髪の毛の専門家,理容師ですが,話の内容は,ほとんど私の専門外に終始していますので,印は一般人にしておきます。
栄養学では,銅の欠乏症の1つとして,毛髪の色素脱失,つまり,白髪が挙げられています。
では,kenji-sさんは男性ですから,1日に0.9mg以上,10mg未満の銅を摂取していれば大丈夫かというと,実は,そういう話にはなりません。
しかも,サプリメントで摂取しようとしても,サプリメントは吸収が悪いですから,食事の銅摂取量と併せて0.9mgになるようにしても,絶対に,0.9mgを下回ってしまうようになります。
では,食事とサプリメントで銅摂取量が0.9mgを超えるようにすればいいかというと,これもそういう話にはならないのです。
というのは,銅の1日の摂取量が0.9mg以上,10mg未満摂取出来ていたとしても,その他の栄養が不足していますと,銅の摂取量も不足しているのと同じになってしまうのです。
体内に吸収されている栄養は,ほとんどの場合,単独では働きません。
また,体内に吸収されている栄養それぞれに「健康を維持するために必要な量」というものがあり,健康を維持するための必要量に対する割合が最低のものと同じ割合だけ他の栄養も使われたら,余った分は一定期間(だいたい2~3日間)体内にストックされたあと,体外に捨てられてしまいます。
さらに,栄養の吸収を助ける栄養と助けられる栄養がありますので,1つの栄養だけが充分以上摂取出来ていても,体内に充分吸収される保証はないのです。
そのため,すべての栄養が,それぞれの「推奨量」以上,または,「目安量」以上,もしくは,「目標量」以上,「許容上限摂取量」未満となるような食事」(このような食事を「栄養バランスのとれた食事」と言います)を摂ることが望ましいのです。
でも,このような栄養バランスのとれた食事を毎日続けることは,例え,栄養士でも至難の業だそうです。
ですから,一昨日,昨日,そして強の3日間で,推奨量,目安量,目標量をそれぞれ3倍した量になるような食事を心掛けるようにしてください。
ただし,許容上限摂取量とは,「1日にそれ以上摂取すると危険な状態になると考えられる量」ですから,許容上限摂取量が定められている栄養については,1日でそれ以上にならないように注意してくださいね。
> 最近変わったことは、貧血ぎみ、タバコの本数が増え
> た(1日10本前後)、シャンプーを変えた、ぐらいなの
> ですが関係あるんでしょうか?
一応,この中で関係がありそうだとすることが出来るのは,タバコでしょう。
というのは,喫煙=ストレスですからね。
ストレスを感じますと,栄養の吸収が悪くなっています。
つまり,喫煙によるストレスのために,そのストレスが解消されるまでの間,栄養の吸収が悪くなっているということです。
ですから,出来ましたら,スパッと禁煙するようにしてみてください。
ただし,タバコを吸わない(吸えない)ストレスもありますし,また,喫煙によるストレスで,他のストレスを解消している場合もありますから,スパッと禁煙するのが難しいようでしたら,喫煙回数を減少する方向からはいるようにしてください。(もちろん,最後は,スパッと禁煙するのが望ましいですよ)
また,「1日10本前後」ですから,軽いタバコだと思いますが,もし,重いタバコだった場合は,少しずつでも良いですから,軽めのタバコに切り替えていくのも併せてやってみてください。
なお,軽いタバコでも重いタバコでも,ストレスを受けることには代わりがありませんよ。
なお,タバコの本数が増えたということは,それだけ,ストレスを感じるようになったということも言えそうですね。
どのようなストレスかはわかりませんが,出来れば,喫煙で解消してしまうのではなく,別の方法で解消出来るようにしますと,喫煙本数も減少すると思います。
といっても,無理をしないでくださいね。(無理しますと,それがストレスになりますからね)
あと,貧血も関わっているような気がしますが,確実な情報を手にしていませんので,言及は避けることにします。
一応,関わっている気がする理由ですが,栄養を全身に運んでいるのは血液ですし,また,細胞が活動(細胞分裂なども含みます)する上で,酸素は必要だと思われるからです。
まぁ,もし,気になるようでしたら,医師に聞いてくださいね。
シャンプー剤については,石鹸シャンプー剤のようにアルカリ性のものに変えたというのであれば,可能性はあるかもしれませんが,それ以外の場合,一寸考えづらいですね。