こんばんは。それって、クラミジアではなくカンジダだと思います。あんまりシャワーとかで洗わない方が正解だと思いますよ。
<カンジダ膣炎>
真菌(カビ)の一種。正式名はカンジダ・アルビカンス。常在菌としてある程度は健康な人の体の中に寄生している。
膣の中だけではなく、皮膚や口の中・肺・腸などにいて、通常は何ら悪さをするものではありません。
・抵抗力が弱った時
・ホルモンのバランスが崩れるなどの場合に、増殖して炎症を起こす。(糖尿病は特に注意が必要)
<白いおりものと痒みが特徴>
カンジダに感染をするとおりものが増え、膣内及び外陰部が痒くなります。最初おりものは、白っぽい。
炎症が酷くなるとカッテージ・チーズやおからのようなポロポロしたものが見られます。悪臭はありません。痒みが酷く、時には痛がゆい感じになります。
お風呂では石けんなどを使ってゴシゴシ洗ってしまうと、帰って痒みを強くしてしまいます。
そのままにしておくと、膣だけではなく、外陰部にまで炎症が広がってしまいます。外陰部が赤くはれ上がったり白い苔のようなものが害陰部のあちらこちらにも付着する事があります。
<完全に治るまでは通院する事が肝心>
診断をする前には、おりものを採取→顕微鏡検査・培養検査にかける。
治療は、膣の中を洗浄してから膣錠を中に入れます。
外陰炎もおこしている時には、軟膏を使います。
薬はよく効くので、2~3日もすると症状は消えて楽になります。ここで治療を中途半端にしてしまうと、再発をしてしまいます。
完全に治るまでは、きちんと通院をしましょう。
2~3週間くらいはかかると思って下さい。
なかなか治らない難治性の場合には、内服薬を使います。
<クラミジア系肝炎>
膣炎からの拡大によって近年では患者数が増えている。
クラミジア・トラコマチスと言う細菌と中間の微生物
による感染によって起こる。性行為などの接触感染が
主であると考えられている。
女性の場合・・・感染をしていても症状に表れない事が多い。
症状
1~4週間の潜伏期間がある。子宮頚管から、子宮内膜炎・卵管炎などを起こす。一般に女性の場合、症状が現れない・症状が軽い為に気がつかないと言うケースが多い。SEXのパートナーに何らかの尿道円症状があり、自分にもおりもの・不正出血・下腹部痛などの
気になる変化がある時は産婦人科で相談をした方が
賢明です。
また、子宮頚管に感染をしている時には、しばしば尿道にも感染が見られます。この場合、排尿時の違和感・尿道の痒みなどを感じる事があります。
後遺症など
クラミジア頚管炎は症状が分かりにくいので、慢性化をしやすく知らないうちに後遺症に進んでいる事もあります。
クラミジアに感染をしたまま妊娠をすると、流産の引き金になったり・分娩時に感染をして結膜炎や肺炎を起こす可能性が高くなります。
卵管炎をはじめとする骨盤内感染の後遺症によって、
不妊症・子宮外妊娠を招く事も少なくありません。
治療
抗生物質や抗菌剤を使います。原因菌に対して効力を発揮する物が選ばれます。炎症を抑える消炎剤・膣内の洗浄・消毒などの処置がなされます。
治療は長くかかります。途中で止めてしまうと、慢性化をして子宮頚管にある粘液を分泌する腺に変化が起こる時があります。(この粘液は排卵期になると分泌する。酸に弱い精子のために、子宮頚管をアルカリ性にしてその侵入を助けるもの)
その分泌する腺に変化が起こると、妊娠をしにくくなります。完治をするまでは医師の指示に従って下さい。このクラミジアは場合によって、淋病などを合併している事が少なくないので、それぞれの病態に応じた治療を進める事になります。
<クラミジア>
■ 現在の日本において感染者数が一番多いSTD(性感染症)です
