カラーレーザープリンタ設計者です。
各々の専用紙を用いた場合、つまり各々が写真を出力するためのベストの状態で比べれば現状ではインクジェットが最もフォトクオリティは高いです。
普通紙を用いた場合はややカラーレーザーのほうがいい場合があります。要はインクジェットは用紙の影響を受けやすく、カラーレーザーは用紙による影響を受けにくいといえます。
インクでも、染料インクの場合は普通紙だとにじみが大きく発色も鮮やかにならず、全体的に眠い画像となりクオリティといわれると低くなるといえるでしょう。顔料系であれば普通紙でもにじみが少なく発色もやや良好ですが、それでも専用紙に比べれば眠い傾向にあります。
カラーコピー機はコピーをとるのならもともとの画像のクオリティが低くなるわけですからカラーレーザーよりも一段下がります。カラーコピー機をプリンタとして使用する場合(パソコンから直接出力)はカラーレーザーと同様だと思っていいでしょう。
つまり
専用紙:インク染料>インク顔料>カラーレーザー=カラーコピー(プリンタとして)>カラーコピー(コピーとして)
普通紙:カラーレーザー=カラーコピー(プリンタとして)≧インク顔料>インク染料 (不明:カラーコピー(コピーとして))
ザックリ言うとこんなイメージです。
ただ、フォトクオリティ、と一言で言っても画像の特性はいろいろありますし、画像によって得意不得意もありますから、一概に言いにくいところではあります。画質評価の方法や定量化はまだまだ発展途上にあり、現在も研究が進められていますが、画質を総合的に一つの軸で評価する方法は今のところありません。
お礼
ありがとうございました。