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商業印刷で、スミともう一色?
DTPを勉強してます。 あまりに初歩的な質問で非常にお恥ずかしいのですが、誰も教えてくれないので質問させていただきます。 ページものの課題で「スミともう一色使え」と言われました。スミはわかるのですが、もう一色というのは、C、M、Yのどれか一種類だけを使っていいという事で、他の色は1%も混じってはいけないという事なのでしょうか。 それとも一色だけ好きな色を作って、それ以外のパーセンテージの色は使うなという事でしょうか。 初歩的過ぎて申し訳ないのですが、どなたかよろしくお願いします。
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>「スミともう一色」をご自分で設定して >とは、Photoshopとイラストレーターで出来ますか? 出来ます。少し色処理が難しくなりますが。 まず、スミともう「一色」を決めましょう。 CMYのうちの一色にすれば作業がラクになりますが それ以外の紫とか緑などの色を使いたい場合は少々面倒です。 「もう一色」を「緑」と仮定して話を進めます。 ● まずIllustratorでの作業ですが、 ひとつの方法はCとYのベタで緑を作って、 以降は色の濃さを代える場合にはCYそれぞれを同じ%だけ減量していく方法です。 これならスミとの掛け合わせ(混ぜ合わせ)の色も使えます。 ただ、「緑」でも「黄緑」などの色を使う場合は減量の比例計算が面倒です。 もうひとつはスポットカラー(DICなど)の緑を使う方法です。 この場合は好きな系統の緑を使う事ができて、減量もラクです。 が、スミとの掛け合わせ色が作れません。 ま、どうやらそんなに神経質にならなくても良さそうですので 多少の色ズレがあっても善しとすればどちらの方法でも構いません。 恐らく講師がパソコンを使えないと言う事は そうしたCG特有の問題はご存じないだろうと思います。 ただ誤解してはいけない事は、 こうして作ったデータはどちらも商業印刷向けには通用しないデータです。 或いは「もう一色」をCかMとしてしまえば後がラクです。 これなら実際の2色印刷原稿にも使えます。 ● 次にPhotoshopでの作業ですが 画像(写真)がスミ一色しか使わないのならグレースケールで作業をするだけです。 が、先に決めた「もう一色」とのダブルトーンにしたいのなら 似た色とのダブルトーン画像を作る必要があります。 この作業については私は詳しくありませんので 他の方の力を借りてください。No.2さん、よろしくお願いします。 同様に、「もう一色」単色の写真を使いたい場合には別の方法があります (説明が長くなりますので、希望があれば進めます)。 ● それと出しゃばって(方言?)しまう事になりそうですが、 「金赤」とはYとMをそれぞれベタ(100%)にした色を言います。 ちなみにCMYKはそれぞれ「アイ」「アカ」「キ」「スミ」とも言いますが 「アイ」は青ではなく「藍」、「キ」は「黄」、「スミ」は「黒」を指して、 「アカ」は「赤」ではなく「紅」を指します。 「赤」は先のYとMのベタ色の事で、「朱」あるいは「金赤」とも言います。 「アカ」と言う発音から「赤」と誤解しないようにしてください。 ついでにC=シアン、M=マゼンタ、Y=イエロー、K=ブラックなのですが どうしてブラックが「K」なのか?は、「B」とするとブルーと混乱しやすいために 「黒」の「K」としたんだそうです。
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講師はパソコンを「使わない」?それとも「使えない」? それによって変わってきますが どちらにしてもデータではなくプリントで提出するのでしたら 印刷版の事はあまり考えなくてもいいように思います。 パソコンを使わないのなら確認のしようがありませんし。 それでしたら、とりあえず 「スミともう一色」をご自分で設定して その色に似た色帯で原稿を作成すればいいでしょう。 結果的にプリント上で「2色に見える状態」になっていればいいのでしょう。 逆に、印刷現場向けに通用するデータを作っても それがプリンタで再現できる訳ではありませんので無意味です。 ● ご質問のタイトルに「商業印刷」とありましたので難しく捉えてしまいましたが どうやらそこまでは考えなくていい段階ですね。 取りあえずは「印刷データ」ではなく「デザイン作品」という事でいいのではないでしょうか。 でしたらNo.2さんのアドバイスがかなり有効です。 ● お使いのアプリケーションが分かりませんので、これ以上は踏み込めません。 ご質問者がどんな環境の方なのかが分かれば もう少し具体的なアドバイスもできますが。
補足
何度もありがとうございます。本当に助かります。 そうですね。商業印刷とは、大げさに書きすぎました。あくまで専門学校の課題です。 講師はパソコンを「使えない」人です。 結果的に見た目が2色に見えればいいんですね。 ちなみに、画像はPhotoshop7、文字組等はIlllustrator10で制作してます。 >「スミともう一色」をご自分で設定して とは、Photoshopとイラストレーターで出来ますか?
