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銀行送金の口座番号相違時の処理とは?
- 銀行送金において口座番号が相違した場合、どのような処理が行われるのでしょうか?その仕組みについて詳しく知りたいと思います。
- 銀行間の送金では口座番号が相違した場合、チェック機能が働かないことが多いです。口座相違時の処理について、銀行側の調査や確認にはどのくらい時間がかかるのでしょうか?
- リアルタイムでの正常な電信送金の場合、口座番号相違があっても即座に間違いが判明するはずです。しかし、銀行の説明では口座相違時には調査に時間がかかるとされています。この点について疑問を持っています。
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> 正常ならリアルタイム即座に他行口座反映、 必ずしも「リアルタイム」ではありません。 オンラインの混み具合もありますので、 振り込み後、数時間してからやっと入金されることもあります。 > 間違いだと往復2日調査確認にかかる、というのは本当でしょうか? これは本当です。二日だと早いくらいかも知れません。 つまり、相手方金融機関から、 例えば、「口座番号が異なっています。」みたいなお知らせが来ないと、 振り込み元の金融機関では、その異常が分かりません。 また、このやり取りは、決して電話では行わず、テレタイプみたいな伝票を打ち出すマシンを介して、 それらのやりとりの証拠を残しながら行います。 相手方金融機関が「口座番号相違」の理由で振り込み不能と判明するのも、 そのテレタイプみたいなマシン(各支店に一台あり)から、 「入金できませんでした。」みたいな確認伝票が自動で打ち出されて初めて分かります。 さらに、その伝票が打ち出されたとしても、そこの為替係がとっても忙しかったりしたら、 さらに取り掛かりが遅くなってしまいます。 つまり、「本当に口座番号相違が理由で入金できないのか?」を、 都度、手作業で「口座登録印鑑票」などを見ながら、相手方の為替係は調べていく訳です。 それが確認できて初めて、振込元の金融機関へ、上記のテレタイプを介して、 「口座番号が異なっていて振り込めません。」のお知らせの電文を送る訳です。 それを受けた振込元の為替係は、依頼の振込伝票を探し出して、 振込人がその伝票に記した「電話番号」に連絡して確認を取ったりとなります。 そして、確認が取れて初めて、相手方金融機関へ、 テレタイプを介して「訂正依頼」の電文を送って、やっと振り込んでもらう訳です。 > 正常ならコンピューター処理、コンピュータにはじかれた異常処理は手作業なんでしょうか? 上記理由より、はじかれてしまったら、全て手作業での確認となります。 うんと文章が長くなりそうなので、この辺で一旦締めますが、 まだ不明な点があったり、私の分かりにくい文章があったのなら、改めてご指摘を下さい。 再度、ご質問に答えたいと思いますので。
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- RosaCanina
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>> その入金までの待ち時間は、その「資金」もそれぞれのセンター等に付いて回ります。 >> つまり、「振込依頼票」と「資金」は常にペアで移動しています。 > 4、5日かかる文書送金のお金、というのはその間、 > 使送便のかばんの中に入って実際に旅しているのですね!! いや、「現金」が動いている訳ではありません。 各センター等には、やはり一時的に受けておく別段預金の口座がありますので、 その口座の間を「数字の資金」が移動するだけです。 「振込依頼票」は現物ですが、その資金は「現金」ではなくて「数字」です。
お礼
毎日ためになる銀行の仕組みを教えていただき本当に感謝感激です! >各センター等には、やはり一時的に受けておく別段預金の口座がありますので、 >その口座の間を「数字の資金」が移動するだけです。 なるほど、どうやら「各センターの別段預金口座」のことを、私は昔、「日銀にある銀行間の帳簿振替決済のための預託金」と誤って教わっていたことがあぶりだされてきました! この「各センター」というのは、日銀ではなく、民間銀行の連合(たとえば全銀協とか?)で業界内に任意で自主的に設置された現金の集散地になるのでしょうか? (20年以上前は日銀だったでしょうか?) センターに預けたお金がセンター内の帳簿上だけで振替えられる、けれど、運用はできない、ということは、たとえば東京のセンターから大阪のセンターへ文書が送られる、といった遠隔の別のセンター送りという理解でよいでしょうか? 送金銀行と受け取り銀行が同じセンター内に資金預託している場合、文書送金で4,5日眠るけれど、資金は同じセンター内にある、という場合は運用できそうに思えて素人目にはとてももったいない死蔵資金のように見えてしまいますね^^; 文書送金は手数料が安くて、のんびりしたお客さんにはありがたい制度ですが、振込依頼票の物理的な送達の手間と、運用できない資金を長期間寝かせておかなければならないことを考えると、銀行側にとっては何のメリットもなく損ばかりで早く廃止にしたい送金制度といえそうですね? おかげさまで、普段なにもきっかけがなければ考えもしないことだったのですが、一度気になりだすと面白いしくみだなあ!と再認識の毎日です!!
