ロリータ・ファッション

質問

最近ドイツ人のメール友（現在３０歳女性、３年くらいメールやりとり、普段の顔は写真で知ってた）がロリータ・ファッションもしくはゴシック？を極端に好んでることを知りました。それまでgothicとかlolitaとかちょこちょこ彼女、書いてはいたんですが、こちらもそんなに英語とかファッション関係が得意でもないので昔のパンクのまねごとくらいを仕事が休みの日にやってんだろうと勝手に思って（革製服、色は黒白でキメる、ぐらいの簡単なイメージで）気にもせずにメールやりとりしてました。最近まとまって写真を自分のホームページにだしたので見てよおってきたので見たら驚き。これは昔、私が毛嫌いして嘲笑してきた（高校生ぐらいのとき）オタクの世界ではないか。少女人形と悪魔の世界というか。化粧も悪魔バージョンはデーモン小暮みたいで。写真を撮るときなぜそんなに睨む？みなさんの周りでロリータ・ファッションあるいは悪魔メイクをする人は普段は普通ですか？私、高校のとき名簿のすぐ上にいて３年間クラスいっしょだった人が（男性ですが。仲よかった）高校のときアニメおたくけっこう入ってて社会にでてから風の噂で精神的に破綻したと聞いてるのでどうしてもイメージがだぶってしまうのです。
あとほっぺたにドリル？牙？みたいな形のピアスをしてるのですがこれはパンクの一種ですか？
ロリータ、ゴシック、コスプレなどをしてる女性に共通した特徴、性格とかはありますでしょうか？素人的にみると失礼ですがいわゆる”幼稚”な性格に見えてしまう。あとロリータ、ゴシック、コスプレ、パンクファッションは明確に分類できるのですか？

回答No.1

noname#67192 · ベストアンサー

ゴスロリを好むひとは大まかに、

a.ゴシック系ビジュアルバンドのファン
b.ゴシックホラーのファン
c.ヨーロッパ系アンティーク調の愛好者
d.ゴシックパンクのファン

に分かれるとおもいます。
b.c.は漫画やアニメ、映画のモチーフにもよく用いられるので、いわゆるそっちのオタク系のひともいるでしょう。
お友達は恐らくbとおもわれますが、日本ではａのタイプが主流だと思われます。（多分…）
（あと、きいた話ではヨーロッパではハロウィンなどの風習もあるし、ドレスを着てパーティーをするのも盛んなので、わりと仮装みたいなものに気合いをいれるのは遊び心として、日本ほど白眼視はされないようです）

で、なぜゴスのひとたちが「ちょっと精神的に異常」とか「病的」とかいう印象をもたれてしまうかというと、それもちゃんと歴史的背景があります。

語源になった「ゴシック様式」そのものは１２世紀の建築様式から派生する芸術のことなのですが、
その支流に「ダダイズム」が生まれました。
…既成のもの、美しいものに反抗し、破壊しようという芸術運動です。そしてここから、「パンク」の精神が生まれてきます。

そしてその反抗としての表現の流れは、８０年代に、「社会への反抗」として「体育会系音楽（パンク・ロック）」、
「モラルへの反抗」として「病的耽美系音楽（ポジティブパンク）」へ分かれていきます。

ゴシックパンクはこの「病的耽美系音楽」の直流であり、またこれがハードロックと融合していったのが９０年代のビジュアル系バンドなのです。

つまり、ゴシック・ロリータは単なる衣装というよりは、自らの反抗精神の表現であり、主張であるといえる部分があるということです。
そういう意味で、「他者」を模倣するものである「コスプレ」とかとは、本来的にはちょっと違うものであるといえます。ただ、言葉としては、「扮装の種類としての分類」の中で同じカテゴリにいれられてしまうことはありますね。

以上のことから、ゴスロリの人たちは、精神的にそういったある一定の系譜の上にいるひと、反抗・退廃の思想の心酔者も、ゴスロリでないひとよりは多いとはいえるとおもいます。
ただ、そういう主張とは関係なしに、ただああいう雰囲気とか、レースのついたお洋服がすき、という理由で身に付けてるひとも多いようなので、それは「人による」としかいいようがありません。
スプラッタホラーのファンの人が全てサディストとはいえないのと一緒です。

なんかとりとめなくなってしまいましたが
少しでも参考になれば幸いです。

お礼

すばらしい回答です！全然違うショッキングな世界だったのでかなり参考になってます。すぐポイント２０をつけようと思いましたがほかの人の意見も聞きたいのでもうちょっと待ってください。仰せの通り私のドイツ人はbだと思います。メールの内容は普通ですけどね。。ただ私はaのアメリカ人も知ってます。世界中にいてタイプもピンきりなのですね。。。あと思うのはゴスロリ（あるいはコスプレか？けっこう混乱、、）の人たちはなぜ集団で固まるんですかね。品評会とかそういう意味合いもあってコスプレ？大会開くんでしょうか、、、あと彼らは一場所に集まるとabcd別に本能的になんとなく分かれるんでしょうか。（決して馬鹿にしてるわけではありません）ゴスロリの人たちは敵味方の区別が普通人に比べて多少敏感でしょうか。ゴスロリの人たちの意見お願いします。

回答No.2

feelmysoul

こんにちは。

２０歳女性、高校生の頃からロリータ服を着ています(ゴシックロリータではないですが)

まず、オタクとロリータは関係ありません。
二つとも、世間ではあまり認められていないとか、イベントに着てくる人が多いので、混合されがち、またはコスプレとして着る人もいることからオタクばかりだと考えられがちですが、違います。

ただのファッションです。
あなたが、お店で「この服がいい」と言って選ぶのと同じです。

私達が幼稚か？それは分かりません。
ただ、今、ゴシック、ロリータは印象が非常に悪いのは確かです。
それに対し、このファッションを愛する人は、動き出しています。
・電車で席を譲る
・座り込みはしない
・挨拶はきちんとする
・血糊の着いた服は、ライヴやイベント会場以外で着ない
私は、一人で着て歩くことができなければ(初めて着るときは仕方ないけれど)あまり着て欲しくないです。

ゴシック、ロリータ服を着ていて、心が疲れてしまった人がいるかもしれません。
しかし、国中で心が疲れている人はどれだけいるでしょう？
服装が目立つから、事件が起きて、このファッションを愛していると、直にニュースになりますけれど。
例えばギャル系の子が犯人だったとして、報道は
「犯人の少女は、ギャル系で、ギャル系の服を着る人はこの精神傾向が強く・・・・・・」なんて報道しませんよね。
目立つから、人と違うから報道は派手にニュースにしたがるのです。
そして、また印象が悪くなる。

少なくとも、私は普段着としてロリータ服を着ているので「普段は普通ですか？」と聞かれても
「ロリータ服を着ている私が普通の私なので、答えようがありません」と、いうのが回答です。

私の大学を教授は、ゴシックロリータについて研究しています。
先生によると
「彼女達の心は繊細で、そして創造性に溢れ、しかも強い」
だ、そうです。

お礼

ロリータ様ご本人からのご丁寧なご回答ありがとうございます。少し偏見のようなものも正直いままでありましたがひとつの個性として認識するようにします。繊細だけど頭はいいなあというイメージは思っておりました。