基本に忠実にやれば難しいことはありません。まず、バッテリーのマイナスのねじを緩め端子を取り外します。このとき絶対に工具がプラス端子と触れてはいけません。触れてしまうとショートして瞬間的に数千アンペアというとてつもない電流が流れバッテリーの爆発や火災につながる危険性があります。心配であればプラス端子を布などで被い工具が触れないようにしておきましょう。マイナス端子が外れたプラス端子を取り外しますが、このときもバッテリーのマイナス端子(車からコードがつながっている端子のことではなくバッテリーの端子)に工具などが触れないように十分に気をつけましょう。二つの端子が外れたら、バッテリーの取り付けボルトを緩めバッテリーを取り外します。次に新しいバッテリーを向きに注意して同じ位置にセットし取り付けボルトを締め付けますが、このボルトの締め付けはむやみに締めてはしけません。手で締め付けてバッテリー押さえの金具がバッテリーに接してから工具で2回転か3回転締め付ければ十分です。それ以上の締め付けはバッテリーのケースを変形させる原因になります。また、プラス、マイナスの端子の位置は絶対に間違えてはいけません。これを間違えるとショートして車両を破損させることになります。
また、オーディオやナビなどのメモリーが消えてしまう(消えない場合もある)のでバッテリー交換後に再度設定する必要があります。これらはそれぞれの機器の説明書を参照してください。一部の車種(イスズのナビ5などではシフトパターンの学習内容も消えてしまいます)では車両制御機能の一部もリセットされてしまいますのでしばらくの間運転操作がギクシャクした感じになる場合があります。このようなことを防ぐ装置もありますが、個人でのバッテリー交換でそのような装置を購入するのは無意味でしょう。
最後に蛇足とは思いますが、交換する際にはエンジンを止めてキーを車から抜いた状態で行いましょう。また周囲に燃えやすいものがあるところや走行直後に行うことも避けましょう。交換した不要のバッテリーは不法投棄せずにスタンドやショップで引き取ってもらいましょう。
お礼
皆さん、ありがとうございました!少し難しそうなのでどうかと思いました。(笑)