代表ではなくクラブの話だろうと思うので、それに限定して回答します。
確かに、怪我後は好不調の波が大きくなりました。特にフィジカルが落ちました。ただ、最後に所属したイングランドのボルトンと言うチームはロングボールを多用するサッカーだったので中田選手のように体が大きくない選手はやりづらかったというのもあろうかと思います。
しかし、何より重要なのは、引退した今、彼が所属したリーグはJリーグを除いて全てトップリーグだったということです。イタリア、スペイン、イングランドが世界最高峰のリーグであると言われています。中田選手はそこで活躍しましたから、世界的といってよいかと思います。ちなみに、話題になっているスコットランドはかなり下です(J2レベルのチームも散見されるという評価もあります)。スペインのオサスナの会長は、中村俊輔選手について「ナカタではないイタリアに居た選手」と語っていましたが、これは、スコットランドが欧州ではリーグとしての認識が弱く、かつ、中田選手の知名度の高さを物語るエピソードといえるのではないでしょうか。日本ではリーグレベルを全く無視した報道がなされるので、注意しましょう。
実際、中村選手もスペイン移籍を望んでいたようですし、小野選手も三大リーグでやらないと認めてもらえないと発言していましたから、上記の意味がお分かりになるのではないかと思います。
ある雑誌での各国ジャーナリストの評価においても、中田選手が一番知名度、活躍度があるということでした。独特のプレースタイルが広く知られていると評価されていました。日本にアンチ中田の存在がいるのを知って、悲しい、と他の国のジャーナリストが言っていたのが印象的でしたね。