- ベストアンサー
鬱病などについて。
鬱病や統合失調症は自覚はできないのでしょうか? ひどくなってから周りが病院を勧めたり連れて行ってわかるのですか? 私はこれまで、鬱病は、もうご飯も食べられないくらい何も出来ず、生きる気力も失せて、引きこもりがちで、暗く、死ぬ事ばかり考えてしまうものだと思っていました。 そして、統合失調症は幻聴や幻覚があるものと思っていました。 でも、友人の配偶者の友人の配偶者(ややこしくてごめんなさい)は、2~3年前から鬱病と診断され通院していますが、ものすごく活動的外交的で、飲み会や海外旅行にも積極的に行ったり、就職活動をはじめたりします、ただ家事が全くできなくて、家にいるとふさぎこんだりイライラしているらしく、ダンナさんに暴言を吐いたりお酒を飲み過ぎたりするそうです。 また、ある統合失調症の人のHPをよく見ていたのですが、毎日の日記など、確かに調子の悪そうな記事もあるようだけど、悩みも調子の悪さも普通の人とかわりないようなものでした。(こちらについてはHP上だけなので真相はわかりませんが) 特に鬱病に関しては、上記、友人談から、今までの認識と違ってしまい軽いショックを受けました。(それまでにも鬱病経験者の記事なんかで、あれ?これって躁鬱病の間違いじゃないの?と思う事があったりしました・・・) 明るく積極的でも鬱病はあるんでしょうか? 幻聴や幻覚がなくても統合失調なのでしょうか? 境界線がわかりません。 こんな質問をしたのは、もしや自分も?と思い当ったからです。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
実は私の家内が統合失調症になりまして、私もその対応と介護から、重症のうつ病になってしまいました。 もう、10年にもなります。 まず、うつ病ですが、この病気の患者さんは基本的に病識(自分が病気であるという認識)があります。 しかし、仕事等の関係や、社会的な立場等から、自分自身では決して認めようとしない方も、中にはいらっしゃいます。 (しかし、当人自身は、分かっているはずです) また、症状の出方は人によってかなり違いますので、いつ見ても抑うつ傾向に見られる人もあれば、周期的に、うつ状態と、かなり普通の間を、繰り返している方もおります。 >私はこれまで、鬱病は、もうご飯も食べられないくらい何も出来ず、生きる気力も失せて、引きこもりがちで、暗く、死ぬ事ばかり考えてしまうものだと思っていました。 実際に私も重症のうつ病患者ですので、質問者様の思っていらっしゃる通りの状態に陥ることもままあります。 しかし、人にもよるかと思いますが、私の場合は、周期的なもので、ランダムですが、この劇うつ状態と、かなり普通の状態を繰り返しています。 従いまして、以前、ここの投稿でも、うつ病の患者が、こんなところで書き込みなど出来るはずがないというものを見かけましたが、そんなことはありません。 私も、調子の良いときには、こうして、書き込みに参加させていただけるほど、普通になります。 また、調子の良い時にしか、外に出られませんので、おそらく近所の方にも全く普通に思われていると思います。 (勿論、劇うつ状態の際は、それこそ何もしたくないというよりも、何もできない状態にまで酷くなります。気が変になりそうです) ただ、うつ病の中にも、仮面うつ病というものがありまして、これは近年特に増えていると言われておりますが、ご自身には、うつ病の特徴である、抑うつ感や厭世観等が全く無く、しかし、何となく体調がおかしいというものです。 これらの方には、病識は全くありません。 何だか分からないけど、最近体調がおかしいということで、総合病院等で検査を受けたにもかかわらず、異常がみつからず、最終的に、心因性のものではないかということで、心療内科や精神科を紹介されて、初めて、うつ病であったと気が付くケースが殆どです。 なお、昔は躁うつ病と言って、うつ状態と躁状態を周期的に繰り返す患者さんが実際に多かったのですが、今日では、単極性うつ病といいまして、躁状態が無く、うつ状態のみを発症する患者さんが殆どとなり、今日では、躁うつ病と、うつ病は別な病気として区別されています。 さて、統合失調症ですが、この病気の患者さんには、病識が無いことが大きな特徴です。 自分自身では、絶対に自分は病気では無いと思い込んでおります。 この病気の患者さんに対して、あなたは病気かもしれないから、一度病院に行こうなどと言っても、自分は絶対に病気では無いと言い張り、絶対に病院に行こうとはしません。 このような患者さんを、どうやって病院に連れて行くのかは永遠の課題でもありまして、このサイトの他の御質問でも時々見かけますが、その問題は、今回はそちらにお任かせします。 (逆の言い方をしますと、統合失調症の患者さんでも病識が付いて来た方は、かなりの回復傾向にあると言ってよろしいかと思います) >明るく積極的でも鬱病はあるんでしょうか? 