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プレッジ(ジャック・ニコルソン主演)

こんにちは 2,3日前にTVでやっていたのを録画して見ました。 終盤になり緊迫したところで、犯人らしき男が車の事故で燃え現れず、 ニコルソンは女に捨てられ、アル中になり落ちぶれるというオチになります。 最後のオチを見て、なんだか、見てかなり損をしたという気になりました(笑) 犯人が女の子のいるところに現れて、事件が解決すると なにかまずいことでもあるんでしょうか? 一体この映画何を描きたかったのでしょうか???

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回答No.2

凄く自信ないんですけども。 この映画は「正義は必ず勝つ」というおとぎ話ではなく、「真実は必ずしも明らかにされるものではない」という現実世界の不条理を描き出しているのではないかと感じました。 以下ネタバレ含みますので、未見の方はご容赦下さい。 ↓ ↓ ↓ 真の主題は、ニコルソンの現役を退くことへの抵抗、悪あがきがなのかなと思うのです。 冒頭の被害者の親御さんとの約束だけならば、自殺したインディアンが犯人で良い。むしろ身内の方のためだけならば、そう思い込ませてあげるべきではないでしょうか。 「真犯人は別にいる」という直感も、熟練者としての勘というよりは「まだ事件に関わっていたい、隠居したくない」という思いの強さからという印象です。 最後の事故車男も、本当に真犯人かどうかは解りません。クリシーを呼び出したのは確かでしょうが、牧師の時と同様「妄想の真犯人」なだけかもしれなかった。 それでもその男が現れたら無理やり縛り上げて、「クリシーを守った、真犯人は捕まえた、めでたしめでたし」で終わったでしょう。 しかし人の愛情をも、自らの悪あがきを満たすための道具として利用し、クリシーを<エサ>としたニコルソンに「めでたし」は捧げられない。それ故のバッドエンドなのではないのかと思います。 そんじょそこらの作品とは違う、考えさせられる奥の深い映画だなと思いました。 映像もキレイでしたし。ショーン・ペン、やる男ですね。

hwy101
質問者

お礼

回答投稿いただき、ありがとうございます。 ご意見参考になります。 >最後の事故車男も、本当に真犯人かどうかは解りません。 まあ、そうかもしれませんね。 前半の半ばでニコルソンが殺された少女の祖母を訪ねるため、近所の店でおばさんに場所を聞きますが、 その時、焼死した犯人らしき男の顔(オリバー:リチャード・ギア風の髪型)が店の奥にいるのが 一瞬映っています(カメラのピントは合っていません。車を運転しているシーンでもギア風の後ろ髪が映っています) 終盤のところでこのおばさんが登場して、”オリバー、ヤマアラシのチョコはどこ?”と言っているシーンがありますが、 このおばさんが誰で、ましてやオリバーが誰か一瞬でつながった人なんて少ないと思います。 あれ?このおばさん誰だっけ?と思ってビデオを巻き戻してやっとわかりました。 この点がわかると、この男は殺された女の子がいつも来ている祖母の家のすぐ近所に住んでいた。 しかもオリバーは人気のないピクニック場に女の子を呼び出している、親に秘密だと言っている。 二人の女の子が『ヤマアラシ』をもらい、『魔法使い』と呼んでいた。 など、やはりオリバーが犯人じゃないでしょうか… そうなると、なんでニコルソンがああいうことにならなくてはならないのか 不条理に思えますし、囮につかったとは言え、 あの親子に愛情を抱いていたからこそ、 あんな風に落ちぶれてしまったんだし… などなど…こうやって悩ませるのが狙いか!ショーン・ペン(笑)?

その他の回答 (1)

  • Riverview
  • ベストアンサー率63% (227/355)
回答No.1

この映画の公開は2001年ですが、この映画を見たのはビデオなので、多分その翌年だったと思います。 ブラック刑事は犠牲者の母親に「必ず犯人を見つける」と約束します。警察を辞めた後も犯人を追いつづけ、犯行パターンから次の事件が起こりそうな場所にガソリン・スタンドを構え、犯人を待ちます。気持ちを寄せ合う女性も見つかり、あとは犯人を捕まえるだけだと期待しました。それなのに期待とは全く違って、潰れたガソリンスタンドの前で椅子に座って酒を飲みつづける、あの終り方に何ともやりきれない思いが残りました。 この映画を見てから3年近く経ちますが、未だに強い印象が残っています。ハッピー・エンドだったらこれほど心の深くまで染み込むことはなかったと思います。 全ての物語が「その後二人は幸せに暮らしました」で終らないことも理解できます。人生にも様々な物語があることも理解できます。しかし、こんな悲しい、やるせない物語を語らなければいけないのか、そんな思いが今も残ります。

hwy101
質問者

お礼

>こんな悲しい、やるせない物語を語らなければいけないのか、そんな思いが今も残ります。 そうなんですか、それはなんともつらいことですね。 そんな風に感じさせてしまう映画を作ったことを ショーン・ペンは理解しているんでしょうかね… ありがとうございます。

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