ステップ・バイ・ステップ、トボトボと・・・・
ステップ1
まずちこっと、郵便局のお知らせを補足します
第51回5年利付国債
発行日:平成17年11月21日
償還日:平成22年9月20日
(償還日とは満期日です。ですから、正確には、4年10カ月の国債です)
利率 :1.0%
(額面100円について、年1円、これを2回に分けてもらえます)
利払日:毎年3月20日&9月20日
初回利払い日:平成18年3月20日
払込金額:額面100円につき100円52銭
経過利息:額面100円につき0.1698630円(”課税後0.1358904円”)
応募者利回り:0.891%(”課税後0.1358904円”)
募集期間:11月/11日~同/15日
ステップ2
では、”経過利息”から説明します。国債は半年ごとに利息がもらえます、しかし、
この国債は、初回の利息が来年3月20です、すると、最初の利息は、4カ月後です。
では、利息は4カ月分か?と言うとそうではなくて、6カ月分をくれます。
実は、お客さんが国債を買うときに”経過利息”として、事前に2カ月分を払って、
買うのです、つまり前払いで払った2月分は、後で、6カ月分の利息として、
返ってきます。
〔債券の事務管理を簡素化するための、一般的な措置です〕
ステップ3
では、額面5万円を買うケースでご説明します。
購入時必要金額
額面5万円は額面100円の500倍
従って、
(1)払込金額=100円52銭×500=50,260円
2経過利息=0.1358904円×500=67円(銭以下切捨て)
(注)経過利息は課税後で計算します。
合計=(1)+(2)=50,327円
償還までのお金の流れ
購入=50,327円
毎年3月・9月に計10回、1回当りの利息=200円、年400円の利息が来ます。
※利息には源泉徴収税20%がかかります
償還=50,000円
ステップ4
なぜ額面100円に対して100円52銭、すなわち額面5万円に対して50,260円なのか?
国債は、財務省が金融機関を相手に入札で発行します。この入札は、その時の
金利状況・債券相場を反映します、従って、額面より高い場合もあれば、
安い場合もあります。
また、応募者利回りは、この額面よりの差額を反映して算出されます。
この国債のケースでは、額面より高いので、応募者利回りは、利率1.0%より
低くなります。
最後に、現在、郵便局では国債が良く売れて、ほとんど、募集初日に完売と
なるケースが多いようです。
∧,,∧ いきなり、ちこっと国債の細かな世界に足を踏み入れ、
( ´^ー^)つ さぞや戸惑っておられると思いますが、
一度仕組みがわかれば、今後の何かとお役に立つと思い、
書き込みました。では、では、がんばって下さい。
長文、平にお許しを。
補足
懇切丁寧なご回答大変よくわかりました。 あとですが、 "償還金額”100円とあるのは、償還日に 100円×500倍で50、000円が戻ってくると 考えればよいのでしょうか? それと、購入後の解約に関しては どのように考えたらよいでしょうか? ---------------- 本日(11/14)で郵便局に問い合わせたら ずでに完売でした。 12月債を考えていますが、 募集日の初日の朝一番に、郵便局に向かわないと 買えないのでしょうか? その辺の事情をご存知でしたら 教えてください。