Q/制作費に違いが出たりするものなんでしょうか?
A/DVDで使えるのは、MPEG Audio Layer-3、PCM、DolbyDigital、Dts,SDDS、MPEG Audio Layer-2となります。
そのうち、コストが掛かるのはDolbyDigitalとdts、SDDSの3種類で、SDDSは未だに対応製品もDVDも出回っていませんのでもう登場することはないでしょう。
この中で最も音質が良いのは、PCMになり、次いでSDDS、DTS、Dolbyとなるでしょう。
Q/レコード会社がケチってリニアPCMにしているのか?
A/けちっているかどうかは、それぞれの判断でしょうね。
ちなみに、
DolbyDigitalが必ずしも良いかどうかというと、微妙です。PCMの5,1ch化もDVD -Audioでは映像付きで可能ですからね。
DolbyDigitalは圧縮がかかりビットレートはDVDで最大448Kbpsになります。
通常PCM音源2chであることを考えると、1536Kbpsはありロスを伴う圧縮であるDDが必ずしも良いとは限りません。
迫力があるのはDolbyやdtsなどのマルチチャンネルですが、ライブの場合は録音場所によっては、マルチチャンネルでは聞き取りにくい場合や、気に入らない人もいるでしょうから、2chで音質を重視した方が無難であるというのも言えるでしょう。
また、バイノーラル録音(ダミーヘッドを用いる方法/先の方がおっしゃるマネキンを用います)をすればマルチチャンネルにしなくとも2本のスピーカーでリスニングポジションさえ正しければ、あたかもその場にいるような雰囲気を味わえますので、無理にステレオソースをサラウンド化する必要があるかどうかも疑問です。
お礼
まさかドルビーデジタル使用時にロイヤリティがかかるとは思いませんでした。 この点だけ取ってみても「レコード会社ケチってるなー」 と素人目には映ってしまいますね(^^; 詳細な解説ありがとうございました。