一口に「センサー」と言ってもいろいろあります。何のセンサーでしょうか?
考えられるのは以下の3つですが...
■イメージセンサー
つまりフィルムの代わりとなる「撮像素子」のことです。D70はソニー製のCCDを使っています。これが傾いて取り付けられているなんてことになると重大な欠陥です。しかし、D70でそんな欠陥があるなんて噂は聞いたことがありません。
■AFセンサー
オートフォーカス(自動的にピントを合わせる)ためのセンサーです。これも傾いていたりすると大変ですね。これも聞いたことがないです。
■縦横センサー
カメラを通常の横位置に構えているか、それとも縦位置に構えているかを判別するためのセンサーです。これは撮影情報をファイルに記録するためと、液晶画面の再生時に縦位置で表示するためであり、そんなに重要な役割はありません。これに誤差があっても問題はないでしょう。
もしも3番目のことであれば気にされる必要はありませんが、1・2番目のことであれば、気になりますね。特に、「傾き」という表現が曖昧ですが、もしもそれが撮影方向に向かって垂直な傾き、つまり、右側は出っ張っていて左側は引っ込んでいる、という状態ですと、「片ボケ」という現象が起きます。つまり右側はピントが合っているのに、左側はボケているという具合です。
しかしNo.1さんの書かれているようなファインダーの傾きであれば、ある程度は仕方ないと思います。
■ペンタプリズムとダハミラー
現在のようなアイレベル一眼レフカメラは「ペンタプリズム」の発明によって可能になりました。つまりフィルム前のミラーによって上に向かって送られる像を屈折させて目の位置にまで持ってくるのです。しかし近年、鏡の組み合わせによって、これを可能にしてるカメラが増えてきました。これが通称ダハミラーと呼ばれるシステムです。
Nikon D70、Canon Kiss Digital、Olympus E300などの廉価版デジタル一眼はダハミラーを使うことによって、コストダウンと軽量化を実現しています。
※Pentaxの*istDのみが例外
ダハミラーの場合、どうしても取り付け精度の問題で、像がずれることがあります。Kiss Dでも同じ問題が取りざたされました。これはコストとのバランスですので、ある程度は我慢するしかありませんが、あまりにひどいときは、メーカーに送って調整または交換してもらうことになります。実は私もKiss Dを交換してもらいました。
とにかく、どのセンサーがどのように傾いているのか、出品者に「質問」されるのがベストだと思いますよ。
お礼
ありがとうございます。この問題のようですね。 私はスナップが主ですからそれほど問題になりませんが 中には影響の大きな方もいらっしゃるのでしょうね。 それにしてもこの程度の品質管理が東南アジアの製品の限界なのでしょうか。 ニコンというブランドの信頼度も低くなりましたね。