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アレルギー反応は歳月と共に変わったりしますか?

7年前、パッチテストをして金アレルギー(金以外は大丈夫)であることが分かりました。それ以来、金は身につけないようにしていたのですが、最近になりピアスの穴を開けたいと考えるようになりました。 そこでお聞きしたいのですが、7年前、金アレルギーであると言われましたが、こういったアレルギー反応は歳月と共に変化したりするものなのでしょうか?もし変化する事がないなら、金以外の金属を使用してピアスの穴を開けますし、変化する可能性があるならば、再度パッチテストを受けようかと考えています。 宜しくお願いします。

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回答No.1

金属アレルギーは一度起こると一生続くことが多いので、なかなかやっかいなものです。厚生省の報告によると、アクセサリーなどによる皮膚トラブルは年々減ってはいるものの、やはり一番多いのはアクセサリーによるアレルギー性接触性皮膚炎で、その原因の約80%は金属といわれます。金属アレルギーとは、金属と接している皮膚部分にかゆみを伴う炎症を生ずる病気で、時には金属と接していない他の部分にも発症することがあります。金属アレルギーの特徴は、今まで金属と接しても何でもなかった人が突然、ある時から接した金属を拒絶する抗体がリンパ球にできて発症します。この抗体が一旦できてしまうとアレルギーを引き起こす原因金属(アレルゲン)と接触するたびに皮膚炎を生じ、抗体は数年から数十年、時には一生消失しないというしつこい病気となります。金は感作能(かぶれをおこす能力)の強い物質ですが、金属から金イオンが溶け出すことはほとんどありません。したがって、純金の装身具をつけて金皮膚炎をおこすことはありませんでしたが、近年ピアスを装着する機会が増加するとともに、金アレルギーによるピアス皮膚炎が増加しています。ピアスの穴の上皮化(皮がはること)が完成する前にニッケルメッキのピアスや、金製のピアスを装着すると金属が傷口の組織液に直接さらされることになり、金属イオンが大量に溶出します。このため、簡単にアレルギーが成立してしまう訳です。接触皮膚炎のばあいは診断が比較的簡単ですが、異汗性湿疹やアトピー性皮膚炎の場合は金属以外にも原因や悪化因子がありますから検査が必要になります。やはり7年前にパッチテストを行われているようですが、念の為、再度パッチテストをされると良いでしょうね。あと、内服誘発テスト、リンパ球幼若化試験などがありますので、受診の病院の担当医師にご相談をお勧め致します。 既にご存知かとは思いますが、パッチテストは背中や腕の内側に薬を付けた絆創膏を貼ります。これを濡らさないように2日間待ちます。2日後に絆創膏をはがして赤くなっていれば陽性です。金属アレルギーの場合には2日後より3日後や一週間後の方が反応が強くでることがありますので、一週間は様子を見ましょう。 パッチテストで陽性の場合には内服誘発テストをした方がより確実です。内服誘発テストは金属の粉を飲んで実際に発疹が悪くなるかどうかを見る検査です。内服する量など難しいことが多いので注意が必要です。地域の大学病院などの大きい病院で相談してみて下さい。場合によっては入院が必要になる場合があります。リンパ球幼若化試験は血液中のリンパ球を取り出して、リンパ球に金属の液をかけて反応を見る検査です。アレルギーがあればリンパ球が激しく反応するので、アレルギーの有無がわかります。ただ、アレルギーがあっても反応が陰性になることがありますので、陰性の場合にアレルギーがないという証明にはなりません。この検査は保険がききませんので実施してくれる施設は特定されます。これも大学病院などの大きな病院で相談してみて下さい。また余談になりますが予防について説明させて頂きますね。 金皮膚炎の予防のためにはファーストピアスはチタン製かセラミック製を選ぶ方が無難です。医療用ステンレス製も比較的安全です。 長々と書いてしまいましたが、アレルギーは体質的なものであり、気が付くと治っている場合も確かにありますが、大半の場合は一生続くと考えておいた方が良いでしょうね。専門外でしたが、暇な外科医からでした。

noname#6772
質問者

お礼

やはり再度、パッチテストを受けてこようと思います。 なにせ7年前ですので、私自身の記憶も曖昧で・・・。 早速のお返事、ありがとうございました。