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選んだパントーンカラーの色調を低く設定した場合、出力された色に問題はあるか?
Illustrator10を使っています。印刷する色は、白黒に1色パントーンカラーです。元のパントーンカラー100%の色ではなく、その色を選んだ後、カラーのポップアップウィンドで表示を58%に下げた色を使いたいと思っています。(現在使っているレーザープリンターで印刷された58%に下げたの色がよいと思ったからです) 58%に下げたままの色を使って印刷屋に出したら、出力された色に問題が出てくるでしょうか?それとも、その前にプリントした気に入った色に一番近いパントーンカラー(100%オリジナル)を選び直した方がよいのでしょうか?印刷屋はまだ決まっていません。
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アップル48さん、おはようございます。 結論から言って、「プリントした気に入った色に一番近いパントーンカラー」(パントーン以外でも特色はありますのでそれでも可)に修正し直したほうがよいと思います。 レーザープリンタでのインクののり方と、実際の印刷物でのインクののり方では、全然違います。レーザーで出力されたものは「そういう淡い色のベタで塗られたインク」に見えますが、オフセットで印刷されたその色は、「アミテン58%で、ぼやけた感じの色」に見えるのです。似て否なる質感となるでしょう。 4色印刷の場合ですと、4つのインクがそれぞれ他の色とまぜまぜになりつつのアミテンですので、アミテンそのものが目立つという事はないのですが、スミ100%と特色との2色では、白い紙の上に(コート紙ならなおさら)、スミベタのぱきっとした色に負けないように、特色の方もぱきっとした100%の色で仕上げたほうが綺麗です。それが淡い色なら、なおさら100%で、です。 例えば、どこかの旅行会社のチラシなどで、2色のものを、駅とかにありますので、行って見てはどうでしょうか。2色刷りのものを良く見かけますよね。それを見れば判るとおもうのですが、その特色の100%の色とアミテンの50%の色の質感って全然違いますよね、安い感じというか…。 また、文字をその特色に指定されている部分があるのであれば、なおさらです。アミテンの文字ほど、よみずらいものはありません。(太くてでかい文字なら、OKですが、小さくて細いもじなら、なおさらです) ただ、デザイン的に「わざと」アミテンを生かした「質感」にしたいとかなんとかなら、それもアリかと思います。 まったくの余談ですが、パントーンで色指定と言われていますが、安い印刷会社では、パントーンの色見本を見ながら、いんくをまぜまぜして、似た色を作って印刷~なんてこと、よくあります。色校正の時にはチップを持参で確認くださいね。 遅くまでご苦労様です、がんばってください。
お礼
詳しい説明と分かりやすい例をあげて答えていただきありがとうございました。勉強になりました。やっぱり新しいパントーンカラーを選んだ方がきれいに印刷されるのですね。色校正の時にチップの色と確認してみます。 遅くまで、とおっしゃってくれてありがとうございます。私は外国在住なので、作業をし質問をしたのは実は日中だったのです。