リスクには2通りあります。
一つは倒産や詐欺など経済的なリスク、もう一つは旅行商品そのものの質に対するリスクです。
(1)経済的なリスク
日本旅行業協会(JATA)または全国旅行業協会(ANTA)に加盟していれば、審査を通っていることになりますので、一定の信頼度はあると判断できます。
そこから先は、信頼するかどうかでしかありません。
また、協会が苦情処理の窓口機能を果たします。
会員各社は会社の規模に応じて協会に弁済時のための供託金を納めていますので、倒産などの際には協会を経由して補償を受けることが出来ます。
但し、通常は負債額が供託金を大きく上回りますので、全額の補償は無理でしょう。
例えば過日のY社の場合、供託金が確か450万円(不正確ですが、500万以内でした)に対して、被害に遭われた方が150名との事でした。
単純平均でひとり3万円強にしかなりません。
負債の中には航空会社やホテル等への未払い金も含まれますので、返金額は更に少なくなりますね。
(2)品質のリスク
格安券単品であればそれほどの差は出ませんが、ツアーの場合には差が出ます。
目に見える部分以外で、どれだけフェイルセーフ、バックアップ機能があるかが、最終的な商品価値を左右します。
旅行はナマモノですので、予測しないことが大小さまざま起こり得ます。
それらに対して、事前の想定や確認などをどれだけやっているかで、問題の発生率を抑えることができますし、発生しても的確な対応ができる可能性が高まります。
こういったことを丁寧に行えばそれだけコストは掛かりますので、商品とした時には価格差という形で現れてきます。
これらは、自分で何でも出来る方にとっては、どちらかというと無用なサービスですが、人によっては大切な要因になります。
お客様の価値観でご判断いただくしかありません。
お礼
情報詳しくありがとうございます。一番知りたい点について 教えていただいた気がします。 (1)のリスクがやはり気になります。最近も事件がりましたし。