- RosaCanina
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ANo.1 及び ANo.2 です。 > 文書送金でかかる日数の間も、 > 何も手がつけられない仮受金として数日間塩漬けになってしまいますでしょうか? 「文書振込」って、本当に「振込依頼票」という文書が、振込先金融機関へ物理的に送られて、 それを手にした為替係が手作業で入金します。 窓口へ渡す「振込依頼票(伝票)」を手にとると、複数枚の複写になっていて、 その最後は、やや厚めの用紙になっています。 それが、相手方金融機関に送られる訳です。 自行の事務集中センターや地区の取りまとめセンター等を経由して、 その「振込依頼票」は、目的の金融機関へ送られます。 基本的に郵送ではありません。 当然、そんな手順を踏んでいたら時間が掛かる訳ですから、 その入金までの待ち時間は、その「資金」もそれぞれのセンター等に付いて回ります。 つまり、「振込依頼票」と「資金」は常にペアで移動しています。 だから、「運用」なんてやっている手段も暇もありません。 > 新しいネットワークに加盟している銀行ならば末端支店でなく本店が行なう > (と想像してるんですが)事故の照会は早い銀行、と言えるのかな? > と思ったりしたのですが、この当りはどうでしょうか? 振込みの口座相違等があれば、それを探すのは事務センターや本店等ではなくて、 必ず、その口座がある支店が行います。 「ネットワークが新しい云々」は、調査の速度とは全く関係がありません。 当然、対処のマニュアルは各金融機関で持っておりますが、 結果的にそれに取り組むのは、その時々の為替係が担当しています。 ですから、「どこの銀行が早い云々」ではなくて、 その調査を行ってくれる為替係(担当者)に左右されると思っていた方が良いです。
お礼
毎日本当にありがとうございます! 迫真の現場のお話、まさに目からウロコの連続です! >その入金までの待ち時間は、その「資金」もそれぞれのセンター等に付いて回ります。 >つまり、「振込依頼票」と「資金」は常にペアで移動しています。 >だから、「運用」なんてやっている手段も暇もありません。 なんとなんと、これは大変驚いてしまいました! 4、5日かかる文書送金のお金、というのはその間、使送便のかばんの中に入って実際に旅しているのですね!! 私20年ぐらい前には証券会社にいたんですが、その頃少しだけ金融機関のしくみも教わってナマジに知ったかぶりになってしまってました。 ※たしかその頃は、銀行間の資金移動のほとんど大部分が日銀の帳簿間で振り替えされて実際に現金は動かない、現金引き出しの日々の予定と予備にプラスアルファの微々たる現金だけが動いている、と教わったのが印象的でした。 …なのでのんびりした文書送金は運用されているものとばかり思い込んでいました。 >ですから、「どこの銀行が早い云々」ではなくて、 >その調査を行ってくれる為替係(担当者)に左右されると思っていた方が良いです。 なるほど! 機械化が進展してくれている影で、為替係さんの仕事はびっくりするほど原始的な作業が残っていたんですね! これはとてもよいお話を伺えて幸せでした。 利用者から見た銀行の評価は、つまるところトータルな社員教育ができる銀行に軍配が上がる、ということになりそうですね!
- RosaCanina
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>「最低2日間宙に浮いたお金」は、短期資金市場で運用されていますでしょうか? 振込不能となった資金は、相手方金融機関の「別段預金」という預金種目に、 一時的ですが仮に入金されています。 多くは「振込不能口」等の名称をその口座に付与して、 各支店のその管理口座へ仮受けされている形です。 利息も当然掛からない預金口ですし、この資金を数字だけとは言え、 どこかに運用することもできません。 「運用する。」ということは、一時的にでも、この管理口座から出金する訳ですから、 その場合は、出金伝票を切らねばなりません。 でも、出金したとしても、その資金を持って行く先がありませんので、結果、やりようが無い訳です。 お客様の利便もありますし、単純に事務手続きが面倒という理由もありますが、 金融機関側としても振込不能の資金を貯めておきたくありません。 大きな金額が振り込み不能になることは、さすにが滅多にありませんが、 個人の振込の場合、数万円程度ならば、数日以上「振込不能口」に置かれたままの場合もあります。 これは振込を受けた金融機関が、そのお金を振り込んだ方に連絡が付かなかったりして、 時間が掛かってしまう場合です。 電話をしても、その方が捕まらなかったり等、いろいろあります。 > さらに文書送金だと事故が起きなくても通常からゆっくり運用できる銀行に有利な資金になるのでは? 文書扱いの振込でも、やはり口座番号相違はあります。 その場合の手順は、やはり電信扱いのそれと全く同じで、うんと手間と時間が掛かってしまいます。 「運用」ということなら、文書でも電信でも「振込不能分」の資金は、全く運用ができません。 > 最新型のATMだと、相手支店名と口座番号を入力しただけで他行でも名義人が > 表示される機械に出会ったことがありました。 一部のATMでこういうのありますよね。 これなら、その場で口座相違が分かりますから、振込不能は滅多に発生しないでしょうね。 これは想像ですが、ネットワークが対応していても、 そのATMがハード的に対応していないと、やはり振込先の口座名義を表示してくれません。 既に、以前からの多くのATMが店頭に配置されている訳ですから、 そういう表示に対応するATMへ、徐々に切り替わっていくのを待つしかないかも知れませんね。 また、何かございましたら、遠慮なさらずにどうぞ。
