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慶応義塾大学環境情報学部について
自分は2007年に慶応の環境情報学部受験を希望しているものです。今高校3年なのですが、実は留学していて卒業が6月になるため1年遅れで受験する予定です。しかし海外からだと把握できる情報に限界があるので、みなさんご存知のことがあったらぜひ教えてください。ちなみに、自分は留学してるとはいっても、英語の文法や熟語に関しては本当にひどいです。どんな勉強をすべきかも教えてください!!ネットで見た限り、英語、小論文受験で英語がまず特殊なのと、小論文も審査の割合にかなり関わってくると聞きました。なので小論文についても詳しく聞かしてください!
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ごきげんよう。 まず最初に、SFCの受験関係からはしばらく遠ざかっていますので、手元に最新情報が少ないままの回答になってしまいますがご了承いただけたらと。まあ傾向は変わっていないと思いますので、とりあえず回答してみます。 1)環境情報学部の基本的スタンスについて 慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス(SFC) http://www.sfc.keio.ac.jp/ SFCの基本的スタンス ■「問題発見解決型」の人材育成 新たな問題に直面したとき、自分で何が問題かを見つけるとともに解決するための方法を考え、必要な知識と技術を自ら学ぶ。これがSFCの教育の根本的な考え方です。 ■文理融合型教育 現代社会が直面するさまざまな問題は多岐にわたる複雑な要因が絡み合い、どれをとってみても個別学問の枠組みを大きく越えており、総合的判断が必要な時代といえます。従来の文系、理系という枠組みを取り払った総合的なカリキュラム。 ↓ 何故わざわざここから説明しているかというと、特に小論文の出題にこのスタンスがよく表われているからです。現代社会が直面するさまざまな問題に対して、何が問題なのかを自分で見つけてもらい、それに対して回答させよう、という出題方針があるようですね。 たとえば、手がかりとなる複数の資料データや文章が受験生に提示された場合、それらの資料を分析して各自でどこに問題があるのかを設定して、それに対して「自分だったらこの問題に対してこのように考え、このように解決を目指す」という論理展開を書いていくことが求められていると考えられます。 そのSFCが解決に当たっていく研究領域のうち、環境情報系のクラスター(先端的研究領域)がいくつかあります。 +++++++++++++++++++++++++++++++++++ ■インフォメーションテクノロジー(IT) → コンピュータシステムや情報ネットワークをデザインします。 ■バイオインフォマティクス(BI) → 遺伝子・ゲノム・細胞から生命をコンピュータで解明します。 ■認知・身体科学(CB) → 認知・知覚・身体のメカニズムを解明し、システム化します。 ■メディアデザイン(MD) → コンピュータによるアート・エンターテイメント等を創作します。 ■環境デザイン(ED) → 建築・景観・都市にまたがる空間のデザイン・計画を行います。 (上記サイトより) +++++++++++++++++++++++++++++++++++ 英語や小論文の試験の内容は、これらの分野から選択され出題されます。 さすがに受験生はまだ高校卒業程度の方々なので、これらの分野すべてを完全に理解しろというのは、大学側も求めていないでしょうが、「環境情報学部を志望する学生なら、新聞や本を読んだりインターネットで知識を集めたりして、これらの分野の概要ぐらいは知っておいて欲しい」という意図はあるようです。 これらの内容を把握するために読むことを推奨する本のタイトルが書かれた「おすすめ新書リスト」が私の手元にあったと思ったのですが、……発見できませんでした。う~ん、どこにいったかなあ?? 2)英語について ■英文とその内容 日本の大学入試のなかで最も長い英語の文章のひとつだと思います 受験勉強などを通してある程度の分量の英文を読むことに慣れていないと、試験時間以内に全部読んで回答するのも難しいでしょう。留学していらっしゃるteriyakiboyzさんの英語力がどれほどのものかわかりませんが、単語力や文法力や論理力など、いろいろなものが試されている気がします。評論文や科学英語の文章などでは文章語が多いので、日常英会話ができるとしても、抽象語が多くて読みにくいかもしれません。 内容も、2004年は「大雑把な推測の大切さ」「孤独になる理由」、2005年は「人間と道具」「理想的な都市の形」など、環境情報学部のスタンスをふまえたような内容が出されることが多いですね。上記に書いたような環境情報学部の研究領域に関する基本的知識を持っていると、英文も多少はわかりやすくなるかと。 ■出題形式 ○もっとも当てはまる語句の選択 → 文法的に当てはまるものだったり、単語の意味や使い方で当てはまるものだったり 前後の文脈で当てはまるものだったり、単語力・文法力・理解力が必要かと ○文章の内容に合致する文を選択 → 内容がちゃんと理解できているかを問う 対策としては、英語読解に関する基本的な力(単語・熟語、文法など)をつけていき、ある程度力がついたら、評論文や理系の科学英語、環境情報学部の研究領域に関係する英語を読んで慣れておくのが良いでしょう。 +++++++++++++++++++++++++++++++++++ 採点方法について、小論文は、選択した受験教科(「数学」あるいは「外国語」あるいは「数学および外国語」)の得点が一定の基準に達した受験生について、採点をします。小論文が一定の水準に達した受験生に対して、受験教科の得点と、小論文の採点結果を組み合わせて、最終判定を行います。 (SFCWebサイトの 「環境情報学部 2006年度 一般入試情報」 より) +++++++++++++++++++++++++++++++++++ とのことですので、一次予選で敗退して小論文を読んでもらえない、ということにならないように、英語(あるいは数学)をしっかり勉強することをオススメします。 3)SFCの小論文について SFCの受験では小論文を書かせることで受験生の文章の読解力・構成力・論理力・表現力をみよう、というのが特色とされています。 総合政策学部と環境情報学部は、英語(数学)200点・小論文200点という点数配分からもわかりますように、非常に小論文を重視しています。小論文の設問も、他の大学と比べても高度な内容のものが出題されるので、一定以上の力がないと合格できる小論文を書くのは不可能だと思います。 小論文の問題では、手がかりとなる文章や図表・グラフが与えられ、それらを分析して各自で問題を設定し、それに対して「自分だったらこの問題に対してこのように考え、このように解決を目指す」という論理展開が求められていると考えられます。 ■小論文で出題される内容は: SFCの基本スタンスおよび環境情報系のクラスターで扱われる内容が主。 2004年度「問題を作る/科学論」:基本スタンス 2005年度「アフォーダンス/ヒューマンインタフェース」:認知科学・環境デザイン ■小論文を解くのに必要とされる力は: ○文章を読んで要旨を把握する文章読解力 ○文章や図表・グラフから必要な情報を読み取り分析する力 ○資料から分析された情報や自分の知識を、問題を解決するために組み立てる力 ○情報や知識をもとに自分の考えを書いていく文章表現力 ○制限時間以内にまとめあげる力(最重要) ■小論文対策としては: ○日頃から評論文などの「硬い」文章を読むのに慣れておく ○文章や図表・グラフの「言いたいこと」を把握する訓練をつむ ○新聞や本やインターネットを駆使して関連分野の概要を理解/知識をつける ○制限時間内に解答できるように過去問で練習 もっと簡単にいうと、小論文も要は「慣れ」です。 いろいろ情報を仕入れていきますと、「○○の分野にはこれこれという問題点があって、これに対する代表的な賛成意見には~~、代表的な反対意見には……というのがある」というのが、だいたいわかってきます。知識を入れるようになると、自分でその問題について考えるようになり、受け売りではない「自分の意見」というのが、自分の中に形成されていくでしょう。それが時間内に文章で表現できるようになれば、もうOKです。 (ただ、出題形式が変わっているのもSFCの特徴なので、普通に設問に慣れていても、本番での突飛な出題に戸惑ってしまうことが起こり得るのが怖いところですね~) SFC小論文の受験対策としては、東京の駿台予備学校の『慶応SFC小論文対策講座』の内容(講師・資料・演習込みで)が充実していると聞き及びます。teriyakiboyzさんが卒業し帰国して、もし首都圏に戻っていらっしゃるなら、冬期講習・直前講習などを受講すると、合格可能性がUPするのではないかと。 > 小論文についても詳しく聞かしてください! 本当に詳しく説明したら、すごい長文になってしまいました。すみません。teriyakiboyzさんが気になったところだけでも読んでいただけたら幸いです。情報追加・修正等がありましたら、また。
- 参考URL:
- http://www.sfc.keio.ac.jp/
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こんばんは。 代ゼミのWebサイトより、環境情報学部の過去問です。予備校の問題分析およびアドバイス付き。 2004年度 http://www.yozemi.ac.jp/nyushi/sokuho/sokuho04/keio/kankyo/index.html 2005年度 http://www.yozemi.ac.jp/nyushi/sokuho/sokuho05/keio/kankyo/index.html
#3の者です。 回答がすべて選択式だったかどうかは残念ながら覚えていないのですが、赤本は、Amazonなどのサイトならおそらく海外発送にも対応しているので、海外から入手されることも可能だと思いますよ。 また、すぐに入手するのが無理でも、来年の秋前までに入手できる状況にいらっしゃるのなら、赤本に(つまり、過去問対策に)関しては大丈夫です。それまでは、#4の方のおっしゃるような勉強を進めてください。
お礼
AMAZONの海外発想はカード払いじゃなきゃかえないみたいです・・。一応帰ってから買ってみます。 回答ありがとうございました!
