こんにちわ。
法律の勉強って難しいですよね。
私自身、今も法律を勉強してますが、試行錯誤をかさねる毎日です。
そんな中から、国II、国Iを受験するか、法科大学院を受験するかにかかわらず、経験上、一般的にいえることをお話したいと思います。
まず、法律学の勉強における暗記は重要です。
ただ、いたずらに暗記するのではなく、整理されたかたちで、かつ具体的に暗記されていなければなりません。また、法律は全体として一つのシステムを作っていますので、全体の理論的な整合性も必要です。
まず、具体的に暗記するとは、法律の文言の定義、判例の規範を抽象的に覚えるのではなく、具体例とともに覚えます。例えば、民法570条の「瑕疵」とは、本来備えているべき品質・性能を欠いている状態をいいますが、それが具体的にどんな場合をいうのか。十分な耐震性を有しない家には瑕疵があるといえるのかなぁ、とか、サイドミラーのない車には瑕疵があるといえるのかなぁとか、実際に自身のあたまでかんがえると理解、記憶の定着が早いです。
整理された形での記憶及び理論的整合性も重要ですが、まずは具体的理解が先決でしょう。
整理された形での記憶については、端的にいえば、すぐに引き出せるような形で制度、文言、判例の規範を記憶、理解しておくことです。
理論的整合性とは、制度相互間の矛盾がないことを言います。
私のまわりにも、国II試験にパスし、例えば、財務局や警察庁に就職された方がいますが、彼らはみな、いわゆる予備校に通っていたようです。大学の法学部は、法科大学院受験生、公務員受験生、企業就職生と、かなり性質を異にする者たちを対象としていますので、大学の授業だけで、国IIをパスするのは、無理とはいいませんが、いい指導者(例えば、独学でパスした先輩)がいないと、難しいと思います。よって、予備校を利用するのが、一番効率的かと思います。金銭的に厳しいなら、奨学金を借りて、予備校に通うのも一手です。大学の講義と予備校とを両立するのはなかなか難しいかもしれませんが、がんばってください。