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大学教授への道のり
今、受験生で化学に興味があるので将来は大学教授になりたいという夢があります。僕は関関同立を目指しているんですが、冬休みに入る前に三者懇談をして、「大学教授になろうと思えば、旧七帝大と慶応・早稲田ぐらいじゃないと難しい。もし本当になろうと思うんだったら浪人して旧七帝大・慶応・早稲田に入った方が絶対にいい」と言われました。そこで質問なんですが大学教授は小学生の時から夢で絶対になりたいんですが旧七帝大・慶応・早稲田のような大学以外の大学を卒業して大学院で旧七帝大を出るというのはダメなのでしょうか?それともやはり僕の担任の先生が言うとおり浪人して旧七帝大・慶応・早稲田にいった方が絶対に得なのでしょうか?よろしくお願いします。
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- fujishiro
- ベストアンサー率28% (162/574)
良く考えると、大学と大学院の説明もなしでしたね。 普通、大学の四年生になると、「研究室」という教授をトップとした研究する部署に配属されます。 この配属は基本的には、希望が一応は考慮されるものの、希望通りに行かないことも多いです。 で、一年間そこで研究しながら勉強するわけです。 大学院の修士課程に進む場合、多くが夏から秋にかけて大学院入試があります。(推薦がある場合もあります。)これは基本的には大学入試と同じで大卒なら誰でも受けることは出来ます。ただし、どちらかというと研究室ごとの入試の合同テストといった感が強く、大学院自体の合格ラインより上でも、人気の研究室は非常に競争率が高かった場合、入れないこともあります。 また、自分が所属していない研究室を受ける場合は教授とあらかじめコミュニケーションをとっておかなければ入った後に拒否されたりつめたい扱いを受けたりする場合もあるのでご注意を。 さらに言いますと、大学の講義をした人がテストを作るわけですから、その講義を受けた人のほうが圧倒的に有利になります。 そして、アカデミックの研究分野に進む人は博士課程に進み、学位(博士号)取得を目指します。 学位が取れたら、最近では多くの場合はポスドクと呼ばれる、若干のお金をもらいながら研究を続けつつ、助手の空きをまつ、というのが一般的です。 ここで注意しなければならないのが、ポスドクになるしろ、助手になるにしろ、ほとんどの場合はついてる教授の力がものをいうことです。 助教授になるには業績も考慮されるかもしれませんが、普通は助手になって業績を積むことがあたりまえなのですから力がない教授につくと助手にすらなれません。 ただ、最近ではポスドクで業績を積むという流れもあるのが救いではありますが…結局は同じことです。 また、博士課程の進学にあたり、有望な人には給料(奨学金ではない)があたえられることがあります。(学振)このためには、修士課程で業績を積むかあるいは力のある教授につくことが必須になります。 当たり前ですが、四年生のころから同じ実験を続けている人と修士課程から始める人ではこの時点で差がつくのです。 つまり、学部生のころからのアドバンテージは結構、大きいものだと認識してください。 もちろん、個人の力でそのアドバンテージをひっくり返してきた人は大勢いらっしゃるでしょうが、不利だという面には代わりがありません。 ちなみに一年ぐらいの浪人なら気にもされません。 わたしは教授になることが目標ならば、最短の道は東大・京大に入ることだと思います。 ただし、言っておきますが…そんないいもんじゃありません、この世界は。 研究者になりたいというだけなら他にも道はいっぱいありますよ。
- kero-pii
- ベストアンサー率16% (22/134)
言い方は悪いですが、研究の最初の一歩を踏み出す、4年生のときの研究室が関関同立なのは、1年間がもったいないと思いますね。 業績上げている研究室だと、4年の最初からびしばし研究してるのに、4年のとき就職活動で人がいない&院生も少ない研究室に所属。さらに院試まで受けなくてはならないんですよ。 で、修士1年でまた新しいことを1からはじめなくてはなりません。内部生だったらある程度結果を出してます。 大学教授になるということは博士の学位も取るんですから、博士課程での学振を目指すのにも1年は相当不利になりますよ? 浪人の1年と学部4年の1年は等価な1年ではないと思います。
