私はデュ・プレの映画を観て、デュ・プレを聴いてみようと思い、ファンになったものです。
映画でデュ・プレが死去したときに流れていたラジオのニュースの中で、デュ・プレの得意曲として、
「中でもエルガーのチェロ協奏曲は有名で」
という台詞がありました。また、イギリスでクラシックCDベスト10のアンケートを実施したところ、三位がバルビローリとのエルガーのチェロコンでした。ちなみに、一位はショルティの指輪。二位はカルロスのベト5,7。
エルガーのチェロコンですが、録音が二種類あります。
バルビローリとのもの。カップリングはイギリスの作曲家ディーリアスのチェロコンで、こちらの指揮はサー・マルコム・サージェント。
もうひとつが夫バレボとのもの。カップリングはエルガーのエニグマ変奏曲。
一般的?にはバルビローリとのものの方が評価が高いと私は思っています。
私が聞いた感想ですが、
バルビローリとのものは、オケがうまくて、凄くいい。感情が感じられる。
バレボとのものは、こちらは一般的にはバックのオケの評判がよくない。私が聞いた感想では、ソロはバルビローリ盤とは結構違う。どう違うかというと、こっちの方が凄い。心を切り裂くような凄いエレジー。痛切な心が音に込められている。
オケとソロのバランスはバルビローリ盤のほうがいいと思う。バレボとのものはソロが尋常じゃない。バルビローリ盤のソロも凄いけどね。
デュ・プレの代表的録音といえば、エルガーのチェロコンというのが通説です。と思っています。
レコ芸のベスト10では、デュ・プレ&バルビのものが一位だったような。
まあ、一枚聴くならエルガーのチェロコンだと思いますよ。デュ・プレの代表的録音らしいから。
二種類あるけど、これはどっちがいいんでしょうね。
バルビローリとのものは20歳の時の録音。バレボとのものは27くらい。
デュ・プレはエルガー以外もドヴォルザークなど、評判がいいですが、ドヴォコンなら他のチェリストの名盤もあるでしょう。ところがエルガーとなるとそうはいかない。エルガー自身が演奏したものもデュ・プレの次くらいに評判がいいそうですが、モノラルで古い。とにかくエルガーのチェロコンといえばデュ・プレといった感じですから。
なので、デュ・プレの代表曲エルガー。エルガーの名盤デュ・プレであるエルガーのチェロコンがいいと思います。
あとは、シューマンのチェロコンもいい。まあ、20代の録音しか残ってないし、チェロ協奏曲集で前見かけたCDで6枚組だったかな。あとは、ベトのチェロソナタを録音してますね。20代の録音しか残ってないのは、多発性硬化症になって、演奏できなくなったから。42歳でお亡くなりになりました。
では、そろそろ。
お礼
うわ~。リキの入ったレスにちょっとびっくりです。 有難う御座います。 そうですね、昔、彼女の紹介のあったレコ芸(確か87年か88年のもの)ですが、不覚にも燃やしてしまって手元に無いのです(汗 残っていればと思うと。。。 さて、エルガーですが、ご紹介のあったバルビローリでも手に入れてみます。 しかし、彼女の逝去時の年齢と私の年齢が今、一緒なので ちょっと怖いですね。。松田聖子も同じ年です~(笑 では。