人にもよるとは思いますし、その明るさ、積極さの程度にもよると思います。 先述しましたように、うつ病は、人により発症の仕方も違いますし、また、周期もありますので、調子の良いときは、全く普通程度には見えると思います。 (基本的には、抗うつ剤の副作用等を除いて、うつ病の患者さんが躁状態を呈することは無いとされています) そこで、うつ病であると思われていた患者さんが、限度を通り越して、極端なまで明るく積極的になった場合は、むしろ、うつ病ではなくて、元から躁鬱病であったか、さらに極端な場合は統合失調症を疑う必要も出てくるかと思います。 極端な躁状態と、統合失調症はよく似ているのです。 >幻聴や幻覚がなくても統合失調なのでしょうか? 統合失調症と診断されるためには、最低でも次のうち2つ以上の症状が1ヶ月継続している必要があります。 1.妄想 2.幻覚 3.まとまりのない会話(話の脱線、支離滅裂) 4.まとまりのない行動 5.上記の状態でない時に、陰性症状に陥る。 (感情の平板化、思考の貧困、意欲の欠如) したがって、幻覚や幻聴の無い統合失調症の患者さんも、中にはいらっしゃると思います。 が、統合失調症の患者さんの中には、幻覚、幻聴等のことを他人に話さない方も多くいらっしゃいますので、実際の所、幻覚や幻聴があるのかないのかは、外見ではなかなかわかりません。 また、統合失調症の患者さんの多くは、自尊心が極端に増大される方も多くいらっしゃいます。 自分は偉い、自分の言うことに間違いは無いなどと、極端に自己主張が激しくなります。 もっと、極端になると、自分は神だとまで思い込んでしまう方もいらっしゃるようです。 実際に神様や仏様の声が聞こえたり(幻聴)、姿が見えたり(幻覚)します。 (その為、実際に、ご自身が教祖になって、新興宗教を作ってしまったりする方も・・・) 大変、長文になってしまい失礼しました。 少しでも、ご参考になれば幸いです。
その他の回答 (2)
- pomocc
- ベストアンサー率42% (142/333)
うつ病の症状の出方は、人によって様々なのかもしれませんね☆ わたしもうつ病と付き合っていますが、No.1の方と同様に周囲の人はわたしがうつ病だなんて夢にも思っていません。みんなの前では、明るく元気ですから。 というのも、どんなに気分がふさぎこんでいるときでも、こういう姿をみんなに見せてはいけないという気持ちがあって、無理して元気に振る舞うからです。 たいていの人は朝に重いうつに見舞われ、わたしの場合もやはり朝は大変です。朝は鬱が激しく、普段はイライラしないようなことでもイライラしてしまって、愛犬にやつあたりしたり、いろりろです。コップを置くときの音にでさえ、その音を聞くと、体にイライラ感が走って、自分でもなんでそんなにイライラが出るのか分からず、どうすることもできません。 また、精神的にプレッシャーを感じるような出来事をやる日とか、外出など疲れることをした日は、自宅に帰宅してから、激しい鬱感に見舞われ、動けないほどで、なんにもできませんね。 自分がうつ病であることは、心療内科を受診する前から自覚できてましたよ。 というのも、ただたんに気分が落ち込んでいるのではなく、頭痛とか鼻水とかの症状と同じように、鬱感という症状が体にあるからです。どんなにやりたいことをやろうとしても、この鬱感が消えず、できないです。やりたくても鬱が邪魔して出来ない、というのがわたしのうつ病です。 鬱感がひどいときは、死にたいという感情が体から勝手に出てきてしまって、ふとんにうずくまる以外に、どうしようもないですね。 あと疲やすくなって、ちょっと外に出ただけでも、相当の疲労になることがたいていです。 わたしはうつ病とパニック障害を両方もっていて、最近は、パニック発作の回数が少なくなってきて、うつ病のほうで悩ませれています。 病院には通っていますが、早く治りたいです。
お礼
ご経験談をふまえての御丁寧な回答をいただきましてとても感謝しています。 #1様のご回答も合わせて思う事は、#2様が仰るように、鬱病の出方は人によって様々なことがわかってきました。医学本の症状とは全く違いますね。 実は私の父が一時期、大病、手術の闘病から、退院後、鬱病になりました。その時の父は、本当に暗く、食欲もなく、我が事だけで精一杯で、他人への配慮はもちろん、笑顔一つなく、表情も仮面のようでした。そういうのが鬱病だと思い込んでいました。 私の現在の感じは、2様と似ている気がしました。 人前では明るくなります。意識してるわけでなく、無意識に元気を装っているというか、スイッチが切り替わると言うか・・・。でもその後一人の時はどっと参ってしまいます。精神的にプレッシャーがあると、情緒不安定が増し、パニック発作も出て辛いです。