フェリックス・ライターは「ドクター・ノオ」、「ゴールド・フィンガー」、「サンダーボール作戦」、「ダイヤモンドは永遠に」「死ぬのは奴らだ」「リビング・デイライツ」「消されたライセンス」と6回(リメイクの「ネバーセイ・ネバーアゲイン」を入れると7回)登場しています。ちなみに重傷を負ったもののまだ死んでいません (^^;)。全作で別人が演じています。
ホンド以外で全作に登場しているのはボンドの上司Mの秘書のミス・マネペニーのみです。1作目から14作目の「美しき獲物たち」までロイス・マクスウェルが演じていましたが、さすがに年を取ったので降板。「リビング・ディライツ」と「消されたライセンス」のキャロライン・ブリスを挟んで、「ゴールデンアイ」以降はサマンサ・ボンドが演じています。
ボンドの上司Mは「ドクターノオ」から「ムーンレイカー」までバーナード・リーが演じていましたが、「ユア・アイズ・オンリー」の撮影直前に死去したため、敬意を表してこの作品には登場していません。次の「オクトパシー」から「消されたライセンス」までロバート・ブラウンが演じていますが、「ゴールデンアイ」からはなんと女性になってしまい、ジョディ・デンチが演じています。どうやら「M」というのは名前ではなく職名という設定になってしまったようです。
シリーズの名物である秘密兵器開発担当のQは1作目から「死ぬのは奴らだ」を除く全作に登場し、デズモント・ルウェリンが演じていましたが、「ワールド・イズ・ノット・イナフ」で部下のRを紹介し、引退を示唆したところ、ルウェリン本人が交通事故で死去してしまい、次の「ダイ・アナザー・デイ」からはRを演じていたジョン・クリースがQになりました。ただしQを演じているのか、RがQに昇進したのかは不明です。
犯罪組織スペクターの首領にしてボンドの宿敵ブロフェルドは「ロシアから愛をこめて」から登場しますが、これと「サンダーボール作戦」では首から下しか登場せず、「007は2度死ぬ」で初めて顔が登場します。以降、「女王陛下の007」、「ダイヤモンドは永遠に」に登場するものの、全て別人が演じています。まあ、原作でも登場の度に整形しているので、順当なのかも知れません。なお、「ユア・アイズ・オンリー」の冒頭でボンドに倒されるキャラがどこから見てもブロフェルドですが、この人物については作中では名前は明言されていません。あと「サンダーボール作戦」のリメイク「ネバーセイ・ネバーアゲイン」にも登場します。
お礼
詳しいご説明、ありがとうございました。大変参考になりました。