No.1です。 >要するに緑なら緑、紫なら紫と、濃さは違えど一色ならいいってことですね! 「課題」と言う事は実際に印刷現場に回るデータではないんですね。 アプリケーションで作成するデータと印刷現場に回る印刷版とでは認識に違いがありますので 話がややこしくなりますが、「一色」というものの捉え方が問題になります。 印刷現場に回る印刷版は「一色」につき「一版」です。 つまり、一版にまとまっていればどんな内容であっても「一色」です。 それがアプリケーション上の一色とは、 物によっては一色を複数の色で表現する場合もあります。 例えば「緑」を表現したい場合は「C100%」と「Y100%」の二色を使って表現します。 この場合は「緑」一色を使ったと思っていても、実際は「C」と「Y」の二版が出来てしまいます。 その辺りをよく理解しておかないといけません。 一色の「緑」を使いたい場合にはアプリケーション上ではスポットカラーの「緑」を使えばいのですが その場合、他の色との掛け合わせが出来ない制限が出来てしまいます。 それを可能にするには、「C」「M」「Y」のいずれかの色を使って擬似的なデータを作って 印刷段階で緑インクで印刷するようにするのですが その場合にはアプリケーション上の作業で「緑」色の表示が出来ない問題が出てきます。 このように色々な問題点がありますので 課題としてデータで見せるのか、プリンタ出力で見せるのか、 或いは印刷版までを作成するのかによって手順が変わってきます。 最終的には講師に指示を仰ぐほうがいいかと思います。 ● >グラフィックソフトでは単色効果等で一色ににしてしまえば良いということでしょうか。 「グラフィックソフト」とはPhotoshop等の画像処理ソフトと思っていいのでしょうか。 その場合でも上記の印刷版とアプリケーション上のデータとでは認識が違います。 グラフィックソフトは「カラー」か「グレースケール」かの二種類しか認識できませんから 単色にしたつもりの画像でもカラー画像で「単色っぽく」なっているだけです。 それで作成される印刷版はCMYKの4版になってしまいます。 それを回避するには「グレースケール」で画像を作成して(これなら1版です) 印刷段階で希望するインクで印刷するようにしますが これでも上記と同じように「印刷上がり」の色で作業できない問題が出てきます。 これもやはり、その課題の目的によって手順を変える必要があります。 単に「スミ+一色」のデザインデータを作りたいだけなら Photoshopで単色表現にするだけでいいと思いますが 実際の印刷現場ではそのデータでは通用しません。 この辺りも講師の指示を仰ぐ必要があります。 ※勘違いされてもいけませんが、これは「だから講師に聞け」と言いたいんじゃなくて 講師によって勉強の進め方に違いがあって(私自身も経験有りです)、 恐らくずっと先の事も考えてカリキュラムを組んでいるはずですから それを飛び越して課題を作成することが必ずしも正解とは限らないからです。 ● >ところで、カラー4色印刷とはどう違うんですか?質問続きで申し訳ないです!! カラー4色印刷の場合はすべて最初から使用するインク色が決まっています。 C版はシアンインク、M版はマゼンタインクで刷るようになっています。 逆に単色印刷の場合は、何色のインクを使ってもいい訳です。 同じ版で印刷色を変える事も可能です。 と言う事は、言い換えれば「どんな色で刷っても問題のない」ようなデータに仕上げる必要があります。 その辺りがカラー印刷と単色(2~3色も含む)印刷との大きな違いです。 ● ご質問に「初歩的すぎて」とありましたが これらは「初歩的」というより「基本的」な事柄です。 それに早い段階で気が付かれて良かったと思います。 これらを意識しないままでも勉強は進みますが、 先の何処かで、殆どは現場に出たあとで躓きます。 今のうちに確かな知識を身に付けて、勉強を頑張ってください。
補足
学校では冬休み前に「冬休みの課題として指定した文章で見開き2ページ作って来い。スミともう一色使え」と言われただけで終わってしまい、いざ作ろうとしたら「あ、そういえば2色刷りって教わったこと無いじゃん。学校も誰も居ないし・・・」という状態なのです。 講師はパソコンを使わない人なので、恐らく印刷したものを提出するという事になると思います。(データは一切見ません)印刷も学校にあるレーザープリンタで印刷するか、自分の家のインクジェットのどちらかで印刷することになるので、結局はCMYKのインクを使うことになると思います。 何となく2色刷りはグレースケールで2種類の版を作って、色を指定するってのは解りました。プリントゴッコ(懐かしい…)で2色使うときに2種類の版を使って2度刷る、みたいに解釈して良いのでしょうか? >逆に単色印刷の場合は、何色のインクを使ってもいい訳です そもそも、印刷するにはCMYKのインクしか使わないものだと思い込んでいました。(そうとしか教わらなかったもので・・・)検索もしてみたんですが、DICとか???商業用の印刷でも、色々な色のインクが存在するんですね。
