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歯牙移植
こんにちは。 左下7番を抜歯しないといけないかもしれません。 親知らず(両上2本虫歯なし)が残ってるので、歯牙移植を考えてるのですが、いくつか疑問があります。 2つの医院で歯牙移植をしてくれるか訪ねたところ、2つともしてくれると言ったのですが、なんとなく積極的ではないような印象を受けたのです。 ネットで歯牙移植について調べたのですが、平均寿命が5年らしいそうです。 しかし、10年以上持つ場合もあるらしく、移植する歯が歯槽膿漏だったり、年齢が若い場合、寿命が短くなるケースが多いそうで、私の場合歯槽膿漏でもなく年齢は31なので、長期間持つのではと期待しています。 2つの医院の先生が積極的でないと感じたのは、私の感覚的なものですが、一般の先生方は歯牙移植はあまり勧めないものでしょうか? それとも2つの医院ともインプラントをやっているからと勘ぐったりしたりします・・・ あと確認したいんですが、現在歯牙移植は保険適用になったんですよね?
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移植する歯(親知らず)についてですが、根の先が完全に出来ていない方が(年齢が若い方が・根未完成の方が)移植した場合の予後は良くなります。が、30代40代でも勿論移植は可能です。 それと、移植と移植後の根治や補綴も含めて保険適用です。 その他のことは#1・#2さんの書かれておられること、同様です。
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- remonpakira
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No.1の方が言われている通り、その治療行為に対しての 治療成績が悪いと言うことが二の足を踏ませる原因です。 予後五年と言いますが、短期でうまくいかなくなる症例が 他の治療に比べかなり高率です。 患者さん側からみれば、確かに治療前に予後が悪い 場合が多いという説明は受けたが長時間にわたる苦痛を 伴う処置を受け、費用を払い、すぐにダメになったと なるとやはり納得いかない!という方が結構います。 そのため歯科の中でもクレ-ムの多い治療であり そういう意味でわりがあわないとなってきます。 移植してある程度持った後にダメになる原因は アンキロ-シスをおこすことによる歯根吸収ですが、 歯根が吸収される場合骨に置き換わります。 つまり抜いた直ぐより移植して数年経過してダメに なった場合の方が骨の量が増えるんですね。 骨量が多い方が当然インプラントを行う場合に有利です。 先生によってはインプラントを打つ前に歯牙移植を 行い、それによって骨を増やしてからインプラントを 打つという先生もいます(当然10年程度移植した歯 、自分の歯で過ごせるというメリットもある) (ただ、症例、先生により考え方の違いもあり一概に 言えないところはあります) 歯牙移植に際しては過度の期待はせずその程度のものと 思って行って下さい。
補足
大変詳しい説明、ありがとうございました。 一つ疑問にのぼったのですが、ネットで調べてみると移植歯の歯根をすぐ取り出して充填材を詰めてるとこもあるみたいですが、そのようにすれば歯根吸収が起きず長持ちする確率が増えるということも考えられるのでしょうか?
- tkdara
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歯牙移植の難しさは、抜歯したまわりの骨を削り穴を移植歯に合わせることにあります。骨を削らずそのまま適合することは非常に稀です。想像してもらえばわかると思いますが、歯の根の形を3次元的に穴で再現するのは非常に困難です。レントゲンで見ていても実際、抜歯してみると使えない大きさや形であったり、抜歯操作によっては、分割しなければ抜歯出来くて移植につかえなくなったり、歯根膜を損傷せざるを得なかったり(短期に歯根吸収してしまう)、確実な手術・予後の予測がむずかしい点が積極的になれない理由だと思います。移植する歯を抜き、抜歯した周りの骨を削ったあげく、やっぱり駄目でしたと言うのはつらいものがあります。 それに比べインプラントは、マニュアルどおりにドリルで削るとぴったり適合します。術者としてはインプラントの手術の方が気持ちよくできると思います。 そうは言っても、自分の歯を活用したい気持ちはわかりますし、実際はかなりアバウトな適合でもうまくいく場合もありますし、してくれるというなら駄目モトという気持ちでお願いされてはどうですか?
お礼
詳しい説明を頂き大変参考になりました。 ドクターが積極的でないように写ったのは、それなりの理由があったわけですね。 よく分かりました。
お礼
いつも回答ありがとうございます。 若い人の方が予後は良いのですね。 あと、おかげで保険適用の疑問は払拭されました。