お礼
とてもご親切に本当にありがとうございます!! >振込不能となった資金は、相手方金融機関の「別段預金」という預金種目に、 >一時的ですが仮に入金されています。 >多くは「振込不能口」等の名称をその口座に付与して、 >各支店のその管理口座へ仮受けされている形です。 なるほど、別段預金という名称だけは聞き覚えがありましたが、こういう用途 で金融機関が持つ預金口座だったのですね! >利息も当然掛からない預金口ですし、この資金を数字だけとは言え、 >どこかに運用することもできません。 そうなんですね、…で、またその下に仮受けの一時口座を設ける手数も、本当 に銀行側としても振り込み相違をされると迷惑千万な話なんですね…。 >「運用」ということなら、文書でも電信でも「振込不能分」の資金は、全く運用ができません。 一般に文書送金を安く引き受けてくれる、というのは数日間運用できるメリット が銀行側にあるからなのか?と思っていたのですが、文書送金でかかる日数の間 も、何も手がつけられない仮受金として数日間塩漬けになってしまいますでしょ うか? (トラブルなしの通常送金実行として) >これは想像ですが、ネットワークが対応していても、 >そのATMがハード的に対応していないと、やはり振込先の口座名義を表示してくれません。 そうですね!たしかに新しい機械の支店と古い機械の支店が同じ銀行に混在して いますよね。 新しいネットワークに加盟している銀行ならば末端支店でなく本店が行なう(と 想像してるんですが)事故の照会は早い銀行、と言えるのかな?と思ったりした のですが、この当りはどうでしょうか? ※口座相違は年に何度かありがちなので、対応の早い銀行を相手に指示して振込 んでもらう、等の自衛策が取れれば民間零細企業の不測の資金ショートがかなり 防げると真剣に考えてるんです。 >また、何かございましたら、遠慮なさらずにどうぞ。 ほんとうに、ありがとうございます! この手のお話というのは、本屋さんで買える文献にはない、現場をご存じの方に 直接でないとお伺いできず、それも自行の立場に縛られて発言があいまいになり がちの直接の店頭でのやりとりでは秘密にされざるを得ない部分が大きいでしょ うから、ものすごく役に立ちます!!
お礼
どうもありがとうございます!! 金融機関にお勤めの方ですか、毎日大変な激務の中で私の愚問にまでおつきあいを いただいてしまい本当にすみません、でも、きちんとした実態をご存じの方から、 真実を教えて頂くことが出来て、大変幸せです! >テレタイプを介して「訂正依頼」の電文を送って、やっと振り込んでもらう訳です。 なあるほど、今の時代の「電信送金」は訂正の時だけ本当に「電信を打つ」という ことでなごりが残っているのですね! >上記理由より、はじかれてしまったら、全て手作業での確認となります。 なるほど納得で安心しました。 >再度、ご質問に答えたいと思いますので。 連日激務の中、大変失礼になってしまいますが、専門家のかたに本当のお話が伺 えるチャンスは滅多にないので、お後でゆっくりで結構ですのでお言葉に素直に 甘えさせて頂いて、もう少し教えて頂ければと思います。 ・・・この場合、「最低2日間宙に浮いたお金」は、短期資金市場で運用されて いますでしょうか? 日本全国レベルで考えると結構な額が毎日発生すると思い ますので、放っておく手はないはずだろうなあ、と下世話ですが気になります。 (問い合わせ時の銀行員の説明では、送受どちらの銀行の勘定にも入らない、と 返答されたのですが、RosaCaninaさんのご説明で各1日両銀行で保有すること がわかりましたので… さらに文書送金だと事故が起きなくても通常からゆっく り運用できる銀行に有利な資金になるのでは?とかねてから気になっていました) ・・・せっかくですのでもう一つお伺いお許しいただけましたら… 最新型のATMだと、相手支店名と口座番号を入力しただけで他行でも名義人が 表示される機械に出会ったことがありました。 こういうATMなら相違事故が起きずに済むので助かりますが、 *こういうATMを装備している銀行だけ別のあたらしい種類の銀行間ネットワ ークに参加しているのでしょうか? (こういう装備のある銀行同志なら口座相違も手作業でなく即時に把握できる?) だんだん金融機関が統合整理寡占化してきましたが、システムがまとまることで 利便性や事故への対応の早さが実現してくれるとうれしいです!