- WillDesignWorks
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#1の回答者の方がおっしゃるように二色刷を要求しているのでしょう。 ymckのうちkともう一つmかcのチャンネルだけを使って製作して下さい。スミ以外の刷り色がmやc以外(金赤とか緑とか)でも近い色のチャンネルで代用します。 身の回りの印刷物を調べて二色刷のものをよく観察して下さい。dtp使うとカラー印刷が標準で一色や二色は特殊という感じになってしまいますが、手で製版していた頃はカラー印刷が豪華版・特殊的位置づけで一色や二色の方が多かったのです。 二色のページものというと市町村の広報が典型的です。こういう印刷物には格や清潔性が求められるのでスミとシアンの組み合わせが多いようです。本文はほとんどスミで、シアンは罫や見出しにアクセント的に入る程度です。逆に二色のスーパーのチラシだと肉や野菜を表現するために金赤とシアンまたは緑のいずれかの組み合わせが多いようです。また印刷紙に黄色など白以外の紙を使って刷り色の少なさをカバーすることもあります。 このように内容に合わせて刷り色を選択する必要があります。 またインクの重ね合わせ特性を考慮する必要があります。例えば金赤とシアンのような組み合わせならシアン100%載っていても金赤は0から100%まで階調表現出来ますが、金赤とスミではスミが100%近くなると他の色を載せても階調がうまく出ません。なので網伏せや写真を使う時は、二色掛け合わせでデータを作るのか、あるいは墨一色(グレースケール)でデータを作るのか吟味が必要です。前述の市広報では二色刷でも掲載写真はスミのグレースケールで使いました。逆に金赤と緑のチラシでは二色掛け合わせで写真データを作りました。 以上ご参考までに。
補足
WillDesignWorksさんには前にも質問に答えてくださって本当にありがたいです。 わかりやすくありがとうございます。自分の家にある雑誌を見ていると、どうやら2色刷りは赤系が多く見られるのですが、赤は赤でも薄いオレンジから茶色まで同じページの上に存在していて一体この違いはどうやって出しているのやら・・・という感じで・・・。(すみません、周りの誰も教えてくれないんです。) 何だか、分からないことだらけで出直して来いって感じなんですが、「金赤」って何ですか・・・・??
CMYKのカラー4色印刷とは分けて考えたほうがいいです。 俗に言う「二色モノ」というヤツです。 この場合の「もう一色」とは、何色でもいいんです。 CMYのうちの一色でもいいですし、スポットカラーでもいいです。 二色で刷る版画と同じです。 結果としてスミともう一色の二枚の印刷版が出来れば良い訳です。 当然、「スミ」も「もう一色」も1%から100%(ベタ)までの濃さが使えますし その二色を混ぜ合わせた色も好きな濃さで使えます (もちろん理屈の上は、です。実際は1%刻みはほとんど意味がありません)。 ● 実際の印刷原稿を作るにはスポットカラーの場合でも 便宜上「C」「M」「Y」のどれかの色でデータを作って 印刷段階で指定した色インキ(スポットカラーに相当)で刷るようになりますが これはまた難しい話になりますのでここではできません (長くなって良ければいくらでもしますが笑)。 ● 初心の方のようですので 疑問と回答が食い違っているようでしたら遠慮なく補足要求してください。
補足
ありがとうございます! 要するに緑なら緑、紫なら紫と、濃さは違えど一色ならいいってことですね! グラフィックソフトでは単色効果等で一色ににしてしまえば良いということでしょうか。 ところで、カラー4色印刷とはどう違うんですか?質問続きで申し訳ないです!!
お礼
ありがとうございます!! スポットカラーを使うときには使っている色の%を同じだけ増減すればいいんですね!! ダブルトーンの作り方は自分で調べましたので大丈夫です! あと、金赤についての説明もありがとうございます!藍、紅、黄等についても全く教えてもらっていなかったので非常に助かります!! とりあえず、これで課題制作にとりかかれそうなので、このへんで質問を終了させて頂きますね。 助かりました、ありがとうございました!