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”中の人”=声優の根拠
最近、アニメ関連のページでやたらと【中の人】という言葉を使うのが気になったので、検索したところ、アニメの声優を指しているみたいで、「(キャラ名)の中の人」=「(キャラ名)を演じる声優」といった意味で用いているらしいんです。 小さい頃「声優」という語を知らなかったときは「(キャラ名)の声の人」と呼び、アニメで聞き覚えのある声を聞いたときは「あっ、○○の声って△△の声の人(=声優)と同じだ」などと話していましたが、なにゆえに声優のことを「中の人」などという語で呼ぶようになったのでしょうか? (単に【中の人】だけで検索してみると「ヤク中の人」「ポン中の人」「アル中の人」といったろくでもない語も多くてあまり参考にはなりませんでした) 「中の人」というと、特撮ヒーローものの着ぐるみ(戦隊、ウルトラマン、仮面ライダー、怪獣、怪人、ロボットなど)の中に入って演じる人のことを思い浮かべますが、特撮とアニメとでは制作の手法が根底から異なりますし、「着ぐるみに入る人 = 中の人 = 声優」と混同してしまうと、もの凄い違和感を禁じ得ず、理解に苦しみます。
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元々はtak-t様が仰っている通り、着ぐるみ等の内部でキャラクターを演じている人の事を指していたと思われます。 基本的には、「中の人も大変だな」とか「中の人などいない!」等と使われています。というより「中の人」として単独で用いる事は、結構最近になって出てきたような気がします。 キャラクターとして状況に応じた演技をしなければならない「着ぐるみの中の人」と、キャラクターに合致した演技を要される「キャラクターを纏っている声優」をダブらせて表現しているんだと思います。 着ぐるみを着て演技をする人と、キャラクターをかぶって演じる声優は、「中の人」という一つのカテゴリーに収まっているんじゃないでしょうか。 アメリカ人とイギリス人を外国人という括りで一緒くたに表現する事と似ていると言えるかも知れません。 前述した「中の人などいない」という一文は、キャラクターは人間が演じているという前提を否定しています。つまり、独立したキャラクターそのものの存在を肯定している訳です。 特撮映画やアニメ等に没入する際、作中に自身を投影します。その時に作品と自分以外が存在している事は自己投影の邪魔になります。作中人物=自分自身が成り立つその為には、対象を演じている人が「居ない事」が必要になります。 役者と声優が「中の人」で一括りにされるようになった理由は、見る側、つまりは受け手側の視聴時のスタンスにあるのではないでしょうか。 時系列が下記サイトさんにて纏められています。サイドフレームの「中の人~」から飛んでください。 http://www.tokyo-nazo.net/tester/
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- Jaldabaoth
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>アニメでは声優の存在を否定し、特撮ではスーツアクターの存在を否定する >「中の人が存在する=着ぐるみの中に人間がいる」ことを否定する、という認識 そうですね。 少なくとも私は、「中の人などいない」という語をそういった意味として解釈しています。 仰られている通り、小さい頃はTVのイメージそのままの怪獣やヒーローの実在を信じることが多いと思います。そして、自分もヒーローになりたい、と思うことも多いかと思います。 また、大人になっても誰しもある程度の変身願望は持っています。 変身したいと思う対象が人間なら(普通のドラマや映画とかの場合ですね)、生身のその人を否定する事は出来ないので「中の人」といった概念は育ちません。 ですが、対象が「生身の人」ではない場合。その対象自体が、誰かが何かの皮を被って演じているものだとしたら。 その時は、演者(=中の人)を否定しなければ変身願望を満たす事は困難になってしまうでしょう。 変身したい対象が、既に誰かが変身した結果のものだったら困りますからね。 ですので、アニメでの「声優」や特撮での「スーツアクター(言葉をお借りしました)」を「中の人」と括弧で括り、「中の人などいない」と考える事によって中身が空洞の対象を想定し、変身への欲求を満たしたり、対象と自己を同一化して作品を楽しむ訳です。 うーん…。個々人の概念によるところが多いので、抽象的で解りにくいですね…。 この程度の説明しかできませんが、少しでも参考になれたのなら幸いです。
お礼
回答ありがとうございますm(_ _)m 空想のキャラに対する存在と変身願望の関係によって「中の人」という概念が少し理解できて参考になりました。
- trgovec
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いつ頃から使われ始めたのかははっきり分かりませんが、参考URLのような画像掲示板でここ1~2年よく見られるようになりました。ここから、ネットに広がっていったと思われます。 >納得いかない部分が多く、まだまだ違和感を拭えない感がありますが、 このような掲示板ではわざと違和感のある表現や誤用をしておもしろがる傾向があるので、なじみがなければ変に思ってしまうのは当然でしょう。当然このような表現は公式ページで見たことはありません。
- 参考URL:
- http://www.2chan.net/
お礼
回答ありがとうございますm(_ _)m 「特撮の着ぐるみに入って演じる人=スーツアクター」を着ぐるみの中の人 というならまだ分かりますが、アニメの声優まで「中の人」というのはかなり不自然な感が否めませんし、業界用語としてなら使われそうな気がしますが、実際業界用語で使うことなどあるものでしょうか
- silpheed7
- ベストアンサー率15% (1086/6908)
お礼
速やかなる回答ありがとうございますm(_ _)m これだけ見てもやっぱり納得いかない部分が多く、まだまだ違和感を拭えない感がありますが、一体いつ頃から「中の人=声優」という意味で解釈するようになったのかも気になります。
お礼
回答ありがとうございますm(_ _)m >「中の人などいない」という一文は、キャラクターは人間が演じているという前提を否定しています。つまり、独立したキャラクターそのものの存在を肯定している訳です。 小さい頃、戦隊ものに登場する悪の組織や怪獣がこの世に実在するんだと信じ込み、いつか自分も襲われるんじゃないかと心配したこともありましたが、裏を返して「中の人が存在する=着ぐるみの中に人間がいる」ことを否定する、という認識でしょうか?(アニメのキャラなどは完全に実在しないものだということは分かりきったことなので、気にはしませんでしたが)
補足
特撮の着ぐるみに入って内部でキャラクターを演じる人=「着ぐるみの中の人」のことを調べてみたら、「スーツアクター」という語がこれに該当するようですが、「中の人などいない」というのは、アニメでは声優の存在を否定し、特撮ではスーツアクターの存在を否定する、という認識でよろしいのでしょうか?