• ベストアンサー

映画の銃撃について

『ターミネーター3』や『ダイハード』その他のアクション映画を観て、いつも疑問に思う事なのですが、銃撃戦で車のボディーや窓ガラス、家の壁などに弾痕がダダダダ…とつきますが、あれは本物の銃の弾で撮影しているのでしょうか?もしくは擬似弾みたいな物での弾痕なんでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.3

壁、地面、車のボディ等は事前にドリルで穴を開け、火薬を仕込み、地面なら電着コードを埋めておき、壁、ボディ等は裏側にコードを隠しておきます。発火は電流を流して行いますが、着火装置は一方の金属端子を個別の端子の上をサッと滑らせて電流を通します。見た目は鉄琴の音板をバチで滑らせるような感じです。現在はNo1さんのおっしゃるとおり、コンピュータ制御が主流で、スピードや発火場所を正確に指定することが可能です(これは推測ですが、例えばマシンガンやショットガンの弾着も個別に表現することが可能でしょうね) ガラス弾着は娯楽映画の初期からどうやったらよいか頭の痛い問題でした。大昔は見えない場所に火薬を仕込み「ガシャン」と壊したり、見えない位置から石やカンシャク球を投げたり空気銃で撃ったりと手を変え品を変えがんばっていましたが、60年代に空気銃でガラス粉を入れたカプセルを発射するという方法が考えられました。カプセル弾は血糊も入れられるので、例えば裸のシーンや、頭といった弾着が付け難い部位にも効果的に使われました。もちろん射手はプロの人間でないと危険ですが。このタイプにはナイフを発射する銃もあり、ナイフ投げなどのシーンに使われます。 最新のSFXについては詳しくないのですが、No1さんのおっしゃる方法だと、例えば「ヒート」の銃撃戦ではパトカーのガラス弾着ははっきり外向けにガラス粉が噴出していて、まさにそんな感じですね。。70年代なんかのカプセルを使用する弾着だと表面でガラスが散ります。 No2さんのおっしゃるとおり、実弾を実銃で使用することがありました。大昔はハリウッドにも撮影に使えるオートマティックが無く、人に当たる心配の無いシーンでは実弾を使用しました(ギャグニィの「白熱」とか)。 ある映画では主人公が海に飛び込んで、その後ろを軽機関銃の弾丸が水中を突っ切るシーンがあり、スローモーションだったので弾丸の形状まではっきり確認できました、日本でも新東宝の某映画でセミオートカービンを本当に撃っていましたしね、信じられナイ!今では同様のシーンを「プライベートライアン」ではCG合成なんかで作れますが、昔は命がけでした。 命がけといえば昔、宍戸錠さんが帽子を撃たれて帽子が吹っ飛ぶというシーンで、頭に火薬を仕掛けて撮影したそうですが、爆発の割りに帽子は飛ばず、頭はカリーヘアになってしまい(うぷぷ)、結局糸で引っ張って帽子を飛ばすことになり、ジョーは怒って「初めっからそうすりゃいいだろっ!」

ottiy
質問者

お礼

ありがとうございます。疑問だったところが全て分かりやすく理解できました!すごく詳しいんですね!しかも余談もあり、すごく楽しく拝見させていただきました。

その他の回答 (2)

  • JAJAKEN
  • ベストアンサー率39% (18/46)
回答No.2

#1のおっしゃる通りです。 補足ですが・・・(トリビア的なもの?) 昔は実弾で映画の撮影などしていましたよ。 (怖いですね~)

ottiy
質問者

お礼

ありがとうございます。あ~、実弾を使っていた時代もあったんですねー。リアルですねー!!

回答No.1

演技者やスタッフもいるのに実銃使うわけにはいかないでしょう...。死人やけが人が出ますよ。 壁の穴などは、予め開けておいた穴に火薬を詰めて元通り埋め戻しておきます。 ガラスの穴は、カメラから見えないところに火薬で小さな玉を打ち出す筒が仕掛けてあります。クルマの場合はたいてい車内から外に向けて発射するようになってるはず。その証拠に、ガラスの破片が車外に向かって飛び散ります。 これらの多数の仕掛けを埋め込んでおいて、手作業やコンピュータ制御で決められた順番に発火させます。 ガラスの場合、演技者が十分離れている場合は、外からパチンコで穴を開けることもあるようです。 蛇足ですが、爆発でトラックがひっくり返るシーンでは、車体下に金属の筒を取り付け、その中で火薬を地面に向けて発火させ、少ない火薬で効率よくクルマがひっくり返るようになってます。(炎や煙を出す演出用の火薬とは別に用意されます) 時々映画の画面にその金属の筒がそのまま映ってますから、よく観察してみてください。

ottiy
質問者

お礼

ありがとうございます。ガラスは車の内側から弾を撃ち出すんですね~。確かに外側に向かって破片が出てるシーンをよく見ますね。

関連するQ&A