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フルート奏者の特徴
これからフルートを聴こうと思っています。 そこで、フルートの有名(またはお勧めの)奏者の演奏の特徴を教えてください。特に音色の特徴が知りたいです。 言葉にするのが難しい部分もあるかと思いますがそこをなんとかおねがいします。
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wsh2240さんこんにちは。 フルートはご存知の通り非常に魅力のある楽器です。そのためプロを目指してる人の数もプロの数も星の数ほどいます。同じ笛吹きとして、はじめて聴いたCDでフルートが嫌いになってもらったら困るので笑…説明させてもらいます。 大まかにいって、フルートにはフランス的な人とドイツ的な人がいて、その中間が存在する、といった状態です。一般的にはフランスの笛吹きのほうが世界の評価は高いです。 まずフランスを代表する演奏者ですが、近年亡くなられましたフルートの帝王と言われているジャン=ピエール・ランパルがあげられると思います。彼の音色は、非常に細くて明るい音です。非常に録音も多くそれぞれの質も高いのでほとんど何を買ってもハズレはないと思います。お勧めはたくさんありますが、初めてということであるならば、モーツァルトの「FlとHpのための協奏曲 ハ長調 K.299」がいいと思います。 また、フランスの演奏家としてマクサンス・ラリューという巨匠がいます。彼はまだ元気で、毎年のように日本に来ています。今年の夏彼のレッスンを受けましたが非常にいいものでした。彼の音色はこの上なく明るく神々しい気品のある音です。テクニックも完璧でとても真似は出来ません。CDとしては 「ヴィヴァルディ:フルート・ソナタ集 忠実な羊飼い」があります。このCDは私が保証します。聴いていて満足しないことはないです!!笑 もし上記の二人のCDを一度に聴きたい場合は「デュオ・リサイタル ランパル,ラリュー(FL)鍋島元子(HC)」というデュオのCDが出ています。バロック音楽で非常に聴きやすいです。 またフランスとドイツの丁度中間に位置するスタイルの巨匠としてオーレル・ニコレがいます。非常に温かみのある音です。音源は「モーツァルト:フルート四重奏曲全集」がお勧めです。 あとドイツなんですが、基本的にドイツはあまりお勧めできるCDはありません。音色的にはニコレの音をもっと太くした感じだと想像して頂けたらと思います。 上記のCDの値段はランパルのモーツァルトは1500円、あとは1000円シリーズで買えるはずです。まだまだ、貴公子であるパユや元貴公子ガロワ、べーカー、マリオンなどたくさんいますが、他の人が説明してくれると思いますので、この三人のみ書かせてもらいました。 また、音はやはり実際聴いて見ないと…言葉で表現できるものじゃありません。
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- amoberry22
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アマチュアだけど、フルート吹いてます。 確かにフルートで有名な奏者はフランス系が多いですね~。私はドイツ系も結構好きなんですけどね♪私が好きなのは、ウォルフガング・シュルツという人でとても柔らかい音色をしています。個人的には2大系統の違いは音の太さ以外にフランス→つやがあってシンプルな音、ドイツ→輪郭が少しぼやけた(悪い意味ではなく)音という印象もあります。 あとは日本人ですが、高木綾子さんの音色も素晴らしいです。一般にはドイツ系の音色と言われていますが、現代モノの録音を聴くとかなり独特な世界が開けていて、ドイツ系やフランス系に大別できないような音色だと感じます。イメージでの「フルート音楽」とはちょっぴり違う印象を受けるかもしれないですが、オススメです。 ランパルをはじめ、No.1さんが名前をあげられているような奏者の演奏ならどれも違った聴き応えがあると思うので、まずはそのへんからランダムに聴いてみてはいかがでしょう?♪
お礼
<<ランダムに聴いてみては そうですね この質問で特徴を一気につかんでしまおうというのが欲張りすぎかも知れないと後で思いました。 (googleとかでは調べにくいので質問したんですが・・・) 幸い図書館が充実しているので手当たりしだい聞いてみます。
お礼
Webサイトの人気投票でも挙がっていたパトリック・ガロワが図書館にあったので聴いてみました。 「世界の歌」という題なのですが、やさしい音色でとても良いと思いました。いい時間をすごせたという感じです。 オーレル・ニコレも温かい音ということで惹かれますが 図書館にはなかったのでランパルと一緒に大きなCD屋に行ったときに探してみます。 とても参考になりました。有難うございました^^。