以前、外資系コンサルティング会社で働いていました。そこでプレゼンテーションに関するトレーニングがあるのですが、そこでいろいろ紹介されている本と、同じことを悩まれている人から聞いた話とで、私自身が「これだろ」という本が以下のような感じだと思います。
(既に知っていたら申し訳ありません)
(1) "say it with presentations"
(by Gene Zelazny, McGrawHill, 1999)
(2) "say it with charts"
(by Gene Zelazny, McGrawHill, 2000)
(3) "考える技術・書く技術 問題解決力を伸ばすピラミッド原則"
(バーバラ・ミント、ダイヤモンド社)
(1):
プレゼンテーション資料の作り方、プレゼンテーションの準備、をカバーしています。
(2):
プレゼン資料には様々なチャートやグラフが用いられるのですが、うまい使い方の核心を述べています。
例えば、縦棒グラフと横棒グラフの使い方の違い、は通常あまり意識されないのですが、使い方に違いがあるということを知りました。(私の勉強不足でした)
日本にもいろいろなチャートやグラフの使い方を掲載したプレゼンテーションの参考書があるのですが、単に「見栄え」をよくする、という感じで、本質的なところは述べていないと思います。この本はそれをカバーしています。
(3):
そもそもプレゼンテーションの構成を考える上での、「ものの考え方」「その伝え方・表現の仕方」について詳細に書いています。
プレゼンテーションに限らず、「問題解決思考」という本質的なトピックを扱っています。
人に自分の考えを伝達するのにあたり、「起承転結」では不十分、というのがポイント。
以上です。