痒みがこれほど日常に支障をきたすなんて思いもしませんよね。経験しないとわからないと思います。私も小さい頃からずっとアトピーで、いくつもの病院を転々とし、いろいろな本を読み、それでも一向に改善しない症状にますます焦り、苛立ち、情けなくてたまらなくなったりもします。でも、今症状が落ち着いてきて感じるのは、そうやってアトピーに対して神経過敏になっているときこそ、精神的に落ち着けず、それがストレスとなってますます症状を悪化させる大きな要因の一つになったのではないかと思っています。神経と連動して身体も過敏になるようです。
特に顔がひどいとのことですが、私も一番ひどい状態の時は顔と首と臀部でした。顔は髪の毛のちょっとした刺激だけでものすごい痒みが出ました。首も同様で、布団や毛布を肩までかけて寝ることができなかった。服の刺激も、化学繊維だろうと綿であろうと関係なく、赤く熱を持ち皮はぼろぼろでもちろん出血も。人前に出るのも、自分で自分の顔や皮膚を見るのも嫌でしたね。臀部ひついてはもう座ってられないのでこれも精神的にもかなりのダメージでした。
顔の皮膚はとても弱いので現在使用されている外用薬の程度が強いものでないか確認されてみてください。ステロイドは確かに効きますが、やはり長期の使用や強いもの、服用タイプのものには抵抗があります、個人的に。
みなさん書かれていますが、食事に気をつけることはとても効果のあることだと思います。
さまざまな情報を集めて、これだと思うものをすがるような思いで試してみますが、他の人に効いても自分にはだめだったりします。それでも食事というのはやはりかなり重要なポイントではないでしょうか?男性なので味のしっかりとしたものや、あるいは一人暮らしをなさっているならばインスタント系の簡単なものを選ぶ機会も多いかもしれませんね。塩分の濃いものや動物性(タンパク質や脂肪)の多いものは良くないと思います。かといってまったく排除することは不可能だし、かえって偏ってしまうので多少はかまわないと思いますが。最初はつらいと思いますが、舌や胃はしばらくすると慣れてくれます。がんばってみてください。
あそれから、紫外線の刺激というのも大変大きいといわれます。特に薬を塗った状態ではその局部が(油分があるため)集中して紫外線を吸収するので悪化の原因となります。
あと、私の個人的経験から言うと、やはり、外的要因もそうですが、内的要因もかなり大きなウェートをしめていると思います。長年アトピーとともに生きてきてようやく気づけたことなのですが、心に余裕を持つこと。簡単じゃないですが、アトピーという病気に飲み込まれてしまっては自分を支えていけない。私の中でアトピーは排除しなければならない最大の対象だったのですが、今では私の一部として受け入れることができます。そして、そのことに気づき始めてから自然と落ち着いてきました。今も顔と首はたまににひどくなり、ステロイドも使用しています。atopさんもアトピーと戦うのではなく、アトピーとうまくつきあっていけるようにがんばってください。