- ベストアンサー
NTT電話→ドコモ通話が格安のわけ
- ドコモが通話料金の値下げを発表しました。固定電話→ドコモ携帯の料金が18.5→23秒/10円になります。
- NTT固定電話からドコモ携帯への通話料が安くなる理由や他の携帯電話会社が追随できない理由について考えてみましょう。
- また、従来の通話料金との比較や接続料金の設定による通話料金の高さについても注目です。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
byqさん、こんにちは。 Q1 についてはOKですよね。 Q2 なんですが、まったく公開されていない訳では無さそうです。郵政省のHPで、「アクセスチャージ」「相互接続料」といったキーワードを検索すると資料がワンサカ出てきます。しかし、私自身にそれを理解しここに回答できるだけの力がありませんでしたし、具体的な1通話あたりの金額の明示はありません。公開されていないと言い切ったのはまずかったかもしれません。(マクロな収支と相互接続料の算定方法などもあります。が、私には良く分かりませんでした。トホホ・・・) で、1通話あたりの料金が明示されていない事を、一般論で考えてみると特に不思議ではありません。原価の明細や純利益を明示して販売している商品は、見かけませんからねぇ。 Q3 です。まず、NCC系各社も今回のDoCoMoの値下げに追随するでしょう。 で、問題の、「現時点でNCC系キャリアがNTT電話→携帯の通話料が高い理由」ですが、私は以下のように考えています。 byqさんが、いみじくも仰っている >携帯発の通話料金は利用者皆が意識しているので が最大の理由だと思います。つまり消費者が意識している携帯⇔携帯間の通話料は安く設定しておき、安い携帯会社だというイメージをキープしておく。逆に消費者があまり意識していない、NTT東西→携帯は問題にならない限り放置しておく。 ということじゃないでしょうか。(あくまでも想像) この状況に消費者が気付きはじめれば競争が機能しはじめると思います。 今回のDoCoMoの値下げはNCC系キャリアにとっては厳しいと思います。勿論、追随してDoCoMoより低い料金を設定してくるでしょうが、台所事情は大変でしょう。DoCoMoは”i-modeの爆発的な伸び”という好要因がありましたが、NCC系キャリアはi-modeの伸びは悪要因ですから。 逆にDoCoMoは他社を突き放すチャンスで、業界内のプライスリーダーの地位を不動のものとしました。 経営学的な話になりますが、一定以上のトップシェアを得た企業はその業界内での価格決定権を持ちます。その企業が決定した価格に、他社が追随するという現象です。そうなると競争原理は働きません。 (家電業界で言えばプライスリーダーは松下電器です。最近の例で言えば、家電リサイクル法の「収集・再商品化料金」の決定に如実に現れていました。松下の発表後、各社がこれに準じた料金を続々と発表しました。) 固定電話の場合、容易に値下げできないよう、政府がNTTをうまく規制してました。同じ事を移動体通信の世界で行なう事も可能でしょう。しかし、IT企業の代表格であるDoCoMoを価格統制することは、景気回復に水を差す事になりかねません。 企業の命題が、利潤追求である限り市場原理を突き詰めると”独占”の問題に突き当たります。そう、Microsoftの様に・・・ 最後に、今回の回答はかなり私見が入っています。各社の正確な状況を現わしている訳では無いと言う事をご了承下さい。
その他の回答 (2)
- osafune
- ベストアンサー率48% (106/217)
byqさん、こんにちは。 Q1 固定電話から携帯キャリアへの通話料金は、携帯キャリアが設定します。ですからDoCoMo以外のキャリアがDoCoMoと同じ料金設定をする事も可能です。DoCoMoより高い料金設定をしているのは各社の営業戦略の違いです。NTT東西会社がDoCoMoを優遇している訳ではありません。もしそのような事がなされているなら公正取引委員会が黙っていません。 (詳しく説明しましょう。固定電話から携帯へ通話する場合の通話料金は通話の発信側、つまり電話をかけた人が料金を払いますよね。この通話料金はNTT東西会社が徴集します。しかし、この通話の成立には、NTT東西会社の固定電話網と携帯キャリアの移動体通信網の両方のネットワークが使われています。この料金を全てNTT東西会社が取ってしまったら、携帯キャリアは使われ損になってしまいます。そのため携帯キャリアは固定網からの接続の際にアクセスチャージと呼ばれる接続料金をNTT東西会社から取る事にしています。こうすれば料金は両方の事業者に分配されますのでどちらの事業者も損はしません。このアクセスチャージの料金は各社が独自に設定しています。これが着信先のキャリアによる料金の違いとなって現れているのです。) 参考:昔はNTTの交換機に、携帯キャリア毎に料金設定を変えられるような機能が無かった為、どのキャリアへの通話も同一料金でした。 Q2 アクセスチャージの料金は一般には公開されていません。 Q3 各社の営業戦略の違いです。 以上が回答です。 最後にQ3に対する私的見解を・・・ DoCoMo以外のキャリアって、DoCoMoに比べて大抵の料金は安く設定されていますよね。基本料金も安い、通常の通話料も安い、各種サービスの料金も安いとくれば、NTT東西からの料金が多少高くても、全体を総じて見れば我慢できる範囲では無いですか?
