たびたび出没しています、luiです。
みなさんの回答を読んでいたら、更に思い出しまして。
上原きみこ「マリーベル」
ベルばらと同時代のフランス革命を背景にしています。サン・ジュストなど、ベルばらと同じ人物も何人か出ますので、読み比べてみるのも面白いかも。
古い作品なのですが、文庫版で再販されたので、手に入りやすいと思います。
他の方が回答されている「なんて素敵に・・・」「マスターキートン」「王家」、川原泉さんのマンガ、「アルカサル~王城」は、私もお薦め。
それから、色々ご紹介しましたが、No.6の方も
「マンガだということをお忘れなく」
とおっしゃっているように、マンガだけにとどまらず、そこから切り口を広げていかれた方がいいと思います。
私は最初に
「合格したのもこのおかげ」
と書きましたが、「女帝エカテリーナ」を読んだことで興味をひかれ、アンリ・トロワイヤの原作「女帝エカテリーナ」から始まり、「イヴァン雷帝」「大帝ピョートル」「アレクサンドル1世」と、歴代皇帝の人物伝に読み進んだので、たまたま歴代ロシア皇帝の問題が出た時に答えることができたわけで、マンガの「女帝エカテリーナ」だけにとどまっていたら、全問正答することはできなかったかもしれません。
マンガはあくまでとっかかりということで。
例えば、「あさきゆめみし」は私も大好きですが、大和和紀さんの源氏物語観が入っているため、与謝野訳や瀬戸内訳の「源氏物語」とは解釈の違う所もあります。また、マンガが良く出来ていれば出来ているだけ、マンガのイメージが刷り込まれやすくなってしまうので、逆に、「源氏物語」の方に違和感を感じてしまうこともあります。
「天は赤い河のほとり」を読んでいらっしゃるようですが、「ムルシリ」「ネフェルティティ」「アンケセーナーメン」「ラムセス」までは史実の人間ですが、(カイル・)ムルシリの弟がアンケセーナーメンの所に向かう途中で殺されてしまうというエピソードも実話だということはご存知ですか?
私はこのエピソードはあまりに出来すぎなので、てっきり篠原さんの作ったフィクション部分だとばかり思っていたのですが、エジプト関係の本を色々読んでいたら、実際にあった話だったので驚きました。
こうした小さな疑問や、興味のあるところから掘り下げていくと、楽しいですよ。
お礼
またまた回答どうもありがとうございます。私もマンガが、興味のきっかけになればいなぁと思ってこの質問をしたんです。「天は赤い河のほとり」がクラスで流行ったときは、友達と図書室に行って古代文明の資料あさってみたり。ラムセスの絵があった時はビックリ。それに、マンガの中でカイルが言うとおり、本当にラムセスが王位につくのはおじいさんになってからなんですよね。 私にとって、興味を持つとっかかりになるのに、マンガはぴったりなんです。冬休みも始まる事だし、皆さんに紹介して貰った本出来るだけ読みたいと思っています。