- jojo-jojo-jojo
- ベストアンサー率47% (76/161)
どうしてそれらの大学が有利か。 それは、優秀な学生がそこを目指して日本全国から集まり、「学術的に」優秀な教員が指導・授業を行う場所であるからです。すると、4年間で(比較的)質の高い授業や指導を受けることができなくなります。ポテンシャルを開花できる可能性が低くなることにもなります。 しかし、すでに指摘されているように、大学教員のポストは少子化に合わせてどんどん少なくなっています。大きなリスクをしょっていく覚悟だけはしておいた方がよろしいかと。 得か損か。(つまらない学生もいるけれども)学生のレベルが高い、(つまらない授業も多いけども)授業のレベルが高い、という点では、得です。絶対的に得だと思います。あくまで個人的な意見ですけども。
- mqm
- ベストアンサー率44% (97/219)
現時点でお知りになりたいことは、浪人して旧七帝大や早慶を目指すか現役受験をするか、ということですよね。 そんなのは枝葉末節の問題で、浪人している時間の方がとてももったいないと思います。 少子化とともに大学の経営環境が今後とても厳しくなることは国立、私立ともに変わらす、教授職にはますます研究、教育能力が厳しく問われる時代が来ることは明白です。学閥が幅をきかせてきた従来のパラダイムが崩壊し、実力主義がますます前面に出てくることは目にみえています。したがって、最優先課題は、ご自分が得意で他人に秀でる分野をいかに早く見つけて築き上げるか、ということです。それに比べれば出身大学は取るに足らない要素です。 ところで、教授になって、研究を極めたいのか、教育の道を歩みたいのかという目標が今の時点で明確になっていますか? 化学の幅広い分野の中で、どの領域を専門にしたいか決められていますか? 日本では、受験生のうちからこうしたことが分かる方がむしろ例外的ですから、将来の目標に何の足しにもならない受験勉強に時間を浪費するよりも、なるべく早く化学の現場に触れて、ご自分の人生の夢を賭けたい分野をじっくりと模索されることをお勧めします。 旧七帝大や早慶出身者の教授が多い一つの理由は、それだけの人材を輩出できるだけの研究、施設規模があることです。大学院は不可欠な経路ですから、これらの有力校に目指す大学院がみつかる可能性は高いでしょう。また、研究者、教育者としての力を身に付けるのも大学院ですから、どこの4年制を出たかではなく、どこの大学院のどの研究室にいたか、ということの方が、学歴・能力の両方の評価を受けるときに重要になってきます。 つまり、自分に最も適した「最高の」大学院、研究室を探し出すことを中期目標とし、教授就任を長期目標とすれば、現時点での関心事である短期目標は無駄な浪人生活を避けるために手ごろな大学に入ることではないかと思います。 旧七帝大や早慶に入れたら有利かどうか、と聞かれれば、私自身も含めて誰もがそうだ、と答えるでしょう。しかし、旧七帝大や早慶にしても、毎年何千人の卒業生の中から教授職に到達するのはごく一部にすぎず、一浪して旧七帝大や早慶に入ったからといって教授になれるわけではないことはおわかりですよね。出身校がどこかは必要条件ではなく、十分条件のごく一部に過ぎないことなのです。 ですから、他の回答者の方々がそろって述べられている核心部分のメッセージをしっかりと受け止め、4年制で旧七帝大や早慶に入るべきかどうか、という本質とは関係の乏しい表面的な議論に惑わされないことが重要だと思います。
- toshi-tsugu
- ベストアンサー率23% (181/769)
