まだ4度目ぐらいでしたら気にする必要はありません。人間は意外と妊娠率が低いので、そのぐらいで希望通り妊娠できたら、むしろラッキーだと思いますよ。
すでにご存じかと思いますが、オギノ式で排卵日を予測してトライというのはまず基本ですよね。(よくオギノ式を避妊法だと勘違いしている人がいますが、荻野博士が提唱したのはあくまで「妊娠法」。もちろん、その知識を使って避妊にも役立つのですが)
あと、できれば、排卵日1週間くらいはお互いに禁欲した方がいいそうです。その方が精液の精子も濃くなるし、より「感じる」ことで、女性の方も受精率が高くなります。(膣内は通常酸性で雑菌の侵入を防いでいますが、精子も酸性に弱い。性交時には愛液が分泌されて酸性度が低下し、その隙に精子が卵子まで到達しやすくなります)
いずれにせよ、あまり気にするとそのストレスで不妊症になりかねませんから、気にしないことです。ものの本によると、1年以上トライしつづけても妊娠しない場合を不妊症と呼ぶそうです。1年以上トライしても妊娠しない場合は、不妊症の治療を受けた方がいいかもしれません。
ちなみに、私と妻は、結婚して満1年経過した頃から子供を作ろうと思ったのですが、2年間トライしても妊娠せず、不妊治療を始めました。治療を初めて精密検査してみると、子宮筋腫や子宮内膜症が見つかり、ホルモン治療や子宮筋腫の摘出手術なども行い…不妊治療を始めてから6年後にようやく最初の子供ができました。その後は…「2人目も欲しいけど、また妊娠まで時間がかかるかもしれないから」…と、避妊せずに夫婦生活を送っていたら…一度妊娠して体質がかわってしまったのか、2人目も3人目も、不妊治療などせずにすぐに自然にできちゃいました。(^^)
不妊治療中にいろいろな本を読んだり、医師に話を聞きました。4回のトライで子供ができないぐらいでは、まだ不妊症とは言えません。気にする必要はありません。また、仮に不妊症と判断されても、現在、10人に1人は不妊症なので、不妊症は決して珍しい症状ではないそうです。
女性の月経は、約1ヶ月周期で急激にホルモンバランスが変化して体質が変化します。これは体にかなりの負担があるのだそうです。昔は10代後半ぐらいで結婚して出産していましたし、当たり前のように5人以上の子供を産んでいました…1回の妊娠で1年以上は月経が止まりますの、意外と「月経のない期間」が多かったのです。ところが、現代の女性は20代後半あるいは30代まで子供を作らなかったりすることが多いため、昔の女性に比べると倍ぐらいに月経の経験数が増えています。つまり、一種の月経過多状態にあるわけで、これが子宮筋腫や子宮内膜症、あるいは卵巣膿種といった、最近は20代の女性にも多いいろいろな婦人病の主要な原因の一つではないかという学説もあるそうです。(実際、私の妻も不妊治療の一環として、ホルモン剤を使って数ヶ月月経を止めて体を休める…ということもしました)
まぁ、なんにせよ、まだ4回ですから、心配する必要はありません。が、1年たっても子供ができないようなら、産婦人科で診てもらった方がいいと思います。もしかすると、子宮内膜症などの、不妊になりやすいなんらかの持病が見つかるかもしれません。(もし、そういう病気が見つかっても落ち込むことはありません。現在では多くの女性が当たり前のようにかかえている病気ですから…風邪と同じくらいポピュラーだそうです)
お礼
ほんとになんと言ってよいのやら。 男性でこんなにも女性の身体の事、子作りについて理解がある方がいらっしゃるなんて、ほんと心強いです。自分達の不勉強さも痛感させられました。私ももう34歳。今更ですがちょっと焦りすぎていたのかもしれません。具体的な数値まで書いてくださって、安心しました。焦らず、自分達の望む方向に進むようがんばるつもりです。