ECC
Error Correcting Code
誤り訂正符号。通信回路を経由してデータをやり取りする場合に、通信回路の雑音や、信号の減衰が原因でデータに誤りが発生することがある。この誤りを発見し、訂正するために追加される符号または符号化手法をECCと呼ぶ。パリティービットやチェックサム、CRCなどの方式がある。
ECCメモリー
error checking and correction memory
エラーを自動的に訂正する機能を持つメモリー。高い信頼性を要求されるサーバーに多く採用されている。
従来のパリティーチェック機能を持ったメモリー(パリティー付きメモリー)は、エラーが起きたことは検出できても訂正することができなかった。ECCメモリーは、エラーを起こしたビットを特定して訂正できるため、実用性が大きく向上した。
ECCメモリーの欠点は価格が高いこと。最近はメモリーの信頼性が向上しているので、個人用のパソコンなら、ECCを持たない通常のメモリーでもまず問題はない。なお、300MHz以上のPentium IIは2次キャッシュにECC機能を搭載している。