日本における感染者数は100万人に達しています。
■ 特に10代後半から20代にかけて感染者が増加
女性の20-24歳で16人に1人、15-19歳で21人に1人が感染しているとの報告があります。
■ 1回のセックスでの感染率が50%と高い
女性では80%、男性では50%に感染症状が現れないので、知らないうちに感染し、知らないうちにパートナーに感染させることもあります。
■ 治療せずに放っておくと、女性では不妊症や子宮外妊娠の原因となります
■ クラミジアに感染していると、エイズウイルスの感染率が3~5倍も高まります
これについては知らない人が多いかもしれません。
■ あらゆる性行為が感染源となります
セックス、アナルセックス、フェラチオなどにより感染します。フェラチオによる、口からの感染が増加しています。出産時の母子感染もあります。
男性が主に感染するところは尿道です。
尿道炎や 精巣上体炎(副睾丸炎)などの症状が出ます。
主な症状 ・ 尿道からの分泌物(うみ)
・ 軽い排尿痛
・ 尿道のかゆみや不快感
・ 精巣上体の腫れ
・ 軽い発熱や痛み
尿道からうみが出ることもありますが、さらさらしたものから粘りのあるものまで有り、量は少なめです。
治療せずに放っておくと、 前立腺炎 や 血精液症 (血精液症参照)になることもあります。ただし、男性の感染者の50%は症状が出ないとも言われています。
女性の場合は、子宮頸管 (子宮入口の管)へ感染し、子宮頸管炎をおこします。その後、腹腔内に進入し、骨盤内で様々な症状が出ます。
主な症状 ・ おりものの増加
・ 不正出血
・ 下腹部の痛み
・ 性交時の痛み
感染したまま放っておくと卵管炎をおこし、 子宮外妊娠や不妊症の原因にもなります。さらに上腹部へ感染が広がると肝周囲炎を引きおこします。
ただし、女性の感染者の80%は症状が出ないと言われています。
オーラルセックスなどにより咽頭(のど)のクラミジア感染が増加しています。女性が男性に対してフェラチオした場合、(1)男性の性器から女性の咽頭に感染する可能性と(2)女性の咽頭から男性の性器に感染する可能性があり、咽頭炎などをおこします。慢性の扁桃腺炎になることもあります。
主な症状 ・ のどの腫れ
・ のどの痛み
・ 発熱など
ただしクラミジア感染の場合、症状が出ない場合が多いようです。また、性器クラミジアに感染している女性の10~20%は咽頭からもクラミジアが検出されたとの報告もあります。
性器感染に比べ、治療に時間がかかるといわれています。
病院へ行こう
受診科
男性 泌尿器科、性病科
女性 産婦人科、性病科
咽頭感染 耳鼻咽喉科
(クラミジア感染症の治療に対応していない耳鼻咽喉科もあります)
■治療費用は?※
診察料 3,000~5,000円
検査代 4,000円
薬代 3,000円~
※ 保険適用でない場合のおよその金額です。保険適用の場合は上記金額の3割負担となります。保険適用されるか否かについては、病院の治療方針などによって、様々なようです。
■治療薬
クラミジアに効果のあるマクロライド系、ニューキノン系、テトラサイクリン系の抗生剤を1日~1週間服用します。
※1日間の服用で済むアジスロマイシン(ジスロマック)が2004年より保険適用になりました。
■検査について
男性…初尿(出はじめのおしっこ)を検査します。
女性…子宮頸管からの分泌物を検査します。
咽頭感染…咽頭周辺のぬぐい液を調べます。
※ 感染する機会があった日から検査が可能と考えられています。
発症まで約1~3週間
※症状が出ていない状態でもパートナーに感染させる可能性があります!
