再回答です。
結論的には繰り返しになりますが、「生活習慣の改善」が最も効果的な再梗塞の予防法です。
以下疑問の点に回答します。
>今回の病院のCT検査で細い血管が3本白く移っていました。
>よく言われている脳卒中等の倒れて即入院ではないのです。それが、今回の結果脳梗塞と診断され、どう受け止めていいものかわかりません。
病巣部位は分かりませんが、おそらく穿通枝という細い血管のラクナ梗塞でしょう。発症因は一般に高血圧との因果関係が深いと考えられています。無症候性(といっても頭痛やめまいはよくあります)の脳梗塞といい、血管障害の既往歴のない人でもみられますし、高齢になるとかなりの割合で発見されます。
>何度もCTやMRIもとりました。
>次回の診察予約も、薬の処方もないのです。
数度の画像診断で見つからなかったということですが、数ミリ経のラクナの場合には通常のCTでは鑑別は難しい場合が多いといえます。また、とくに微細な小梗塞は発生したときに「症状が完成した」といって、それ以上は症状が進まないので、とくにその梗塞巣に対する積極的な治療はしません。ほったらかしにされたようで、不安なお気持ちは分かりますが、発見された小梗塞自体の症状が悪化したり、危険が増すことはまずありません。それよりも今後新しい梗塞など血管障害が発生することを防ぐことが大事だということです。
>気をつけなければ、倒れる事もある爆弾を抱える頭という事ですか?
脳梗塞の主な危険因子は、第一に高血圧と加齢、さらに糖尿病、高コレステロール血症、心疾患、喫煙癖で、これらが複数重なる人には高率で無症候性の脳血管障害が発見されます。また、無症候性脳梗塞をもつ人はない人に比べて将来の脳出血の発生率が約10倍といわれますので、見つかった以上、予防の実践の必要性はとくに高いといえます。
生活を改善し、血圧管理を行うことでその危険度は数分の1になります。
血圧については記述がないので、正常値内ということですか。肥満などは大丈夫でしょうか。塩分の摂りすぎがあるようですが、日本人の通常の食卓でも塩分は過剰に摂取されています。とくに汁物と漬け物が問題です。既に参考URLがいくつか紹介されていますから、それをみて実行してください。
年に1回程度、日帰りドックなどの生活改善の指導も行われる少し精密な健康診断を受けるとよいと思います。
また、脳血管障害の危険は誰にでもあるものですから、あまり心配しすぎるのもよくないので、危険因子に注意すればそれ以上の心配には及びません。
>夏は元気なのですが秋から春にかけてめまいや、頭痛、肩こりのような目の奥の痛みを訴えます。
秋口の寒くなる前に、脳神経内(外)科を受診されれば、症状が軽減する投薬が処方されると思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。主人の血圧は低い方で、中肉中背といったところです。ですが、高コレステロールは当てはまるようなので、肝に銘じがんばっていきたいと思います。いろいろ教えていただきありがとうございました。