縮毛矯正の技術は分かりやすく解説すると、髪の毛はシスチン結合や水素結合などで構成されており、この分子結合を最初に塗る一剤で一旦バラバラにしてしまいます。これを「軟化作業」と言います。
この、バラバラになった髪の分子をアイロンなどで真っ直ぐに並べ替えて、二剤で固める技術で、縮毛矯正が上手く行った場合は絶対に元に戻ることはありません。
元に戻るのは「軟化作業」の時に完全に髪の結合が切れていない状態で次の作業をやったためです。
実はこの軟化のタイミングに高度な判断が必要で軟化不足だと元に戻り、軟化しすぎると「過膨潤」と言って髪の毛がチリチリになります。
従いまして、縮毛矯正を長持ちさせるためには特別な事は必要ありませんが、縮毛矯正の施術行程で髪の毛が傷んでいることは間違いないので髪のケアーだけは気をつけていただきたいと思います。