2様もパニック障害があるのですね。 朝はひどいです。洋服を着て身支度をととのえるまで2時間くらいかかることもあります。なんか変ですよね、やはり。 >どんなにやりたいことをやろうとしても、この鬱感が消えず、できないです。< これもその通りです。私は片付け等、家事ができなくなっています。(以前は家事など部屋をきれいにすることが趣味みたいに大好きだったのですが) 一人暮らしなので文句を言う人もなく、自分では、怠け癖がついたのかな、と思ったりしていましたが、どうも普通の怠け癖とも思えない感じもありました・・・。明日こそがんばろう、そう何度決心しても、どよん、とした鬱陶しさとパニック発作の予期不安でできません。 >あと疲やすくなって、ちょっと外に出ただけでも、相当の疲労になることがたいていです。< これもその通りです。もともと虚弱体質で疲れやすいのですが、ここ1年は、ごく近所の郵便局やコンビニに行くだけでも、電車に乗って行ったのと変わらないくらい疲労します。年のせいと思っていたのですが、それにしても何かおかしいです。 ありがとうございます。本当にとても参考になりました。私も病院へ行ってみようと思います。特別、強い自殺願望はないのですが、時に、発作的に自殺するのではないかという予感がよぎります。普通の暮らしがどんどんできなくなりそうで怖いんです。 ありがとうございました。
- odiel
- ベストアンサー率7% (3/40)
こんにちは。私はうつ病と3年以上付き合っているものです。私から言い出さない限りうつ病というのは周りはは気が付きません。 というのは私は一般に言われていたり本に書かれているような引きこもりとか自殺願望などの症状が無いからです。夜から朝までですが普通のファミレスで接客業をしていますから。 でも近所や知り合いに出きれば会いたくないし、子供の小学校の職員の心無い一言でいまだに三か月ほどたちますが小学校には近寄れませんし、何より集中力の低下という症状のおかげで記憶がなくなっていたりひどかったときはいつも使う交通手段までどうたどり着いていいかわからなくなるときもありました。 私がうつ病であることは自分で気が付きました。一言で言えば自分が自分でなくなったからです。ちょうどCMとかで鬱の事を流し始めたころでもありましたしネットで調べたら完全に鬱に症状と合致したからです。 今ではネットなどで自分でチェックシートなどもあるので鬱でも統合失調症でも自分で発見することも出来ます。ただ特に統合失調症は自分はそうではないと認めたがらない方も多いので周りが気が付いて病院へ連れて行かないといけないケースも多いわけです。 私ももともと明るく今でも調子がよければバレーボールをしたりこどもと旅行に行ったりします。快方に向かっていても状態の波があり家事がまったく手に付かない場合もあります。 どんな病気でも回復に向かっていても必ずしも右上がりによくなるわけではありません。それに本に書いてある通りとかみんなが同じ症状が出るわけではありません。 どんな病気でももしやと思えば病院にいって調べていただいたらいいと思います。違ったとしても安心して診察してもらえるのが病院であると思いますから。
お礼
ご経験談をふまえての丁寧な回答をいただきまして本当に有難うございます。 私は十年ほど前から、パニック障害は自覚しており、内科的持病で通っている内科から、抗不安薬と眠剤もいただいております。 鬱病に関しては、私自身、本などで知る限り、自分はあてはまらないと思っていましたが、ここ3~4年で徐々に、また、この半年では普通ではないような気掛かりな自分がいます。 >一言で言えば自分が自分でなくなったからです。< これは、以前までの自分ではなくなった(これまでできたことができなくなったとか)、ということでしょうか。 私は今そんな感じの中にいます。自殺願望はありませんが、何か言い表わし難い自分の中の変化を感じています。 とても参考になり、きっかけくださる内容のご回答でした。本当にありがとうございます。病院へ行く向きで考えていきます。 受診するとしたら、科は精神科で良いのでしょうか?
お礼
お礼が本当に遅くなって申し訳ありません。自分自身の不調に加え、パソコンの不具合で、遅くなりました。 ご回答、本当に心から感謝しております。とてもわかりやすく、丁寧に、親切にこんな私にお答えくださって嬉しかったです。何度も拝読していました。(一度お礼を書き込んだ時フリーズしてそれからログインできなくなりました、すみません)ご回答はファイル保存していたので何度も読むことができました。 いろいろあってまだ病院に行くまでには至っていませんが、なんとか生きています。本当に有難うございました。そしてお礼が遅れてすみませんでした。うまくいえませんがいろいろな意味で励みになりました。回答者様もどうぞ御自愛ください。ありがとうございました。