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バッハが短調で終わる理由
あまりにも基礎的な(?)ことがわからなくて恐縮です(>_<)バッハの曲って、なぜ短調から始まっても最後では必ず長調で終わるのでしょうか。わからないです。知りたいです。最後の一小節でいきなり長調になるのは個人的にすごくつらいです… だから、とっても気になるんです。ご存知の方、ぜひ教えてください!
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こんにちは。 バッハだけでなく、他の人の曲でもあります。 「ピカルディ終止」で検索すれば、いろんな情報が得られると思います。
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- Ta595
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こんにちは。 バッハは必ず,という事ではないですが,そういう手法はよくあって,名前もついている,というのは#1さんがおっしゃる通りです。 ルネサンス~バロックあたりの時代の宗教音楽でよく使われます。 そういう終止形が使われるようになった理由は,おおざっぱには次のふたつがあると思います(確証なしですが)。 ・当時,短調とは不完全なものとみなされており,曲の終止はより完全な和音(長調の和音,または,五度のみ,または,ユニゾン)であるべきだ,というような主張が教会からあった(神への音楽を不完全な響きで終わらせる事は許されない)。 あるいは,作曲家もそのように考えていた。 ・当時の人には,短調の和音は耳に心地よくなかった(と思われる)ので,終止には生理的により快適な響きの長調の和音を好んだ。 --- 個人的には,この終止形はまあまあ好きなので,最後は明るい響きで終わりたいというのが人間としての本能的な欲求なのかな,と勝手に思っていましたが,質問者さまのように,つらいと感じる方もいらっしゃるのですね。参考になりました(笑)。 以上,いい加減な推論ばかりで申し訳ありませんが,よろしければご参考に。
お礼
ご回答ありがとうございます!なるほど、宗教との関係があったなんて、奥が深いですね。「神」とか「完全な響き」とかと説明されると、不勉強ながらもすごく納得しました。 確かに曲の途中でも長調と短調がコロコロ入れ替わったりしますね。今はずいぶん慣れましたが、(特に子供の頃は)気分が悪くなったりしていました(^_^;)ストーリーのある音楽にしか接したことがなかったからかもしれません。 ありがとうございました。
お礼
ありがとうございます! 名称を教えてくれてありがとうございます。すごく勉強になりました。 検索してみて、初めて長調は神の世界、短調は人間の世界という中世ヨーロッパの考え方を知りました(爆)。音楽史の変遷などとも結びついて、なんだかすごく納得しました。 ありがとうございました!