一般論ですが、日本では「敗者復活」というシステムがないので、いい大学に行くほうがいいと思います。しかし大学入試でいい大学に行けなかった場合、大学院で旧帝大クラスに行くことだと思います。大学の教員に関しても、旧帝大から地方大学(私立大学)に流れる(表現は悪いのですが)という傾向があります。 特に国立大学が法人化した後、研究費の重点化は旧帝国大学中心になっています。したがって、研究を行うには、旧帝大に学ぶしかありません。研究費が豊富なところでは、全てが好循環で回転しています。いくら優秀でもその優秀さを認めてもらえるような機会を得なければどうしようもありません。そのような機会を得るためには、旧帝大の大学・大学院に籍をおいて一生懸命頑張る方がいいと思います。 残念ですが、優秀な教員も学生も世間で言う立派な大学に集まる傾向にあることは否定できない事実です。 以上のようなことから、大学教授を目指すのであれば、関関同立に入学しても大学院レベルでは、東大・京大レベルを目指すべきかと思います。また大学院に進学しても競争は激しいので一生懸命頑張って人事面でのチャンスを逃さないように頑張ることかと思います。 このようなやり方の方が、関関同立の大学院に進学するよりもチャンスがより広がるように思います。実力さへあればとよく言われますが、学閥の力は大きいことも事実です。
- fujishiro
- ベストアンサー率28% (162/574)
得かどうかと言われりゃ得ですよ。 特に理系は、誰の研究室出身かということを問われることがありますけど、いわゆる業績のある研究室というのはほとんどが、旧帝です。 もちろん、旧帝でもダメなところ、地方国立でもいいところはありますけどそれは例外です。 もちろん、院生の時に研究室を変わるという手もありますけど、自分ひとりで生きていく自身があるならともかく、結局は学部生のころからその研究室でじっくりやった奴らには適わないものです、すなわち最初から旧帝の方が有利。 ちなみにうちの地方薬学部ですと、教授陣では京大出身者が一番多くて他は旧帝出身か自校出身です。 助教授陣でも京大・旧帝出身が多く、若干自校出身がいるという割合は変わらないが、何人かはそれに該当しない人もいます。 助手ですと自校出身、あるいは大学院で他研究室に移ったという人も結構、多いんでこの流れに期待してる人もいると思いますが。 結局のところ、最近は業績重視といっても、業績がいいのは旧帝の研究室なんで。 それで、大学院を変わるってのは最終手段ぐらいに思ってたほうがいいですよ。 うまく行く人もいるだろうけど、それで解決すると期待しないほうがいいってことです、特にアカデミックに残るなら。
- tatsumi01
- ベストアンサー率30% (976/3185)
国立大学も独立行政法人になったので、今後は違いますが現状で説明します。 国立大学の教授になろうと思っても、教授ポストの空きがなければ絶対になれません。したがって、現在いる教授が定年退職するか新しい学科が開設されて教授ポストが増えるかしないとチャンスはありません。 今後、少子化が進みますので、新学科開設どころか現状の教授ポストでも怪しい(現在の教授が定年退職しても後任が補充されないかも知れない)事情を理解して下さい。 私立大学ではポストという規制はありませんが、学生が集まらない学科では教授が減らされるでしょう。 その意味で、化学というのは問題があります。かなり前から私立では化学の学生定員を減らしています。国立では改革が遅れているので化学の定員は旧態依然です。 なお、教授にいきなりなれるわけではありません。その学科の助手→助教授→教授と昇進するのが一般コースですが、ポストが空いたときに昇進できるだけの業績を挙げていて年齢も問題なく、授業もできることが条件です。博士学位を得ていることは絶対の条件です。 最近は内部昇進ではなく、公募によって全世界から適任者を募集する方向です。その意味では、どこにいようと、教授になれるような業績を十分積んでおくことが重要です。
- 6dou_rinne
- ベストアンサー率25% (1361/5264)
学部にもよりますが、出身の大学以外の他大学の教授になろうとすれば旧帝国大学出身が圧倒的に有利でしょう。 ただ、それなりに歴史のある大学で大学院もあり母校の教授になるという場合はその大学-大学院のほうが有利かもわかりません。 もちろんどんな大学や大学院であろうと顕著な業績があれば出身にかかわりなく、大学教授への道はありますが、ただ大学院博士課程を出たら簡単になれるほど甘いものではありません。