よく一般的に皆さんが自家塗装される場合、ラッカースプレーでの
塗装が多いようです。
ですがラッカーはそれ程強靱な塗装膜を形成することは出来ません。
ガソリンなんかがかかれば直ぐに溶けてきます。
そこでお勧めなのは、No.1の方も言われているように、クリアのウレタンスプレーで
仕上げることです。
勿論ベース塗料もウレタンの方が良いのですが、仰っている様な
>パールシルキーホワイト
と言う色はウレタンでの市販は無いものと思われます。
よってラッカー系の塗料で塗装し、最後の仕上げにクリアウレタンを使用すれば、
かなり強靱で艶が出るでしょう。
まず下地処理が大前提です。
もし、凹みや大きなキズがあれば予めパテで埋めておきます。
その後ペーパー掛けをします。
スムーズになれば、脱脂をします。
サーフェイサーで下地塗装をします。
サーフェイサーの乾燥後、軽く800番程度のサンドペーパーをかけます。
脱脂します。
希望色を塗ります。
乾燥させながら3層程度塗っていきます。
納得出来る塗装膜になれば、1週間程乾燥させます。
1週間後塗装状態を確認して、良ければクリアウレタンを吹き付けます。
※ちなみに希望色は特に艶が出ていなくても構いません。
艶を意識するよりは、平滑な仕上げになっているのかが重要です。
よく失敗する例は、艶を出そうと思って厚く塗りすぎて垂れることがあります。
そうなるとまたその部分をヤスリ掛けして、やり直さなければなりませんよ。
とは言ってもあまりザラザラの仕上げではいくらクリアウレタンを吹いても綺麗な仕上がり
にはならないので、あくまでも艶は無くても構いませんが、平滑な仕上がり
になる様にして下さい。
クリアウレタンはラッカーよりも塗りやすい筈です。
結構厚く塗れますので、艶も問題無く出るでしょう。
ウレタンの硬化後(ウレタンは揮発して乾燥するのでは無く、化学変化により硬化します)
コンパウンドで磨けばとても綺麗な仕上がりになるでしょう。
一つポイントをお教えします。
この時期やはりスプレーの出があまりよく無いので、予めスプレー缶を温めておけば
よいでしょう。
温め方はタライなどにお湯(40~50度)を入れそれにスプレー缶を入れれば数分で温まります。
スプレー缶を触ってみて、ちょっと熱いかな?くらいが丁度良いのですが、
あまり長時間温め過ぎると、破裂する危険もあるので、注意して下さい。
私の場合ですが、かなり手荒で、ガスバーナーで温めます。
ですが、危険なのであまり真似をしないで下さい…
※破裂すると言うのは高温状態が続いた場合に起こる現象です。
温まってから直ぐに使用するのであれば心配はいりませんよ。
それから、湯煎で温めた場合、水滴が垂れない様に布巾等で水気を拭き取って下さい。
参考URLを記載しておきます。ただしこちらではウレタン塗装はしていない様なので、
「クリア」と言っているところを「クリアウレタン」として参考にして下さい。
ウレタンスプレーは、オートバックス等のカー用品店で販売しています。
多少高価ですが、満足度は通常のラッカー仕上げの倍以上ですよ。