冬場でもバスは釣れますよ。
どんなルアーやワームがいいかということですが、それはその日のコンディションで変わります。例えば日が良ければ2月の山中湖(山梨県・富士山のふもと)でもトップでガンガン釣れたりあったかい地域のはずなのに何をやってもダメだったり…日によって変わるからまた“どのルアーで食ってくるか探す”のが面白いんですけどね、ルアーフィッシングって。でもこれって冬でなくても一緒でしょ?
冬の場合ハイシーズンとは明らかに違うことが幾つかあります。まず冬に限って朝マズメ・夕マズメは釣果はあまり期待できません。冬は大体昼の10時頃から釣り始めて夕方4時頃には納竿というのが最も効率がいいですね。またポイントも普段は“影”を狙いますが冬に限っては“日当たりのいい場所”を狙います。湖では水温の安定している深場を狙うという手もありますが、池や沼では水温が安定する深場は実質ないので太陽光線で暖められて水温が上昇しやすいシャローの日なたがいいというわけ。またハイシーズンではラン&ガンが基本ですが、越冬バスは想像以上に固まっているので1発アタリを取ったらそこに粘るのも肝心です。
冬はスローにというのが基本とされていますが、水温が程よく上昇したらトップでも出ることがあるしハイシーズン並にミノーやクランクにガンガン出ることがあります。逆に北風がしこたま吹いたりしたら何をやっても釣れないということもあります。大釣りかボウズか、一種の賭けですね。
全てのキーワードは水温です。探りを入れるにはラバージグやパドルテイルのテキサスリグ、フローティングミノーなどを用いますが、私の場合ローテーションが面倒なのでこれら全ての性格を持つスピナーベイトを投げ倒します。ルアーに関してはこのくらいで話をやめておきます。私の後から回答してくれる人のルアーを参考にして、自分の冬タックルを構築してください。それもルアーフィッシングの楽しみのひとつですからね。
あなたがどちらにお住まいかは分かりませんが、水温から考えると関東地方では12月まで秋の釣りと捉えるのが正解です。冬の釣りは12月下旬~3月中旬ほどで、関東より北ならおよそ1ヶ月のズレが生じます。関東~九州なら、多少の違いはありますが、ほぼ関東と同じと考えていいでしょう。今の時期は朝方などは水温のほうが気温よりも高く水面から湯気が出ているほどです(この時期朝方もやが多いのはこれが理由)。今朝も水面の湯気を見てきました…綺麗でしたよ。
また冬のバスはハイシーズンの時より引きが弱くただ重いだけというのがほとんどです。