM(トランスパレンシーフィルム)」です。この呼び方は「未使用で何も書かれていない新品のフィルムだけ」をこう呼ぶようです。欧米では使用されたフィルムは「原稿」「資料」として認識し、これと区別するのです。外国人と話をする場合は注意が必要です。日本では使用前後の両方を「OHPフィルム」と呼ぶ人が多いようです。文化の違いですね。