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硬式テニスと軟式テニスの違い
新高1になる男です。 高校ではテニス部に入部したいと思っています。 高校には硬式と軟式があるのですが、なにしろ初挑戦なもので、両者の違いがいまいちよく分かりません。 そこで、両者の違いを比較していただけないでしょうか? どんなささいなことでもかまいませんので。 よろしくお願いします。
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中学で軟式をやって、大学で硬式をやりました。今は夜に仕事を終えてから硬式をやっています。 この春から娘が軟式を始めました。 はじめにテニスとして日本に伝わったのは硬式です。しかし、当時はフェルトの毛の生えたボールは高級品で庶民の手の出るものではなかったようです。 そこで、ただのゴム鞠のようなボールで日本人がテニスをするように改良して軟式を始めたと聞いています。 また、固くて重い硬式のボールよりは軟式のボールが柔らかくて軽いために欧米に比べて体力のなかった日本人にも良いとされたようです。今では日本だけでなくアジア各国にも普及しているとか? さて、由来はともあれ、その差ですが、上記にあげた当時と現代は状況が違います。まず、ボール代ですが、軟式の「赤エム」は1こ400円程度ですが、硬式のダンロップフォートはへたすると2個で500円、ノンプレッシャーだと1個150円からありますので、ボール代だけだと軟式が高くなってしまいます。 ラケットは新品も軟式で6000円~19000円くらい、硬式で5000円~32000円くらいなので、ランクを考えなければ同じと思って下さい。 ラケットの重さは軟式のほうが230g程度、硬式は280g程度ですから(いろいろある)硬式のほうがやや重いです。だからと言って、体力がない方は軟式なんて図式は今の日本ではあてはまりません。 逆に硬式のほうが長さが短いジュニア用のラケットもあるのでお子様でも都合が良いですね。 テニスコートの面積は同じですが、いわゆる軟式専用のコートにはシングルス用のラインはいらないので省略してあります。 ネットの高さは両端は同じですが、硬式はセンターベルトといって、中心部をやや下げて張ります。その分、打球がネットにかかりにくいのでスピードボールを打てますね。 一番の違いはラケットの握り方でしょうか?軟式はウエスタングリップといって、ハエたたきのように持ち、フォアとバック(自分の右に来た玉も、左に来た玉も)同じ面で打ちますが、硬式はイースタングリップといって、ウエスタンとはほぼ90度の角度に持ち、フォアとバックでは打つ面を変えます(ラケットの裏表を使う)。 ボールのバウンドは軟式のほうがスピンの掛かりがあるので左右のどちらに跳ねるのかトリッキーな要素が強く、硬式はバウンドしてから上に跳ねるか下に加速して滑るかをよみます。 軟式はボールを思い切りひっぱたかないと飛びませんが、硬式はラケットの面に当てただけで相手に帰ります。 軟式は雨がふるとボールが笑うくらいコントロールがきかず、硬式はフェルトが水をすって重くなります。 ガット(弦)はほぼ合成ですが(硬式の一部はナチュラル)、軟式はおよそ20-30ポンド、硬式は45-65ポンドくらいのテンションで張ります。 かな? 自分がそうでしたが、軟式から硬式への転向はできますし、無駄ではないとも思います。しかし、現在高校であれば始めから硬式でよろしいかと。