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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:7歳・グレートピレニーズの腫瘍について教えてください。)

7歳・グレートピレニーズの腫瘍について教えてください

このQ&Aのポイント
  • 7歳のグレートピレニーズの肛門周囲腺腫について詳しく教えてください。
  • グレートピレニーズの肛門腫瘍について、未去勢のオスの場合のリスクや進行速度について教えてください。
  • グレートピレニーズの肛門周囲腺腫の治療と病理検査の重要性について教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.2

No.1です。再びお答えします。 肛門周囲腺腫と肛門周囲腺癌については、正直に言うと私の中で(ひょっとすると一般の獣医学の教科書の中でも??)厳密な区別が出来ていません。雄犬に見られる肛門周囲腺の腫瘍は良性が多く、雄性ホルモン依存性であるということ、そして雌犬(および去勢雄)に見られる肛門周囲腺の腫瘍はほとんどが悪性で、雄性ホルモンに依存していないと言うことは確かです。そして癌という言葉は悪性の腫瘍に使うことから、雌犬に見られる悪性の肛門周囲腺腫瘍を腺癌と呼び、雄犬のそれは良性が多いので腺腫と呼ぶと言う習慣があるのかもしれません。 雄犬の肛門周囲腺腫の中の悪性のものが肛門周囲腺癌と全く同一か、同じく良性腺腫と腺癌が全く異質のものであるかどうかもはっきりとは分かりません。申し訳ありません。 未去勢♂での肛門周囲腺腫の発生は中齢から老齢で見られ、平均発生年齢は10~11歳です。つまり雄性ホルモンが存在していても、若齢で肛門周囲腺腫が見られることは多くないということです。 このことから、長期にわたって雄性ホルモンが存在するということが、腺腫の発生の一要因であるという可能性も考えられますので、もしそうならば、去勢済みであっても去勢時期が遅かった個体に関しては、(今現在のホルモン環境は雌犬と同じであっても)雌犬と全く同じカテゴリには入らないと言う可能性もあるかもしれません。これはあくまで私個人の推測であり、腫瘍の発生にはさまざまな要因が関わるとされていますので、はっきりしたことは言えませんが・・・。 (ちなみに年齢に関してですが、グレートピレニーズのような大型犬種は、小型犬種に比べて寿命が短い傾向にあり、老齢性変化や腫瘍などの表れる年齢もやや早まる例も少なくありません。例えば7歳なら普通はシニアにさしかかったか、くらいの年齢ですが、大型犬と小型犬などでは、同じ5歳、同じ7歳であっても大型犬の方がより老齢に近づいている場合もあります。老齢で発生が多い疾患を考えるときにはこういったことも考慮に入れて考える必要があるかと思います) 良性の腫瘍であって欲しいですね。大事に至りませんようにお祈りしています。

noname#142126
質問者

お礼

再び詳しいご回答を、ありがとうございました。重ねて御礼申し上げます。 大型犬の寿命が小型犬のそれに比べ短い傾向にある、というのは姉から聞いていたのですが、それももし悪性であった場合には関係してくるのですね。言われてみれば確かにそうですね…。 非常に希薄な知識での質問に事細かに答えていただけて嬉しかったです。 なにはともあれ、まず手術がうまくいくこと、大事に至らないでいてくれることを祈っています。 本当にありがとうございました。

その他の回答 (1)

回答No.1

こんにちは。 わんちゃん、心配ですね。 お姉さまご夫婦が動揺しているうちは、あまり悲観的になるような情報は与えないほうがよいと思います。特に飼い主さんにその方面の知識が少ないような場合、「悪性は少なくて良性が多いんだってさ」と言っただけでも「悪性もあるんだ!」と身をもむくらいに心配してしまう場合もあると思いますので。また、動揺している飼い主さんは、「万一悪性だった場合」のために冷静に情報を集めておくということもなかなか難しい場合が多いので、その辺はうまい具合にこっそりサポートしておいてあげてください。 楽観的に過ぎるのもどうかとも思いますので、「検査の結果見てからだよね。落ち着いて」といった感じにとどめておくのが無難かも知れません。 肛門周囲腺腫は雄犬(特に未去勢雄)で発生頻度が高い腫瘍ですが、良性のものが多く、雄性ホルモンであるアンドロゲンの血中濃度と関連していることが知られています。有効な治療法の一つに去勢があるのはそのためです。 また別に肛門周囲腺癌という腫瘍もあり、悪性度が高く、雌雄や去勢避妊の有無を問わず発生する腫瘍です。ただし発生は低率です。 これは外見上は肛門周囲腺腫と見分けがつきません。 見分けがつかないため、雄犬では、発生率の少ない腺癌が発生率の多い腺腫に混じって見られるために「良性が多く悪性がまれにある」ことになります。 雌犬では雄性ホルモンが少なく肛門周囲腺腫は稀です。そのため、発生率の少ない腺癌ばかり目に付きますので、「発生は少ないが、肛門周囲の腫瘍はほとんど悪性」となります。 ホルモン濃度という観点から、去勢した雄犬は雌犬と同グループに入ります。去勢した年齢も関係するかも知れません。つまり長年にわたって雌犬と同じ体内ホルモン環境にあった場合、悪性腫瘍の可能性が高くなるということになります。 悪性腫瘍は一般に成長が早いとは言われますが、そのスピードは症例によって様々ですので何とも言えません。 悪性腫瘍が疑われる場合、獣医さんなら当然転移の可能性を視野に入れると思います。病理検査をするとともに、その付近や全身のリンパ節を仔細に調べますし、摘出手術をした場合でもその後数ヶ月にわたって注意深く経過を見る必要がある場合もあると思います。 摘出手術の予後によっては、放射線治療、ホルモン治療などが選択されることがあります。 良性、悪性いずれにせよ、治療方針やケアについてはかかりつけの先生とよく相談してみてください。

noname#142126
質問者

お礼

大変詳しいご回答有難うございました。参考にさせていただきます。 姉夫婦はおそらくあたしよりももっと色んな情報を集めているかもしれません。可愛い我が子の為なら出来る限りのことはする、という二人ですし、かかりつけの先生も聞かれたら丁寧に教えてくださる方のようなので。 ただ、飼い主側のサポートも必要だと思ったので、自分も知識を蓄えておこうと思い質問させていただきました。確かにサポートする側からマイナスかもしれない情報を吹き込むコトはないですもんね。 肛門周囲腺腫は良性の場合が多い、それとは別に肛門周囲腺癌という腫瘍があるというのは本当に参考になりました。同じものだと思っていたので…(お恥ずかしい) どうもありがとうございました。しっかり外からサポートとフォローをしてあげたいと思います。

noname#142126
質問者

補足

一部補足させて下さいませ。 今回のコは、去勢したのは1年半程前になります。 つまり5歳までは未去勢犬でしたが、これは体内ホルモンはすでに雌犬と同じグループに入ると想定してよろしいのでしょうか…?

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