5年以上前のことになりますが、私は一般入試で受験しました(留学経験はありません)。 当時、総合政策・環境情報の英語は、文法や熟語の知識を問われるのではなく、英語の論文を読み、その内容に関する3~5択の問題(すべて英語)を解いていく、といったものでした。難しく長い論文に大量の問題が組み込まれているので、時間がカツカツだった覚えがあります。当時の青本に、「レベルが高くて、受験生に何を求めているかが分からない」というようなことも書かれていました(笑)。 小論に関しては、渡された資料を読み、問いに答えるという、どちらかというと国語チックな感じの問題でした。 受験前の秋頃からの対策としては、英語・小論共に、過去問を使って、制限時間内に問題を解く練習をなさるのが効果的だと思います。総合政策・環境情報共に傾向が同じなので、両方の過去問を解かれると良いでしょう。 また、当時、英語が合格レベルに達していないと、小論を見てもらえないという噂がありました。あくまで噂なので、はっきりしませんが! ただ、私が知っているのは5年前のことですし、内容が大分変わっているかもしれないので、一般入試を選ばれる場合は、まずは赤本や青本をご購入なさることをお勧め致します。頑張ってくださいね!
お礼
回答ありがとうございます。 英語はすべて選択問題なんでしょうか?海外からだと赤本に目を通せないので。
- wHat-uP
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NO.1のものです。 倍率が高いことは事実です。 一次が書類、二次が面接などですが、二次の合否が翌々日ぐらいにでてしまうので、ほぼ書類で決まったも同然です…。 なぜ慶應の環境情報でなくてはいけないのか、何が勉強したいのか、大きくなってどう言う風に社会に貢献したいのか… こういうことが、熱く熱く語れれば、いけるかもしれません。 あと、国内外の時事問題は絶対やっておいたほうがいいです。 インターネットがあるし、調べるのは比較的簡単だと思います。 その中のひとつでいいので、くわしーいことを作っておく。 そしてそれを、自分の志望動機などにつなげる。 あと、自分の将来のことなどのことで、ひとつでいいから詳しく勉強しておけば強いらしいです。 本を読んで調べまくりましょう!! こんな感じでどうでしょうか?
お礼
それは結構厳しいですね。特にとりえもないので・・。やっぱり一般のほうがいいですかね? 回答ありがとうございます!
- wHat-uP
- ベストアンサー率18% (3/16)
9月入試のAOがありますよ。 それなんてどうですか? 私の友達は総合政策の方をAOで受験して見事合格したので、要綱などを見せてもらいました。 AOは事前準備がとても大変ですが、する価値はあると思います。 留学なさっているのなら、アピールするところはたくさんあると思うので。 ちなみに、合格した友達も一年間留学していました。 ボランティアはしておいたほうがいいですよ。 何か特別なこと(コンクール一位、ボランティアをしていたと証明するもの)があれば、書類と面接だけでOKです。 そうじゃないなら、小論か何かがいったと思います。 がんばってください。 (って自分も受験生だからひとごとじゃないけど・・)
お礼
早速回答してもらってありがとうございます。AOは競争が激しいと聞いたので一般で行こうと考えていたのですが・・?どうなのでしょう? ボランティアは今からやってみます(笑
補足
自分みたいな初歩的な質問に丁寧に答えてもらって恐縮です。ありがとうございます。 環境情報系科学英語の文に慣れるっていうのは厳しいですね。小論文は割りと得意なんでなんとかなりそうなんですけどね。推奨本が見つかったら是非一報ください!(笑