補足していただき,ありがとうございます。
実際に頭皮の様子を見ませんと,はっきりしたことは言えませんが,たぶん,原因は,シャンプー剤のすすぎ不足だと思われます。
シャンプー剤のすすぎ時間は5分間と長めですので,そんなことはないと思われるかもしれませんが,シャンプー剤使用前のすすぎ時間が短すぎることと,シャンプー剤の使用量が多すぎることから,洗ったあとのすすぎに5分間という時間をかけても,完全にシャンプー剤をすすぎ落とせていない状態になっていると考えられます。
シャンプー剤の洗浄成分である界面活性剤が頭皮に残っていますと,界面活性剤の特性でタンパク質である頭皮(皮膚)が軟らかくなってしまい,ちょっとしたことでめくれやすくなってしまいます。
そこへ持ってきて,洗浄成分の「脱水力」によって,角質から水分を奪ってしまいますので,角質が変形してしまい,めくれたり剥がれたりしてしまいます。
そのために,頭皮は空気の刺激やその他の外部からの刺激を受けやすくなってしまい,炎症を患ってしまうことになります。
角質という防御壁を失ってしまいますと,雑菌の侵入を許してしまい,場合によっては,生命の危機になる場合もあります。
そのため,身体は自然にそれを治そうとします。
つまり,自然治癒ということですね。
で,その自然治癒というのは,どんな病気も怪我もそうですが,患部,または,そのすぐ近くの細胞を普段以上に細胞分裂させて,患部を新しい細胞で埋め尽くそうとすることです。
通常の場合でもそうですが,細胞が細胞分裂するには,体内に吸収されている栄養が不可欠です。
体内に吸収されている栄養は,どの場所にも均等に分配されているのではなく,生命維持にとって重要な場所から順に多く分配されていき,髪の毛などのように生命維持にはほとんど関わりがない場所には,その他の場所に分配されたあとの「残りカス」がまわされています。
炎症など患部を治すと言うことは,生命維持にとって重要な場所にあたりますので,栄養が集中しやすくなり,その分の栄養は,患部に近い場所で生命維持にはほとんど関わりがない場所から奪って得ています。
risa1985さんの場合,頭皮に炎症を患っているとしますと,炎症に近い箇所にある髪の毛(正確には毛根ですが・・・)に分配されるはずの栄養を奪ってしまうために,髪の毛が脱毛してしまっている可能性があると考えられます。
たぶん,現在のシャンプー方法は,質問に書かれているような状態になる前からやっていたことだと思います。
ですから,違うのではないかと思われるかもしれませんが,食事の摂取量が減ったとか,何か病気をしたとか,怪我をしたなど,何かしら,体内に吸収されている栄養が不足する自体があったため,症状が現れたのかもしれません。
とりあえず,次のことに注意しながら,シャンプーするようにしてみてください。
1.
シャンプー剤を使用する直前に,シャワーを使い,1~2分間,頭皮をすすぎます。
なお,アゴのラインよりも長いロングヘアの場合は,その部分をすすぐ時間をこれに加えてください。
2.
シャンプー剤は,500円玉1枚程度の量(ポンプ式ボトル入りの場合は,ポンプ1回押しの量)までを手に取り,必ず,最大でシャンプー剤と同量までの水分を加えてよく馴染ませ,両手でこれ以上泡立たないところまで泡立たせてから,その泡を頭皮と髪の毛に移してシャンプーします。
なお,アゴのラインよりも長いロングヘアの場合は,最大で1円玉1枚程度の量のシャンプー剤を追加しても構いません。
また,アゴのラインよりも長いロングヘアの場合,その部分には泡を馴染ませる程度としてください。(これは,キューティクル保護のためです)
3.
シャンプー剤のすすぎは,シャワーを使い,頭皮全体で2~3分間を目安にすすぎます。
なお,アゴのラインよりも長いロングヘアの場合は,その部分の髪の毛をすすぐ時間をこれに加えてください。
ただし,シャンプー剤の泡が消えただけではすすぎ不足ですので,シャンプー剤の泡がなくなるまでの時間の2~3倍は時間をかけるようにしてください。(これは,髪の毛だけの話です)
また,もし,すすぎに自信がない場合は,シャンプー剤の泡が全部消えるまですすいだあと,お風呂に潜って頭皮全体で1~2分間程度すすぐようにしてください。(お風呂に潜ったときは,髪の毛をすすぐ必要はありません)
4.
すすぎの最中やシャンプーの最中は,絶対に,爪が頭皮に触れないように注意してください。
これは,濡れているタンパク質は水分を吸収することで軟らかくなっていますので,爪が触れただけで頭皮に傷が付くこともあり,それが原因で炎症を患うことも充分ありますからです。
この4項目は,シャンプーする上で,一番重要となるポイントだけを上げています。
もし,シャンプー剤の洗浄成分やその他の原因によって,頭皮が炎症を患っているのであれば,ゴシゴシ洗いは絶対に避けるようにしてください。
また,炎症の度合いによっては,2のところで書いたシャンプー剤の量を半分にするか,または,低刺激性シャンプー剤と呼ばれる洗浄力を弱めたシャンプー剤を使用する必要が出てくることもあります。
最後に,鏡では確認しづらいかもしれませんので,家族や友人でも良いですが,出来れば,理容師や美容師のように普段から頭皮を見慣れている人に,risa1985さんの頭皮の状態を確認してもらうようにしてください。
そして,もし,何かしら以上があるようでしたら,必ず,時間を惜しまず,皮膚科を受診するようにしてくださいね。
お礼
親切に教えていただけて本当にありがとうございます^^ 今、気をつけてシャンプーの量も減らしてよす濯いでみています^^ これで少しは減るといいのですが・・・ どちらにしろ本当に参考になりました^^ありがとうございます^^