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戦闘機の機関銃について
あまり飛行機や戦闘機に詳しくないものですが,機関銃について知りたいことがあります. 零戦などのプロペラ式戦闘機において,機関銃がプロペラのすぐ後ろ側についているものがあります.自機の機関銃でプロペラを傷つけるということは無いのでしょうか? そもそも,なぜそのような場所に機関銃を設置するのかがわかりません.中には主翼に2門設置して弾の道線をプロペラからはずしてあるものもありますよね?あえてプロペラの後ろに機関銃を設置する意図をご存知の方がいらしたら教えてください.機関銃がどのような機構になっているのかについても,ご存知の方がいれば教えてください.よろしくお願いいたします.
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無いです。 銃の駆動部がプロペラ軸と連動していて、ブレードが射線をさえぎっている間は弾が出ないようになっているからです。 このあたりについては昔の人が苦心した歴史がありますので参考 URL をご覧ください。
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- santana-3
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なぜ機首に機銃を装備するかと言うと、集弾性が良く命中率が高くなる他に、一番の要因は「同調装置が付いていたから」です。 同調装置はプロペラの回転に合わせて弾丸を発射する装置ですが、海軍の九九式一号20mm機関砲には同調装置がありませんでした。 他の部位で20mm機関砲を装備出来る場所は主翼しかなかった訳です。 後の陸軍のホー五型20mm機関砲には同調装置が付けられましたが、機首部分には12.7mm機銃が既に装備され、さらに弾道性は良くても破壊力が弱いホー五型は4門翼部に装備する事になりました。 ドイツのメッサーシュミットはエンジン部に機関砲を装着しプロペラの中心部のスピンナー部から発射するものがありました。
お礼
同調装置ですか. その後いろいろ調べてみましたが,機首に機関銃を設置することに十分意味があったんですね. ご返答ありがとうございます.
- tatsumi01
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すみませんが、零戦の20ミリ機銃は翼の中に装着されていたのではないでしょうか。7.7ミリはプロペラの後ろかも知れませんが。
- cubics
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みなさんご回答の通りです。 それに、翼は結構動くというか、ねじれますから、照準を定めても、その通りには銃弾が飛びませんね。 自動追尾するミサイルや落とせばいい爆弾は、翼でも問題ないでしょうが。
お礼
なるほど. そういう意味もあったんですね. ご返答ありがとうございます.
- myeyesonly
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こんにちは。 零戦は前の方の通り、翼内に燃料タンクがありますので、非常に発熱する機銃を翼には置きたくないという事があるでしょう。
お礼
こういう意味もあるんですね. なるほど. ただ単純に設置されているわけではないのですね(^_^;)
- Zozomu
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機関銃・機関砲が機首についている理由は、照準が付けやすいからです。 また、主翼は燃料タンクになっていますので、燃料タンクを大きくする関係で、機銃の設置スペースが無くなった事もあると思います。
- K-1
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ああいうのはプロペラの回転に同期して発射する構造になっています。 ですので、弾はプロペラのスキマを抜けていくのです。 わざわざそんな場所に設置するのは、胴体の中心軸に近い=コクピットの中心線に近いからです。 翼に設置されている場合、一定距離で弾道が交差するようになっています。 最大の威力を発揮するには、その交差点に敵機が来たとき射撃しなければなりません。 かなり限定されます。 しかし、胴体の中心軸に近ければ、進行方向ならいつでも当てられるわけです。 また、コクピットに近ければ、パイロットの視線に近いわけですから、狙いもしやすくなります。
お礼
翼の機関銃は,平行に設置してあるのかと思っていました.一定の距離で交差するとは・・・勉強になりました.
- silpheed7
- ベストアンサー率15% (1086/6908)
プロペラの回転に同期して発射する装置は、第1次大戦中に開発されています。 機首に機銃を装備するのは、命中率を上げるためです。
お礼
機関銃を機首に設置するという考え方は,当たり前のようで,実は先人たちの苦労の上に成り立っていたのですね.同調装置というものがなぜ開発されたのかの経緯がわかりました. ご返答ありがとうございます!!