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将来性のある分野、遺伝子学
大学で何を勉強しようか悩んでいます。 遺伝子学や生物学方面を勉強して将来は人のためになるようなことをしたいと思っているのですが、ただ、今IT方面は飽和状態だと聞きますが、私が大学にいる間に生物学もそうなってしまうことはあるのか少し心配しています。 現在の遺伝子学というのはどの程度まで進んでいるのでしょうか? 将来性のある分野だと思いますか? また、大学(または大学院)を卒業後研究職についたとして収入は一般的にどの程度なのでしょうか? 数年前なら将来性のある分野といえばITという人が多かったと思いますが今の世の中の流れはどうなっているのか、意見を聞かせてください。 よろしくお願い致します。
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一番重要なのは、あなたが何を学びたいかではないですか? そして、それを生かすのに重要なのは情熱と才能でしょう。 IT分野の方には詳しくないですが、きっとこれからも新しいことを考えて行く人はいるでしょう。 遺伝子学(?具体的になにを示したのかわかりませんが)についても同じことで、才能がある人がビジョンをもって研究を進めていっているのは今も昔も変わりません。 具体的には、遺伝子のクローニングや蛋白質への精製の技術は確立されましたが、機能が十分にわかっている遺伝子・蛋白質はほとんどありません。 だから、あえていえば、まだまだやることは(わかっていないこと)いっぱいあります。 そして、大きな違いはITは企業家の方が注目されますが、それに比べると生物学の研究者はたいそうなお金はもらえませんよ。(よほど大きな特許がからむ様な仕事でない限り) もちろんその分野の将来性も考慮しなければなりませんが、 一番重要なのはあなたの興味と才能がどこに向いているかだと思います。
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- Chicago243
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現在の遺伝子学というのはどの程度まで進んでいるのでしょうか? いろいろな尺度が有りますので何とも一概に言えませんがあえて"遺伝学はもう終わってます"と申し上げておきます。 ひとの遺伝子の配列はもう解読されてしまいそこから予測される遺伝子産物(蛋白質)をコードするcDNAはかなりクローニングされまただれでもすぐクローニングできる状態ですそこから何を求めますか?cDNAから有用蛋白質を得る技術はかなり樹立され既に医薬品の生産がその技術によってなされている様な状況です。ヒト遺伝子の配列が判ったことから遺伝病の原因遺伝子はかなり同定されてしまっています。 かなり悲観的なことを(わざと)かきましたがもううまれてくるものは何もないと言うことではありません この現状から研究者は次に何を求めようとしているか, 新たな問題定義として何が上がっているのか, それにかんする研究を続けて行くことで何がもたらされ得るのか, そしてそれが自分の将来としてふさわしいモノなのか, など考えて見る必要が有るのでは無いでしょうか。 冒頭で終わってますと言ったのは, この状況でいや終わってないよと見抜けるか, また、そのさらに先を行こうとする好奇心なり動機なりが有るかどうかにかかっていると言うことを申し上たかった訳けです。今, 目の前で流行っているものは終わっていると言う認識位の方がいいと思います。
- sentatoku01
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■少し現状の認識が甘いようです。 ■IT分野と同じく、分子生物学や遺伝子分野は、将来性があるとかないとかいうのではなく、「勝ち組」と「負け組」の差が激しい分野なのです。 ■つまりそれに関わっている人の数は膨大で、将来性もあるのですが、利益や業績を得る人はほんの一部の人だけで、残りの人はリストラを並んで待っている状態となります。 ■IT産業だって将来性は今でもあります。でも一握りの人だけの将来性です。数年前と状況はかわりません。「ITに将来性がある」と思って数年前は「勝ち組」「負け組」の差に気がついていなかっただけの話です。 ■数年前にもITに将来性があったわけではありません「将来性があるように見えた」だけです。IT分野も遺伝子分野も、今も昔も「勝つ者だけが勝つ」ことに何も変わっていません。 ■研究職をひとまとめにして収入は決められません。「有能な研究者は収入もよい」「無能な研究者はリストラされる」それだけです。 ■つまり、あなたが有能かどうかだけにかかっています。いつの世の中でも同じです。自分が有能ではないと思ったら研究職の道はあきらめること、もっと有能な人がたくさんいる世界だからです。