微妙な問題でもなく、明確に使用許諾違反になります。マイクロソフトとユーザーの直接の契約になるので著作権は関係ありません。
またこのWindowsのOEM契約は当初はPCメーカー専用のものとして取り扱われていましたが、おそらくPCパーツショップ側の要望を受け入れたのか、「自作でPCを構築する人向け」にということでマイクロソフト側が方針を変更し広がったものです。
「本契約書において「本コンピュータ」とは、お客様が入手された本ハードウェアが単一のコンピュータシステムである場合、本ハードウェア自体をさしますが、お客様が入手された本ハードウェアがコンピュータシステムコンポーネントの場合、その本ハードウェアと共に作動するコンピュータ システムをさします。」
とありますように、セットで購入されたパーツが組み込まれたPCと共に使用する限り、永続的に利用が認められています。逆に言うと、例えばメモリモジュールなどでしたらそれを例え同型のものに交換しただけで契約上はOEMライセンス権は失われてしまいます。
ばれるかばれないかで言えば、アクティベーションの際でないとチェックできないので、アクティベーションが発生しない状態での入れ替えならばれることはないということに一応なっています。
アクティベーションが発生する条件は、
・グラフィックカード
・SCSIホストカード
・IDEインターフェイス
・ネットワークインターフェイスのMACアドレス
・メモリ容量の範囲
・プロセッサの種類
・プロセッサのシリアル番号
・ハードディスクの種類
・ハードディスクのシリアル番号
・CD-ROM、CD-RW、DVD-ROMなど光ドライブの種類
の10要素のうち120日以内にある程度のもの(条件によって異なりますが大まかにいって6箇所)が交換されたら発生することになります。120日以上間隔が開いている場合は以前のコードが保存されていませんので、例えば以前のメモリと違うのかどうかというのは判別できないということになっています。
もちろん判別できないというだけで使用許諾に違反していることには変わりありません。