こんにちは。
ブレーカーは過電流遮断機と言われます。その名のとおり電流が過度に流れると遮断します。なぜ、遮断するかというとNO.1さんも言われていますが、火災の原因になるからです。
原理はすごく簡単で、熱を帯びると曲がる金属を2種類用意してそれを張り合わせてあるだけです。それぞれが違う温度で曲がるものにします。そして20Aのブレーカーだとすると22Aくらいで片方の金属が曲がり始めるので接点が外れて電流が通らなくなります。電流は金属などの負荷(抵抗)を通るときに熱を発生します。この原理を利用しています。この金属は常温でまたもとの形状に戻るのでそのまま放っておけばまたつながります。しかしこれではその原因が取り除かれていない場合もあるので、曲がったときに別の機構で電流が流れないように回路を遮断します。ブレーカーはこういう機構を持っています。だからブレーカーが落ちたときに瞬時に戻しても電流は流れません。金属がまっすぐになるまで待つことになります。
なお、電流容量によってさまざまなブレーカーがありますが、家庭用では分電盤で50Aとか80Aくらい、各回路で20Aが一般的でしょうか。