補足
ご回答ありがとうございました。 まず私の質問文4行目の「携帯電話→固定電話,携帯電話→固定電話」は「携帯電話→固定電話,携帯電話→携帯電話」の間違いでしたので訂正してください。 QA1で整理していただいた内容のようです。確かに3-4年前までNTT回線から携帯各社の通話料は均一でしたね。osafuneさんのご指摘のようにNTTが資本関係がある携帯キャリアを優遇することは市場としてフェアでなく公取の出番になりますよね。実は質問文を書くときも筆が滑ってそこまで書いて削除しました。 QA2についてですがNTTの公共性(半公企体)を考えると,その経営情報が公開されていないのは納得できません。少なくとも業界内ではオープンになってと思います。私のような素人が情報を得るヒントを御存知でしたら教えてください。 QA3ですが,固定電話→携帯の接続料を携帯キャリアが設定できるのに,NCC系キャリアがドコモの二倍以上に設定しているのは重大な戦略や深刻な理由があるとしか考えられません。そのあたりの業界事情を知るヒントがありましたら教えてください。 最後のosafuneさんの私的見解の携帯発の通話料金ですが,数年前はそうでした。最近は値下げ発表の先手もドコモですし,1-2カ月後追随値下げしても同等程度でドコモ以下の価格設定ができないようになっています。‥‥比較するにはドコモ同様の料金プラン体系の旧セルラー系AU地域支社でみると分かりやすいです‥‥でも携帯発の通話料金は利用者皆が意識しているので質問で述べたように1割の差もなく低下傾向で競争が機能しています。 今回質問として提起したNTT電話→携帯の通話料は,たとえばユーザーが,一人でSOHO起業し事務所NTT回線から携帯転送して顧客対応する場合を考えるとこの価格差は重大で,携帯電話はドコモ以外の選択肢はないように思えます‥PHSという手も価格面ではありますけど。だって名刺に携帯番号だけや,タウンページに記載のない電話番号の人との新規取引はためらうでしょう。顧客に直に携帯に電話してもらうときも相手の負担を考えるとドコモでないとお客さんに迷惑をかけることになりますし。 質問より長くなっしまいましたが,NTT電話→携帯の通話料に競争が機能しないのは不思議できっと深いワケがあるはずと思って質問した次第です。
はい。 Q1 ドコモはNTTだからです。 Q2 よく分かりませんがたしか3.5円とか6円とか、その程度だったと思います(未確認)。 Q3 Q1の回答と同様です。ドコモがNTT系列だからです。
お礼
お答えいただきありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。
お礼
osafuneさん,こんばんわ。私の補足にまたお答えいただきありがとうございます。 osafuneさんのお答えは私の認識と一致しています。‥‥というか以心伝心ですね。私も前回の補足を書きながら「NTTの公共性」という印籠を出したのは一般の商品売買でコスト構成を示さないのが普通なのを意識してでした。寡占状態では価格による競争が働かないことも昔教科書で習いました。 休みの日にでも,検索サイトからハシゴして接続料の公開情報を検討してみようかな‥‥と思っています。 ありがとうございました。00-11-15 20:58