毎日長い時間パソコンのディスプレイを見続けている方に誰でもおきる症状です。
ドライアイを言い換えれば乾燥眼ということです。人が誰でも、まぶたの瞬きを無意識のうちに頻繁に行って、角膜や白目の表面に涙の水の幕を絶えず張って、角膜や白目の表面の乾燥を防いでいます。
ところが、パソコンを長時間見る方は、パソコン上の文字に焦点をあわせ続けますので、殆ど瞬きをしません。
このため、角膜表面や白目の表面に涙の水分が補充されず、水の膜がなくなります。その結果、角膜の表面や白目に見えない小さな傷がついて、角膜が曇ったり、白目が充血し、眼が痛くなってきます。ひどくなってくると、目やにが出るようになったり、ディスプレイの画面をまぶしく感じたり、充血したりして、眼が痛むようになります。角膜に細かい傷が付くと、画面がボヤッとかすんだりします。(私もそんな状態を何度も経験しています。)
ディスプレィ画面からでる紫外線も長時間画面を見続けると網膜に害があります。症状としては、眼が痛み、目やにや涙が出てしょぼつき眼になったり、視力が低下します。
対策は、以下のようなことを心得る。
意識して瞬きをしたり、目の玉をくるくる回す運動をする。
眼薬を時々さす。
画面の輝度を下げる。
時々画面を見ないで室内や窓の外を見る時間を作る。
黒い眼隠しを掛けて、眼の休憩する時間を作る。
夜は、真っ暗にして寝る。
●眼が痛み出したら、目薬を差して、真っ黒のアイマスクをして(夜は真っ暗にして)、眼の痛みが取れるまで眼を十分休める。
放置し、痛みをこらえて眼を酷使し続けると、視力低下や飛蚊症や白内障や緑内障の誘引になります。