■治療について
1日~1週間、薬を服用します。
劇症骨盤腹膜炎や肝周囲炎などの症状が出ている場合には、3~5日ほど点滴を行います。
クラミジアが陰性になっているかを確認して治療終了
治療終了後、3~4週間後
※ 薬を正しく服用しないと、不完全治癒の可能性があるので、この時点でも検査を受けることが望ましい。
完治していれば「再発」はないと考えられますが、「再感染」はあるので予防に気をつけましょう。
<カンジダ>
■ 女性に特有の疾患です
成人女性の約10%、妊婦の約30%にカンジダ菌の膣内感染が認められたとの報告があります。
ただ、カンジダ菌の検出だけでは性器カンジダ症とは言えません。
また、男性に症状が出ることは少ないと言われています。
■ もともと多くの人が体内に持っている菌です
性行為による感染もありますが、もともと人が体内(膣内、腸管など)に持っていることが多い菌で、何らかのきっかけ(体調を崩すなど)によって、さまざまな症状を引き起こします。
■ カンジダ菌はカビの一種
カンジダ属の真菌(カビの一種)によっておこります。
■ 性行為による感染とは限らない
もともと体内にある菌が原因で症状が出る「自己感染」もあります。
出産時の「産道感染」もあります。
男性は、性器にカンジダ菌を保有していても症状がほとんど出ません。
包茎、糖尿病、ステロイド剤の投与などが原因で、症状が出ることもあります
主な症状 ・ 亀頭のかゆみやただれ
・ 亀頭に小さな水泡
(亀頭包皮炎参照)
・ まれに尿道炎を起こす
女性の場合は、膣と外陰部に同時に症状が現れることが多く、 外陰膣カンジダ症(外陰炎参照)といわれます。
主な症状 ・ 外陰部や膣のかゆみ
・ ヨーグルト状のおりものの増加
・ 性器の炎症(灼熱感、痛み)
・ 性交痛
・ 排尿障害
風邪、疲労、ストレスなどで免疫力が低下したり、ステロイド剤、抗生物質の乱用や妊娠などで症状が出ることがあります。
少数ですが、再発を繰り返す場合もあります。
もともとカンジダ菌は口腔内に存在するとも言われています。
乳幼児や老年者では免疫力の低下などにより、口腔カンジダ症やカンジダ性口内炎を起こすことがあります。
病院へ行こう
■受診科
男性 泌尿器科、性病科
女性 産婦人科、性病科
■治療費用は?※
診察料 3,000~5,000円
検査代 3,000~5,000円
薬代は別途かかります。
※保険適用でない場合のおよその金額です。保険適用の場合は上記金額の3割負担となります。保険適用されるか否かについては、病院の治療方針などによって、様々なようです。
■治療薬
イミダゾール系抗真菌剤(膣錠、軟膏など)。
女性の場合、一般には連日通院して膣洗浄などが必要です。
男性の場合、軟膏やクリームを塗布します。
■検査について
男性…亀頭周辺の菌を綿棒で採り、検査します。
女性…外陰部、膣の症状を調べ、菌を検査します。
85~95%は治りますが、再発を繰り返す場合もあります。
その場合は再発の原因(ストレス、抗生剤の投与など)を取り除くことが必要です。
付け加え
外陰炎
■ 外陰部の炎症のことです
外陰部のかゆみ、腫れ、痛みなどの症状で、膣炎と合併しておきることが多いのが特徴です。
■ 清潔にすることを心がけましょう
清潔を保つことが一番の予防法です。
セックスが原因で感染した場合は、再発防止のためにパートナーの治療も必要です。
女性の外陰部(大陰唇、 小陰唇、 クリトリス、 膣前庭、 処女膜など)に症状が見られます。
主な症状 ・ かゆみ
・ 腫れ
・ 痛み など
原因としては以下のようなものが考えられます。
これらの傷やかぶれなどに微生物が感染して炎症を起こします。
■外陰部の不衛生な状態
通気性の悪い下着
月経時の血液の付着
膣炎によるおりものの付着 など
■外陰部にできた傷やかぶれ
生理用品や下着による摩擦
セックスやマスターベーションによる傷
刺激の強い洗浄剤の使用 など
また、膣炎と合併して起こることが多いのが特徴です。
■膣炎について
膣炎の主な症状 ・ かゆみ
・ おりものの増加
・ 性交痛
・ 出血 など
おりものの増加が外陰炎の原因となります。
膣炎の原因 ・ 大腸菌、ブドウ球菌、淋菌、カンジダ、トリコモナス など
タンポンや避妊具の出し忘れが原因になることもあります。
受診科は産婦人科、性病科です。
患部を見て、炎症の原因を判定します。
感染症の場合は、検査で原因菌の特定を行い、それに対する薬の塗布や服用を行います。
おりものの症状がある場合には、その原因となる膣炎の治療も同時に行います。
亀頭包皮炎
■ 亀頭が赤くただれる
セックス、フェラチオやオナニーなどで、亀頭や包皮に小さな傷ができ、そこから雑菌などが感染しておこる炎症です。おもに包茎の人に多い病気です。
■ 性感染により症状が出ることもある
女性から淋菌やカンジダが感染することによって、症状が出ることもあります。
男性のペニス(亀頭や包皮など)に症状が見られます。
主な症状 ・ 赤くなる
・ ただれ
・ 軽い痛み
・ かゆみ など
原因となる菌によって症状が変わります。
■雑菌や淋菌の場合
亀頭部の冠状溝(俗称 カリ)部分から包皮にかけての部分が炎症を起こして赤くなり、黄色いうみが付着することもあります。
■カンジダ菌の場合
カリから包皮にかけて赤くなり白いカスがたまってかゆみをともないます。
軟膏やクリームを患部に塗ります。
原因が淋菌などでは抗生物質、カンジダ菌は抗真菌剤を使います。
患部を清潔にすることが必要ですが、石けんをつけて強く洗いすぎると症状を悪化させる場合があります。
受診科は泌尿器科になります。
パートナーの検査は産婦人科などです。
1・カンジダの場合
女性・問診・外陰部の所見・膣鏡診・膣内PH測定・鏡険法
培養法→総合的に判断。
男性・亀頭冠状構とその周囲を綿棒でこする。
培養法で確認する。
局所の清潔と安静を保ち、刺激性の石けんの使用禁止。通気性の良い(体にぴったりとしない)下着の着用、性行為の禁止。
治療として
抗真菌剤、膣錠・膣座薬・軟膏・クリーム・経口剤。
女性は原則として毎日通院。洗浄後に膣錠・膣座薬を
膣内に挿入。イミダゾール系の薬剤を使用。
*併行としてイミダゾール軟膏・クリームを患部に
塗布。
男性は軟膏・クリームの塗布。
2・クラミジアの場合
検査として
男性は初尿、女性は子宮頚管からの分泌物を調べる。
咽頭感染検査、咽頭周辺のぬぐい液を調べる。
クラミジアのDNAを検出する核酸増幅法は、検査の感度が高いとされている。
女性は感染の範囲が広く、子宮頚管からだけでは抗原が検出されないこと。症状が疑われる場合、血液検査を行い陽性なら治療の対象となる。
検査の時期DNAは感染をした日から可能。
抗体は体内に抗体が出来てから、検査をする。
感染抗体が疑われてから4週間以上経過をしてから。
治療薬
クラミジアに効果のある抗生剤(テトラサイクリン・
ニューキノロン・マクロライドなどの抗生物質)1~
7日間薬を内服する。
一日の内服ですむアジスロマイシン(ジスロマック
2004年に保険が適応されました。)劇症骨盤腹膜炎・肝シュウイ炎などを発症している場合には、テトラサイクリン系薬を3~50滴くらい点滴をする。
外陰炎
患部の視察にて炎症の原因を判定する。感染の場合は、検査によって原因菌の特定を行う。
それに基づいて抗真菌性のクリーム、抗菌性クリーム、コルチゾン含有クリーム(痒み止め)などの塗布や抗生物質の服用をする。おりものの症状がある場合には、膣炎の治療も併行して行われる。
亀頭包皮炎
軟膏やクリームを患部に塗る。細菌が原因の場合抗生物質。カンジダが原因の場合ステロイドの軟膏やクリームでの治療を行う。
患部を清潔に!石けんをつけて強く洗い過ぎないこと!(症状を悪化させる)
受診男性は泌尿器科、女性は産婦人科。
一日も早い受診をして下さい。
段々と先に延ばすと、大変な事になりかねません。
1人ではなくパートナーとの受診を!!
今の男性と性行為を続けると、体がボロボロになるかも知れません。第一にお風呂にも入らないでの性行為、後日の指等・・・男性は毎日でもお風呂に入っているのでしょうか?爪はきれいにしていますか?
爪の中にはたくさんの菌が常駐しています。
性器は清潔にしていないと、体の汗や分泌物などで
汚れています。